SURFACE3 下準備

surface2 先日よりお預かりしておりますサーフェス3です。実作業自体はまだ先なのですが色々検証はしていますのでちょっと紹介しますね。

surface4お客様からも情報を頂いたりしているのですが(有難う御座います!)、この製品を無傷で分解する事は難しいらしく、ただせめてこのスタンドになったフラップだけでも取れれば!と言う事でそれだけは試みてみました。パッと見はトルクスネジで普通に取れそうなんですよね。

surface4小さいトルクスネジ用などは、昔携帯電話の分解用として購入しておいたちょっと特殊なドライバーで大抵の物は取れるのですが、今回はそれよりも小さいトルクスネジなので新たに取り寄せる事にしました。

surface2ジャジャーンと、サイズとしては「T2」なる設定の極小トルクスドライバーで、iPadなどの電池交換で使われるらしいです。

surface3で、無事ヒンジのネジは外れたのですが、どうやらフラップの中央辺りで薄い板状のプラスチックが挿さっていてそれが外れません。可変する場所なので多少遊びがありますからもしかして強く引っ張れば取れるんじゃ?と思いがちですが、元に戻らなかった場合の事を考えると背筋が凍るので(既にこの時点で冷や汗が凄いです・・・)、結局もとの通りに戻してこのまま塗る方向で考える事にしました。まあ何もしないで「ああしておけば良かった」と思うのが凄くストレスなのでこれはこれでやっておいて良かったです。退路が無い方がある意味開き直って集中出来ますからね(い、胃が・・・笑)。

surface1ちなみにご指定頂いている色はこちらの二色で、ボディ全体を左のルノーの赤で、ウィンドウズのマーク(■が4つ並んでいるところ)は右側のローバーのゴールドとなります。ただしウィンドウズのマークは筐体をカットして下にあるメッキパネル?が露出した形になっていますので、対応方法としては別途カッティングシートでこのマークを作成し、それをゴールドに塗装してから最後に貼り付けます。

ちなみにカッティングシートの素材は塩化ビニール樹脂で、塗料との相性は悪くは無いですから大丈夫だと思います。注意する点としては、塗ってから切ると断面で素地の色(素材色)が出てしまうので、切って単体にしてから塗装する事ですかね。まあ塗ってから切る塗装屋は普通いませんか(笑)。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。どうぞもう少々お待ち下さいませ!

SURFACE3 塗装承ってます

surface1 紹介が遅れましたが先日到着しておりましたマイクロソフトのサーフェス3なるタブレット端末です。この度のご依頼、誠にありがとう御座います!

御依頼内容としてはシルバーの部分全体をレッドに、Microsoftのロゴマーク部分をゴールドで、最後に艶消しクリアーを塗っての艶消し仕様で承っております。

surface2塗装においてネックになるのが分解が全く出来ない事で、ただせめてこのフラップだけでも・・・と言う事で、普段は使わない(と言うか見た事も無い)T2のトルクスを入手して取り外しを挑んでみたのですが残念ながら至りませんでした。一応撮影はしてますのでそちらはまた後ほど紹介しますね。

surface7 そして当初はプリントかと思っていたWindowsマークなのですが、どうやらそこが抜きになって、内側にあるメッキだかミラー状になったプレートが見える仕組みになっていました。
オーナー様のご希望としてはここをゴールドにとの事なのですが、さすがに塗装だと難しいので(剥がれてしまいます)、今回はこれにピッタリ合ったカッティングシートを作製し、それを塗装した後に最後に貼り付けると言う方法を想定しています。どの道本体を塗る時にマスキングシートは作りますからデータを使い回せますしね。

surface5 端子やスイッチ部分もそうですが、ドックに挿した時に接点となる箇所なども全てマスキングで行います。

surface3このフラップは取れなかったのですが、オーナー様のご希望としては「とにかくシルバーの部分を全てレッドに」との事ですので、もう少し検証してどうにかならないかと検討してみたいと思います。

単に塗るだけならそんなに難しくは無いのですが、私的にはやはり「塗ったとは思えない」と言う程にはしたいので、何とか全面をレッドに、まるで分解して塗ったように見えるくらいの仕上がりにしたいと思います。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。まずはこの度のご依頼、誠にありがとう御座います!