SHUREマイク塗装 完成

mic66 大変お待たせしました!SHUREのマイク、ラベンダー色で完成となります。

mic67 今回ご依頼頂いたのは本体の部分のみで、グリル(網の部分)は既存のシルバーそのままとなっております。2トーン配色が良い感じですよね。

mic6こちらが元の状態で、色が変わっただけで全然印象が変わったのが判ると思います。

mic68近々ライブでお使いになるとの事でして、自分好みのマイクならテンションも凄く上がりそうですね。周りの反応も楽しみです。

先ほど完成のお知らせメールも送っておきましたので、お手透きの際で構いませんのでご連絡頂ければ幸いです。

この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

SHUREマイク 本塗り

shure5 大変お待たせしました!SHUREのマイク、無事本塗り完了しておりますのでご安心下さいませ。クリアーはクリスタルクリアーへの変更有り難うございます!

色については「C30のM40くらいのラベンダー色」でご指定頂いていますので、画像はそれを元に簡易的に色を作成している所です。

sti3CMYKやRGBで色のご指定を受けた時に使っているのがPalettlesなるアプリで、数字を入れればその色が表示されるので色を作る時の目安にはなります。勿論印刷やグラフィックと塗料顔料では全く違う物ですが、私の今の仕事にはとても重宝しています。

shure6ちなみにちゃんとした調色ではちゃんとスプレーガンを使って色板を作成し、クリアー(またはそれ風に見える溶剤)を塗って艶を出して一回一回確認しますが、そうなると結構な手間と時間が掛かるので別途「調色費」が必要となってしまいます。こんな感じでスティックに付けて見るような方法であれば極短時間で済みますのでこれなら費用は掛かりません。今時車を塗る時にこんな方法で色を見る人は居ませんので念の為(居ません、よね・・・)。

shure8マイク本体の素材はアルミニウムですがこちらはアルマイトでは無く「塗装」なので下地処理は軽くペーパーを掛ける「足付け処理」のみで塗装は可能です。尚、本体は上と下とで分解出来る風なのですが、マイク部分と配線が繋がっているので外して塗る事はしません。ただそれぞれの部品がくっついたら困るので少しだけ隙間を空けておきます。

shure7 今回作ったラベンダーは殆どが白で構成されているのでわざわざ下塗りをする必要も無かったのですが(少しは違う気もしますがわざわざ用意する程ではありません)、今回一緒に塗ったエレクトロボイスのマイクが白だったので序でにこちらも塗っているという感じです。ちなみにそのエレクトロボイスのマイクはネーム以外であれば紹介してもOKだったのですが、その後新たに2本をご依頼頂きましてそちらは伏せて欲しいとの事でしたので一応最初にご依頼頂いた分も控えておく事にしました。ご了承下さいませ(しかし3本って・・・)。

shure9 そしてベースコートを塗布します。白の上なのでウェットに2コート塗れば隠蔽しますが大抵念のため一回余分に塗っておきます。白プラスラベンダーで合計4コートですね。

shure10そしてクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

今回マイク先端のグリル部分の塗装は行ないませんがそちらは明るいシルバーなのでこのラベンダーにも合うと思います。

それでは完成次第改めて紹介させて頂きますね。もう少々お待ち下さいませ!

SHUREマイク塗装承ってます

mic6先日到着しておりますSHUREのマイクです。この度のご依頼、誠にありがとう御座います!

御依頼内容は、マイク本体の黒い部分を「ラベンダー色に」との事で、ヘッドのグリル部分(シルバー色の部分)はそのままで承っております。

mic5 色については厳密な御指定は無いのですが、CMYKの「C30,M40くらい」と伺っていますので、iPadのアプリでその色を確認し、手元にある色見本帳から似たような色を確認してみます。

mic7普段使っているのは自動車用の色見本帳なので今回のような淡いパステルカラーのような色は殆どありませんから、その場合は以前塗料屋さんから頂いたsikkensの色見本帳を使ったりします。ここからSTANDOXの配合データが出せる訳では無いのですが、一般的な色見本帳のようにトーン別の色相カラーチャートっぽくなっているので今の仕事だと使い易いんですよね。凄く重宝しています。これの他にRMの色見本(カラーマスター)も持っていたりするのですが、意外とそちらは全然使う機会がありませんでして・・・。

mic8ちなみにPANTONEは顔料では無く染料で、下の台紙の白を透けて見させているような印刷ですからこれを塗装で表現するのはちょっと難しいです。白の顔料に染料を入れたりして試したこともありますが、やはりと言うか混ざり難いこと、またその後の「ニジミ」などに気をつけなければなりません。または3コートソリッドキャンディー塗装という手もありますが、上手く透けてくれなさそうでムラとダマが怖いですかね。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠にありがとう御座います!

