フェラーリ360モデナキー塗装 完成

 先日本塗りを終えていたフェラーリ360モデナの鍵です。

元々着いていた跳ね馬のエンブレムの裏側に接着剤(スーパーX)を塗り、

元の位置に貼付け、2日程寝かしたら完成となります。大変お待たせしました!

最初の状態も紹介しますね。

元々はシルバー色だった物に、「サンドブラスト処理→プライマー塗布→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった下地処理を行い、

フェラーリ純正色「ロッソスクーデリア」(カラーコード:263657)で塗装しました。

 クリアーは高品位なタイプの「クリスタルクリアー」となります。

 尚こちらの色はソリッドカラーの赤では無く、下地にシルバーを塗ってその上に半透明な赤を塗り重ねる3コート塗装となります。

 パッと見はソリッドカラーの赤に見えますが、光に当たると下地のシルバーに光が反射して明るい赤に見えます。

 側面はカクカクとした変なラインになっていたので、ペーパーを掛けて自然なラインに直しておきました。

それでは後程完成のお知らせメールを差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

フェラーリモデナ360鍵 本塗り

 先日サフェ入れを行っておいたフェラーリモデナ360のアルミ製キーです。その後#800で水研ぎをしてラインを整えました。

 若干アルミ素地が露出している個所があった為、スポット的にプライマーを塗布しておきます。

 尚、今回の塗色であるフェラーリ純正色「ロッソスクーデリア」(カラーコード:263657)は3コート塗装で、まずはこちらのシルバーを下塗りとして塗布します。

その上にこちらの隠蔽しない(透明な)赤を重ねます。ちなみにいつもテールランプで塗っているキャンディカラーのレッドとは違い、配合データ通りに原色を混ぜて作成しています。

穴の中を塗ろうとするとその周りだけ赤が濃くなってしまう為、先に周りをマスキングして穴の中だけを塗っておきます。

その後マスキングを剥がし、

透明な赤を塗り重ねていきます。

4コート程塗り重ねて色味が丁度良くなったらクリアーを塗って本塗り完了です。クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となっています。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

フェラーリ360モデナ鍵塗装 完成

ferrari71 大変お待たせしました!フェラーリモデナの鍵はロッソスクーデリア(カラーコード:263657)への塗装で完成となります。跳ね馬も無事収まりました。

ferrari48最初の状態はシルバーだったのですが、どうやらオーナー様自ら自家塗装されたとの事で塗膜の厚みが凄い事になっていました。ただそれにしてもよくエンブレムを外さずに出来ましたね・・・(外せれば多分上手く行っていたのではと思う次第です)。

ferrari_2削ってみると確かに凄い塗膜だったので結局全部剥がして、念の為跳ね馬が嵌る所に残った塗膜もサンドブラストで除去しておきました。

ferrari72 ちなみにこのロッソスクーデリアなる色は「シルバー→隠蔽し難い赤→クリアー」といった3コートのキャンディー塗装となります。画像だと上手く表現出来ていませんが、実物はキャンディー塗装特有の深みを感じられると思います。

ferrari74 全体的に歪んでいたラインも修正しておきました。変なウネリは消えましたので気持ちよく感じられると思います。

ferrari73ちなみにエンブレムの接着はエポキシでは無くセメダインスーパーXにしておきました。耐衝撃性が強くスワロフスキーを固定する時に重宝する接着剤です。普通に使っていて剥がれる事は無いと思いますが、次回再塗装する機会があっても今度はもう少しまともに外せるようになっていると思いますので安心して使って頂ければと思います。

今日は遅いので明日改めて完成のお知らせ(電話)差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

フェラーリ360モデナ鍵 本塗り

ferrari61大変お待たせしました!フェラーリ360モデナの鍵も無事本塗り完了しております。

今回ご指定頂いているロッソスクーデリア(カラーコード:263657)は3コートのキャンディー塗装なのでまず最初にシルバーを塗るのですが、うっかりそれを撮り忘れてしまいましたので昨日の塗料の画像を紹介しておきますね。

ferrari58シルバーは極少量白が入っていて、手前の赤は普通の原色にバインダー(樹脂)分だけを増やしてわざと染まり難くしています。ちなみにシンナーを入れるだけだと単に変な仕上がり(ムラやダマや艶引け)の原因となるのでそれはNGです。せめて直接トップコートのクリアーに入れる方がマシですが、それだと濃さの調整が出来ないので普通はやらないですかね。ボンネットの裏吹きとかでは重宝します(クリアーに直接パールを入れて2コートホワイトパールなんて方法もあります)。

ferrari62 で、本来はシルバーの上にそのまま赤を塗るのですが、多分普通に塗ってもこの穴の中に赤は入らないだろうと思って急遽マスキングシートを作って先に穴の中だけを塗る事にしました。

ferrari63 透過性の塗装(キャンディーカラー)で怖いのは部分的に濃くしてしまったり、塗りムラを発生さてしまうと最後まで残ってしまう=修正が出来ないという事で、多分今回も何の対応もしなかったら穴の中はピンクみたいな状態でお終いか、或いは上の画像のように「穴の周りだけ色が濃い」と言う事態になっていたと思います。まあ後者は有りえないので前者だったと思いますけどね。

ただ実際にキーホルダーとしてリングを付ければ穴の中は見えないので普通はそこまでは気にしなくて良いと思います。単に後で自分が見て後悔するだろうなぁ~と思っただけですので(笑)。

ferrari64 そしてクリアーを塗り、鍵の根元にはったマスキングテープを剥がして本塗り完了です。

ブツ切り部に貼ったテープはそのままだとクリアーと一緒に固まってしまいますが、塗って直ぐに剥がせば比較的綺麗に仕上がります。後でカッターとか入れるのは可哀想ですからね。

ferrari65 側面の膨らみもサフェ研ぎで整えておきました。

ferrari66後は窪みに嵌る跳ね馬のエンブレムがちゃんと入ってくれるかなのですが(笑)、一応先日の仮組みでは余裕がありましたし、今回の本塗りで使ったガンは口径の小さい物なので多分大丈夫だと思います。

ちなみに画像だと普通の赤に見えますが、実物はやはりと言うかキャンディー塗装らしく光に当たると透明感のある赤に見えますし、透かしてみた時の色はキャンディー塗装特有の深みを感じる事が出来ます。

それでは塗膜が完全硬化したら跳ね馬を取り付けて改めて紹介しますね。もう少々お待ち下さいませ!

フェラーリ360モデナ鍵 色作製~下準備

ferrari58 丁度色を作製する作業があったのでこちらも一緒に作製しておきました。

今回ご指定頂いている色はフェラーリ純正色の「ロッソスクーデリア」(カラーコード:263657)なる色で、まずシルバーを塗ってからその上にバインダー(樹脂)を増やして隠ぺい力を弱くした赤(普通の赤です)を塗るキャンディー塗装となっています。「シルバー→隠蔽力を落とした赤で下地を透き通らせ→クリアー塗装」といった感じで、赤は普通の赤なので一杯塗ればいつかはシルバーが見えなくなってしまいます。その辺がいつも使っているキャンディー用塗料との違いですかね。

ferrari59 そして先日塗っておいたサフェを研ぎつけます。最初は#600でガシガシ研いでラインを出し、その後#800で均します。

ferrari60そして念の為最初に外した跳ね馬を合わせてみました。中々良さそうな感じです(当たり前ですか)。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。新たなご依頼も大量に溜まってしまいましたのでそちらも早く紹介しなければならないのですが、もうどうにもなりませんでして・・・。どうかもう少々お待ち下さいませ!