スイフトヘッドカバー 結晶塗装 完成

swift60 大変お待たせしました!スイフトスポーツのヘッドカバー、イタリアンレッドの結晶塗装で本日完成となります。最初の状態も紹介しますね。

swift10今回の部品は新品なのでご覧のように綺麗なシルバーをしているのですが、表面には塗装は勿論、アルマイト処理等の保護がされていない無垢の状態なので使っている内に酸化して見た目も汚くなってしまいます。ただ中々想像はし難いですよね。

road72 本件とは全く関係無いのですが、ロードスターのヘッドカバーも同じ様な感じで最初は綺麗なシルバー色でしたが、やはり表面処理がされていないので使っているうちにこんな感じになってしまいます。

尚、ホンダのヘッドカバーには一部「アルミに見えるけど実はシルバーが塗装されている!」という物があって、それならば表面が程されていますからこうはなりません。ただそれも剥がれていなければ、なんですけどね(でもホンダヘッドカバーのシルバーの塗装は意外と丈夫なんです。ただ結晶塗装の方は・・・)。

swift62塗装の主な目的は「美観」「保護」「識別」で、まさにその通りだと思います。

swift63 今回スイフトのヘッドカバーと一緒に塗ったHKSのヘッドカバーです。そちらは「日産FJエンジンの赤」という事で若干青黒くなっています。それぞれ単体で見ても余り違いは判らないのですが(塗っている人間でさえそうです)、こうやって並べてみるとよく判りますよね。

swift64近くで見るとこんな感じです。遠めから見ると艶消しっぽく見えますが実際は塗膜自体に若干の艶があるのが判ると思います。結晶塗装の塗膜の表面は尖っている訳では無いので砂埃やオイルが付いても濡れ雑巾で拭けば意外と取れ易く滑らかなのが判ると思います。勿論タオルが引っかかったりもしません(これは嫌ですよね・・・)。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げます。この度も当店をご利用頂き有難う御座いました!

スイフトヘッドカバー 結晶塗装 本塗り

swift55 こちらもお待たせしました!SUZUKI SWIFTのエンジンヘッドカバーの結晶塗装、無事本塗り完了しております。

現在こちらの日記で紹介しているヘッドカバーはこれ一個ですが、これ以外に業者さんから3個ご依頼頂いておりまして、結晶塗装は未だ根強い人気です。しかも来週にはさらに4枚入る予定でして・・・(恐)。

尚こちらの製品は新品で、最初は綺麗な銀色の状態でしたがそのまま塗っても塗装は密着しませんので、アルミ表面は燐酸で化成処理をして塗膜が密着するようにしています。燐酸を使わない場合はペーパーをネチネチと掛けるか(ただし素手だと皮脂が付くので手袋装着必須です)、或いはサンドブラストを行えば大丈夫です。

swift56 そしてプライマー塗布です。今回はこれとは別にHKS製のヘッドカバーを塗っていまして、そちらは「日産FJ系の赤」で承っています。

swift57 そして本塗り完了です。こちらはフェラーリのような鮮やかな赤でご指定頂いていまして、画像だと青く見えるのは蛍光灯による撮影時のホワイトバランスのズレによるものですので気にしないで大丈夫です。

swift58 その後140℃~170℃の熱を掛けて硬化させると塗膜にチヂミ模様が出来上がります。

swift59通常使っているSTANDOXの塗料は主剤と硬化剤を混合して硬化させる2液型のウレタン系塗料ですが、結晶塗装は1液のみで熱を加えて硬化させるメラミン系の塗料です。

結晶塗装用の塗料は恐らく伸縮率(硬化速度?)が違う2種類の樹脂を混ぜてチヂレ目を発生させているのだと思いますが、それだけに安定性に欠けるところがあるので綺麗に結晶目を揃えるには気を使います。最後の方に残った塗料は缶の中で巨大なチヂレでゲル化していたり、または使えそうに見えてもチヂレないまま終わる場合があるので注意が必要です。

今回は凸部研磨がありませんので、数日寝かしたら撮影して完成画像アップしますね。もう少々お待ち下さいませ!

スイフトヘッドカバー結晶塗装承ってます

swift10こちらは先日スイフトのフロントグリル&フォグカバーの塗装をご依頼頂きました方で、今回はこちらのヘッドカバーをご依頼頂きました。この度もご贔屓いただき有り難うございます!

御希望内容は「鮮やかな赤が良いので」との事ですので、イタリアンレッドの結晶塗装で承っております。

前回ご依頼頂いたフロントグリル等の部品はまだ車体に装着されていないとの事ですが、仕上りも気に入って頂けておりますようで何よりです。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。この度も当店をご利用いただき誠に有り難うございます!

スイフト樹脂製ヘッドカバー結晶塗装 完成

swift5.jpg26 こちらもお待たせしました!スズキスイフト用のプラスチック製ヘッドカバー、結晶塗装の赤で完成となります。こちらは鮮やかなイタリアンレッドの方ですね。

swift5.jpg27 樹脂製のヘッドカバーは今回に限らず今までも何個か塗っています。その後の経過を報告して頂いた時には特に問題は無かったようなのである程度の熱までなら大丈夫だと思います。まあそもそも温度が高いところの部品ですから熱で変形したらマズイですよね。

元の状態も紹介致します。swift17どうやら通常はエアークリーナーがあってこのヘッドカバーは見えない ようなのですが、今回エアークリーナーを変更したとのことでこれが見えるようになって塗装に至ったようです。

swift5.jpg28赤はパッと見が目立ちますからエンジンルームも華やかになりそうです。無骨な黒も格好良さそうですね。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げます。この度のご依頼、誠に有り難う御座いました!

スイフト樹脂製ヘッドカバー結晶塗装 本塗り

swift22こちらもお待たせしました!先日サンドブラストを掛けておいたスイフト用の樹脂製ヘッドカバーです。各部のマスキングも済ませておいたのでエアーブローをして本塗り開始です。

swift23プラスチックプライマーを塗ったら結晶塗装用の塗料を塗ります。凄く塗っているように見えますがまさに凄く塗っています。しかも通常の2液ウレタン塗料のようにコート間のフラッシュオフタイムは無く連続で塗っているのでここまで塗るのは結構勇気が要るのですが、ある程度塗り込まないと結晶目がしっかり出ないので必要なんですよね。時々失敗して全部剥がしてやり直しになるのはこういう事が理由です。

swift24あの状態から熱を掛けると塗膜にチヂレ模様が出て来て最終的にこんな感じに結晶目が出ます。ただ塗り足りない部分や塗りすぎた部分があるとムラが出来て汚い仕上がりになってしまうのです。熱を掛ければ勝手にチヂレ目が出てくれる塗料ではありますが全体の膜厚を均一に仕上げないと綺麗に仕上がらないので結構難しいんですよね。プレッシャーはかなり高いです。

swift25色はフェラーリのヘッドカバーに塗る時と同じ鮮やかなレッドとなっています。エンジンルームで映えると良いですね。

それではこちらも完成次第改めて紹介させて頂きます。もう少々お待ち下さいませ!