SHUREマイク塗装 完成

shure2 大変長らくお待たせしました!SHUREのマイクの塗装、遂に完成となります。

今回のマイクは還暦のプレゼント用として企画された物で、これを贈られる方の社名ロゴやネーム、そして大好きな?サッポロ黒ラベルのパッケージを模したデザインで御依頼を頂きました。データ(デザイン)は全て御依頼者様自ら作成して頂きデータを入稿して頂きました。

shure3こちらに届いた時点でマイクの中身の部品はごっそり外されていましたので、もしかしたら御依頼主の方もこの業界のプロの方かも知れません(これの分解は気軽に出来るほど簡単では無い筈ですので・・・)。こちらとしてはやり易くて助かりました。画像だと見れませんが裏側にあるスイッチ部分の小さなプレートも同色で塗られていますのでご安心下さい。

shure4後はこれで贈られる方が喜んで貰えれば最高ですね(さすがにそれは大丈夫かと・・・笑)。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

SHUREマイク 本塗り

thure 大変お待たせしました!還暦のプレゼント用に企画されていまいたSHUREのマイクは本塗り完了しておりますのでご安心下さいませ。いやはや大変でした・・・(笑)。

thure1 色などは前もって作成していたのですが、いつ本塗り出来るか判らなかったので過度の期待を持たせてはと思い紹介は控えていました。こちらは円の外周になるグレーですね。

thure2 そしてこちらはサッポロ黒ラベルのパッケージの星を催したゴールドです。偉そうに言っていますが結局原色一色だけで何もしていません(苦笑)。使ったのは画像にも写るMIX806です。DUPONTだとAM86でしたっけ?(もうそろそろ記憶が・・・)。

thure3 ベースとなるキャンディーレッドが塗ってあるので(クリアーも塗ってあります)ロゴの塗装は順番がちょっと面倒でしたがとりあえずこんな感じに出来ています。ゴールドは発色を良くしたかったので下に白を塗って透かす感じのキャンディーっぽくしています。

thure4 そして先日作成しておいたデカール群です。この方法で無いとUVプリンターなどを使うのかも知れませんが、ズレ無く位置を決めるとしたら被塗物をセットする方が大変なので結局この方法の方が良い気がします。100個とかなら話は別ですがそれなら最初から当店には来ないですしね(量産向けの店ではありませんので・・・)。

thure5 そしてこんな感じでデカール貼り付け完了です。これだけでも結構大変でして、出来た時は感無量でした。そしてここから一夜置く事になります(笑)。デカールの貼り付けには一応それ専用の接着材を使っていまして(画像にあったマークセッターです)、ただもし乾燥が甘いと浮き上がってきたりしてしまいますから(と言うより「チヂレ」です)、さすがにここまで来て最初からは厳しいので念には念を入れています。

thure6 そしてクリアー塗布完了です。遂にこの日が・・・。

thure7この文字サイズになると塗装では難しいですが(当店では出来る術がありません)、それにしても下色が黒の上に「赤」や「白」を乗せてちゃんと色が残っているのは色を何層にも重ねてあるからで、特に赤は下に白が入っていますから黒の上でも問題なく赤のままで居られるのです。白の文字も綺麗に発色していて、これも一層だけだったら透けてしまってここまで綺麗にはっきりとは仕上がりません。MDプリンター様様です。

今回のデザインとデータの作成は御依頼者様自ら作成して頂き、ソフトの操作(恐らくIllistrator)もそんなに慣れていた訳では無いと思いますが、その苦労をしただけに完成品を見たら結構感動してしまうと思います。既に私は感無量ですので(笑)。これを受け取ってくれるサッポロ黒ラベルが大好きな恩師の方もきっと喜んでくれると思います(と言うコンセプトなのです。良いですよねこういうの)。

それでは完成しましたらまた紹介させて頂きます。もう少々お待ち下さいませ!