BMW i7モール塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたBMW i7のモール塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

元々はこのように青い着色樹脂だった物に、

スズキ純正色の「チャンピオンイエロー」(カラーコード:ZFT)で塗装を施しました。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

一緒に御依頼頂いている前後エンブレムバッジとホイールキャップは先日最後の本塁も終えていて現在寝かし中となります。そちらも完成次第改めて紹介&ご連絡を差し上げます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

BMW i7モール 本塗り

先日お預かりしておりましたBMW i7のメッキモールに着いていたプラスチックパーツ一式です。一緒に御依頼頂いているエンブレム一式は先に枠だけをイエローに塗り終えています。

未塗装で青の着色樹脂、素材はPP=プリプロピレンです。#800相当で研磨足付け処理しています。

よく脱脂清掃し、エアーブローを行って埃を飛ばしたら、

プラスチックプライマーを塗って本塗り開始です。

まずは下色として、適当な白(今回はVW社キャンディホワイト)を2コート程塗ります。艶があるのはハードナーを添加しているからで、通常STANDOXの溶剤ベースコートには硬化剤を入れる必要はありませんが、ベースコートの膜厚が大きくなり過ぎるとクリアー中のハードナーが下まで浸透しきらないので、最初にこれを入れてサンドイッチするような感じですね(中研ぎがし難くなるのでイエローの最後の方では入れなかったりします)。

続けてベースコートのイエロー、スズキ「チャンピオンイエロー」(カラーコード:ZFT)で完全隠蔽させます。白で2コート、イエローで4コート、合計6コートといった感じです。

そして最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

この辺のパーツは問題無いのですが、先ほどの細長いモールは柔らかく曲がってしまうので、軟化剤を入れたフルフレキシブル仕様としています。

この後は60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、続けてエンブレムの中央プロペラ部分=扇状の水色箇所を同じくイエローに塗ります。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

BMW i7モール塗装承ってます

先日到着しておりましたBMW i7のメッキモールです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

現状はメッキモールに青いモールが装着された状態で、今回の御依頼ではこちらの青いモールを、スズキ「チャンピオンイエロー」(カラーコード:ZFT)の艶あり仕上げで承っています。

青いモールは爪が引っかかって停まっているだけなので、

裏側からそれらを起こしてあげると簡単に外せます。

素材はPP=ポリプロピレンで、青い色味は塗装された物では無く、樹脂自体に色を付けた着色樹脂となります。

艶消し仕上げに見えるのは、金型の表面をサンドブラスト等で細かいザラザラにし、それが転写されている為です。大きな凸凹では無く細かいサラサラとした質感なので、軽い研磨(足付け処理)のみで上塗りを行う予定です。

こちらのモールは爪だけでは無く両面テープが併用されている為に簡単には外せず、隙間からヘラを差し込んで低溶解の溶剤(シリコンオフ)を流し込み、

ヘラを貫通させるような感じでモールを剥がします。無理に起こそうとするとモールが変形してしまうので「ヘラで両面テープを横から裂く」と言うような感じですかね。ヘラでメッキが傷つかないようマスキングもしておきます。

残った両面テープと糊を綺麗に清掃しておきます。

と言う訳で塗装する部品が外れました。

また今回こちらのBMWエンブレム一式の御依頼も承っておりまして、ただ内容が複雑なのでこちらは別の記事で紹介させて頂きます。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!