スピーカーベース(ピラーカバー)塗装 完成

speaker8 大変お待たせしました!自動車内装のピラーカバー、本日完成となります。穴の奥にツィーター(スピーカー)、表側にネット(網)のカバーが装着されるような感じでしょうか。

speaker9素材はPP(プリプロピレン)製のプラスチックで、 元々は未塗装で素地はザラザラとした梨地でした。この状態で見るとちょっと想像し難いかも知れませんね。最初の画像も紹介致します。

pillar7自動車の内装パーツは大抵がこういった状態だと思います。塗装をするのが前提であれば素地がツルツルした状態の方が良いのですが、コストを抑える為に「プラスチック剥き出しのまま」となるとこういった梨地やシボ模様があると未塗装の状態でも結構見れるのです。ただし塗るとなるとこれが邪魔になるので下地処理の為の費用が余計に掛かる訳なんですよね。

speaker10巷ではこういった艶々の黒を「ピアノブラック」と呼んだりするらしいのですが、私の居た塗装の業界では特にそういった呼び方はしませんしその定義も良く判りませんので御依頼の際は単純に「艶有り黒で」といった感じで構いません(伝われば何でも大丈夫です)。

それでは後ほど完成の御連絡差し上げます。この度も御贔屓頂き有難う御座いました!

スピーカーベース(ピラーカバー) 本塗り

speaker6 こちらもお待たせしました!車種はちょっと判らないのですが(伺っていなかったかと思いますが失念していたら失礼しました)、ドアの内側に付くツィータースピーカーの土台となるパネルですね。ドアミラーを外す場合にはこのパネルを外すとボルトが出てくる筈です(違っていたらすいません・・・)。

speaker7こちらは今までの御依頼同様「艶有り黒」での御指定でして、今回で確か3回目、依頼品数は5個~6個くらいになると思います。装着して楽しんで落着いた頃にまた何かやりたくなるというのはまさに当店の思うツボですが(笑)、まあそれだけ塗装は魅力的ですよね。何をやっても長続きしない私でも、これだけは死ぬまで続けたいと思えますからね。私の夢というか理想としては、いずれは現場だけをやりたいので、ある日突然サイトを全面閉鎖し、誰からも知られず連絡先を知るリピーターの方だけからの依頼でヒッソリと続けていければと考えています。ただしまだ20年は掛かりそうですが・・・今はその為の布石です(多分。笑)。

それでは完成しましたら改めて紹介させて頂きますね。もう少々お待ち下さいませ!

スピーカーベース(内装トリム)下準備

speake6こちらはドアミラーの内側位置に装着されるピラーカバー兼ツィータースピーカーのベースになるパーツです。元々はザラザラとした粗い梨地でしたが今までのご依頼品と同じく「艶々の黒」で承っています。

speake8梨地が粗いのもそうですが形もイビツなので研ぎ作業はやはりネチネチとしたものになります。濃色は下地の粗も目立つのでここが肝ですかね。

speake7最後は水研ぎ #600→#800で均します。素地が露出した箇所がありますが、本塗りの前にはもう一度プラスチックプライマーを塗布するので問題ありません。スピーカーが付く箇所もサフェーサーは塗っておらず素地がそのまま残っていますが上塗り自体はそこも塗るので同じくプラスチックプライマーを塗布してから本塗りを行います。

こちらももう少々お待ち下さいませ!

スピーカーパネル(ピラーカバー) 下準備

speaker4 こちらはツィーターが装着される内装ピラーカバーで、こちらも艶々で御依頼頂いておりますので現状のザラザラとした梨地を平滑にする為に下地処理を行います。他の部品と同じく#180→#240→#320の手研ぎで行います。

speaker5穴の部分は何かが装着されるようなのでここの塗膜を厚くするのは避ける為マスキングで行っています。最終的には一緒に塗りますので違和感の無い仕上がりになる予定ですからどうぞご安心下さい。

それではこちらももう少々お待ち下さいませ!

スピーカーパネル(ピラーカバー) 塗装承ってます

pillar7 こちらもリピーターの方でして(と言うか当店の場合は殆どそうです)、今回は内装のツィータースピーカーパネルの塗装を御依頼いただきました。この度も御贔屓頂き有難う御座います!

御依頼内容としては今までと同様「艶々のブラックで」との事で、ちなみに前回はオーディオパネルで、その前はメーターカバーなどの内装製品を御依頼頂いています。画像ありますのでちょっと紹介させて頂きますね。

audio18 こちらはもともとカーボンの製品で、表面は蛇のウロコみたいになっていた物です。

audio14その前に御依頼頂いた内装パーツで、確かこちらは特に大掛かりな下地処理はしていなかったと思います。

pillar8何にしてもこのザラザラとした梨地が先程の画像のようになる訳ですからちょっと想像付き難いですよね。と言うか逆に自家塗装を試した事がある方の方がこの辺(の大変さ)は判ると思います。

わたしも自家塗装は散々やりまして、他の事はある程度出来たとしても塗装だけは本当にどうにもならないと痛感したところがありました。また技術を得たとしても実はそれだけでは何も出来なく、やはり最低限の設備、そしていつでも塗れる環境を整えておく事が必要なのです。

ただこれにこそ多くの費用が掛かる訳でして、たかが小物の塗装だとしても必要な環境を整えるには抑えても数百万円、また自動車車体を扱う場合には数千万円以上掛かるのもザラだったりしますので(規模にもよりますが)、中々気軽に始める、と言う訳にもいかないんですよね。まあだからこそこれを仕事にしてしまった、という事でもあるのですが・・・。今はまさに夢のような環境に居られるという訳です(病)。