UAZ-452バックランプレンズ塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたGAZ社UAZ-452のバックランプレンズ塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

当初新品と聞いていたのですが届いた物は小傷等があり、てっきり中古品かと思いきや、やっぱり新品だった!と言うような状態でした。

一回のクリアー塗装では傷が残ってしまった事、また2回塗った方が耐候性が上がるので2回分の塗装を行っています。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアー(とVOCエクストラクリアー)の仕様となります。

こちらの製品は劣化して割れてしまうとの事で、一回目の塗装では軟化剤を入れた仕様にしていますが、恐らく割れの原因は紫外線による劣化だと思うので、そんな事よりも今回の2度塗りした方が耐久性は(耐候性は)高くなっているかと思います。

各画像は画像の縮小以外は未加工となります。

樹脂自体が少し黄ばんだ感じです。耐候性の高いクリアーで塗るとこうなる傾向はありますが、そういうレベルではありません。

参考までに、クリアーを塗った透明アクリルの樹脂と並べて見ました。

四角いプレートにはクリアーが塗ってありますが、そこまで黄ばんではいないのが判ると思います(と言うかそれ単体で判るようなレベルではありません)。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度も当店をご利用頂き有難う御座いました!

UAZ-452バックランプレンズ 本塗り

先日一回目のクリアー塗装=下塗りを行っておいた、GAZ社UAZ-452のバックランプレンズです。その後何度かの熱入れを行って問題が無い事を確認し、二回目のクリアー塗装=本塗りを行います。

傷があった箇所にはクリアーが筆挿ししてあるので、それを研磨して平らに均します。

よく清掃し、マスキングをし直したら台にセットして本塗り開始です。

最初の下塗りでプラスチックプライマーを塗っているので今回は必要ありません。

直接トップコート=クリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

クリアーは高品位なタイプのVOCエクストラクリアーを使用しています。

こちらのレンズは経年でボロボロになって割れてしまうとの事なのですが、恐らくそれの原因は紫外線による劣化なのではと思っています。通常レンズ系にはPMMA=アクリル樹脂かPC=ポリカーボネートが使われるのが一般的ですが、もしかしたらこちらの素材はエポキシ系樹脂なのでは、と思う次第です。そう考えるとこの黄ばみのある感じも納得できます(それにしても今時考えられる事ではありませんが…)。市販のカーボン製パーツは透明な樹脂(ポリエステル樹脂またはエポキシ樹脂)が使われていますが、そのままだと紫外線でボロボロになってしまうので、商品の説明書きに耐候性の高いウレタンクリアーでの塗装を推奨すると記載してあるのはそういう事ですね。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

UAZ-452バックランプレンズ 下塗り

先日お預かりしておりましたGAZ社UAZ-452のバックランプレンズです。タイミング的に少し早いですが、今回同じような内容でTE47のレンズを塗装していたので、そちらと並行して作業を行っています。

今回の部品は新品との事なのですが、レンズ表面に小傷が幾つかあり、ただパテやサフェは使えないので、今回はクリアーの2度塗りを行う事で対応する事にしました。ですので作業自体は本塗りと変わりありませんが、今回は下塗りとなります。被塗面は#800~#1300で足付け処理をしてあります。

プラスチックプライマーを塗布し、クリアーを塗って下塗り完了です。

下塗りですがクリアーはクリスタルクリアーで、またこちらのレンズは数年でボロボロになってしまうとの事で、多少でも割れにくくなるよう軟化剤を添加してあります。

ちなみに今回の下塗り作業を行ってみた感じではPS=ポリスチレンのような弱い樹脂では無かったようで、もしかしたらエポキシ樹脂の可能性があります。普通こういったパーツにエポキシ樹脂を使う事は無いのですが、これの特性(デメリット)としては耐候性が低い傾向にあるので、そういう点では今回の塗装は耐久性を高められるメリットがあるかと思います。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させたら次は本塗りとなります。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

 

UAZ-452バックランプレンズ塗装承ってます

先日到着しておりましたGAZ社UAZ-452のバックランプレンズです。こちらのオーナー様は先日ヒョースンのテールランプ修理塗装をご依頼頂いた方で、今回もかなりマニアックな製品の塗装を承りました。この度もご贔屓頂きありがとうございます!

ご依頼内容はクリアー塗装のみで、どうやらこちらのレンズは使っているうちにボロボロになってしまうとの事で、少しでも割れにくいようにと軟化剤を入れての仕様で承っております。また今回もクリスタルクリアーへの変更で承りました。

UAZがどのような車両なのか判り難いかと思いますので、そちらも紹介します。

形状が特徴的なロシアの車ですね。

新品で購入した物との事ですが、既に全体少し黄ばんでいるので、紫外線に弱い素材なのかも知れません。

同じような内容では現在お預かりしておりますトヨタTE47のレンズパーツがありますので、そちらと並行して作業を行おうと思います。

前回ご依頼頂いたヒョースンのテールランプも紹介します。

こちらは褪色して割れてしまっていた物を、

修理して透過性の赤=レッドキャンディーで塗装を施しました。こちらのページからその他の画像が見れますので宜しければご参照くださいませ。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!