RX-7(FC3S)テールランプ スモーク塗装 完成

 こちらもお待たせしました!先日本塗りを終えていたマツダRX-7 FC3Sの純正テールランプ塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

元々はこのような状態で、比較的程度が良さそうに見えましたが、実際に作業をしてみるとやはり古い物という事もあってレンズ全体に深い傷があり、フチの黒を塗り直す際に全体にクリアーを塗る下塗りを行って一旦下地を作ってから本塗りを行う事にしました。

濃さは「標準濃度」より少し濃いくらいで、以前施工したエクシーガのテールランプを参考にしています。

バックランプ部はスモークは入れず、ただし一緒にクリアーを塗っています。

 クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

 各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

深い傷もそうですが、以前施工したR31スカイラインのテールランプと同じ様にレンズ表面に細かいクラックがあって、ただそれも綺麗に払拭出来ていると思います。

下塗りをしてから塗らなかったとすると、こういった仕上がりには出来なかったと思います。

フチの黒い部分は水垢を落とすのに一緒に削れてしまいましたが、新たに塗った事で新車当時の状態を再現出来ているかと思います。

今回は比較的濃い目のスモークとなりましたが、スモークを薄くする事で以前施工したいすゞ177クーペのテールランプのように純正っぽく仕上げる事も可能です。

テールランプのフチに着いていたゴムは両面テープを貼り直し、そのまま着けられるようにしています(劣化が激しいので新しい物に変えた方が良いかと思い敢えて取り付けてはいません。恐らくここだけ部品が出るのではと)。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

RX-7(FC3S)テールランプ 本塗り

  先日下塗り~研ぎ作業を行っておいたマツダRX-7(FC3S)の純正テールランプです。

  バックランプ部分(クリアーレンズ部)はスモークにしないので、そこだけマスキングを行っておきます。

 そしてスモークを塗り重ねていきます。濃さはこの時のエクシーガテールランプを参考にしています。

近年良くみるクリアーカバータイプのテールランプと違い、この自体は底の浅い構造の為(内部に光が入り込む量が少なくなる為)、そんなにスモークを塗らなくても濃く見える傾向になります。

 スモーク濃度が決まったらバックランプ部のマスキングテープを剥がします。

通常ならこの時点でプラスチックプライマーを塗りますが、今回は既に全体にクリアーが塗られた状態なのでその必要がありません(足付け処理させされていれば塗料は密着します)。

 そしてクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

 クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

下塗りによって素地調整を行ったので、新品部品を塗ったのと変わらない仕上がりに出来ているかと思います。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。強制乾燥の場合、予熱(40℃15~30分くらい)を行ってから本乾燥(60℃40分)という事も出来るのですが(多分それが普通です)、昔私が働いていた集中センターのように次に使うのを待っている人などは居ないので、時間を掛けて塗膜中の溶剤をゆっくり抜いてあげた方が仕上がりが良くなります(ただし高湿度下だとクリアー中のイソシアネートと水分が反応してトラブルが発生する場合もあるので注意は必要です)。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

テールランプ等透過性塗装 下準備

 先日枠の黒い部分を塗って全体にクリアーでコートしておいたRX-7(FC3S)の純正テールランプです。

クリアーレンズ部は経年で劣化していた為か、クリアーを塗った部分が激しく艶引けしているのが判ります。

 ゴミが着いた箇所や深い傷があった部分を研磨して平滑にします。

 こちらは30系ヴェルファイアの純正テールランプです。

今回は中央に赤いラインが入る塗り分けとなり、それが隣り合うレンズとズレないよう注意してマスキングを行います。

貼っておくのはラインテープ(3mm幅)のみで、残りのマスキングは本塗り当日に行います。糊がくっつき過ぎて剥がれなくなる(糊残りを起こしてしまう)のを防止する為ですね。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

RX-7 FC3Sテールランプ 枠塗装

 先日清掃を行っておいたテールランプ等のレンズ一式です。

NDロードスター用のサイドマーカーは土台の黒い部分が食み出てしまっているのでこれをマスキングで綺麗に仕上げる事は難しく、なので一緒にクリアーを塗ってしまう作戦です。足付け処理もしておきます。

そしてRX-7(FC3S)の純正テールランプですが、

こびり付いた水垢を取ろうと足付け処理を行うと、フチの黒(塗装)も一緒に削れて無くなってしまう事が判りました。

新品だったら#1300程度で優しく研磨する事で残せますが、今回は#800でゴシゴシ擦ったのでこれは仕方ありません。

という事で先にフチの黒を塗り、一旦全体をクリアーで下塗りする事にしました。レンズ全体には経年による傷も多いので、これで下地を作ります。

 レンズ部分をマスキングし、プラスチックプライマーを塗布します。

続けてベースコートの黒を塗ります(スモークではありません)。

やはりと言うか残った黒は余り強い塗膜では無く、その上に重ねた塗料が吸い込まれるように艶引けしています(実際には吸い込んでいる訳では無くチヂレに近いです)。

 黒を塗り終わったらマスキングを剥がします。

本来はこのままスモーク塗装でも良かったのですが、そのままだと傷が残ってしまうのでサーフェサーの代わりに一旦全体にクリアーを塗って下地を作ろうという作戦です。

そしてクリアーを塗って下塗り完了です。

「純正のように!」という事であればこの時点で完成ですが、今回の塗装はあくまでも下塗りなので全体的にゴミも付いていて肌も悪いです(本塗りは事前に清掃や服の着替え、エアーブローの徹底など掛ける時間と体力が全然違います)。

塗り上がった肌を見ると凹んだ部分があるのが判ると思います。これらはレンズ表面にあった深い傷や経年よって発生するクラックで、今回はこれらを埋める為の塗装でもあります。

この後は一旦60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、再び足付け処理を行ってから次は本塗りとなります。チヂレのリスクがあるので二度焼きにしておこうと思います。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

RX-7 FC3Sテールランプ塗装承ってます

先日到着しておりましたマツダRX-7(FC3S)の純正テールランプです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

ご依頼内容はスモーク塗装で、バックランプ部(画像手前のクリアーレンズ部)にはスモークは塗らず、それ以外の部分にスモークを、最後に全体にクリアーでコーティングします。

フチの黒い部分や下側にあるリフレクターレンズ部も一緒にスモークに塗ります。

濃度については以前施工したエクシーガテールランプの濃さでご指定を頂いておりますのでそちらを紹介いたします。

この時は「標準濃度」としておりますが、現在では「標準濃度と濃いめの中間」くらいに位置する濃さとなります。これを撮影した時はノートパソコンの画面が明るめに設定されていたので実物より明るく見えていました。現在は一般的なディスプレイ(iPhone等)で見た時の濃さで調整しております。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーへの変更で承っております。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!