Z32シフトパネル クリアー下塗り二回目

 先日一回目のクリアー下塗りをしておいた日産フェアレディZ32の純正シフトパネルです。

その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させておきました。

クリアーはたっぷり3コート塗ってありますが、まだ下塗りは続くので容赦無く削っていきます。

ちなみにシフトパネルは平滑では無くお椀上=逆アールになっているので、凸凹を均しつつ元の形を崩さないように研いでいきます。面ではなくエッジで切っていくような感じですね。

細部を足付け処理し、マスキングをしたら二回目のクリアー下塗り開始です。一部に素地が露出しているのでプラスチックプライマーも塗布しておきます。

 一回目に比べて大分マシになったように見えますが、

まだ凸凹が激しいのであともう一回下塗りをしてから本塗りにいきたいと思います。

いや、あと一回でまともになるのか、ですが・・・。

Z32シフトパネル クリアー下塗り

 先日お預かりしておりました日産フェアレディZ32の純正シフトパネルです。

 部品の一部にクラックが入っていたので、研磨→プラスチックプライマー塗布→エポキシ接着剤を充填しています。

  裏側もひび割れに沿って盛っておきます。

その後接着剤が硬化したら#240~#400で研摩し、ウォッシュコンパウンド(液状研磨剤)とスコッチ、ナイロンブラシを使って細部まで足付け処理を行います。

その後良く脱脂清掃し、 プラスチックプライマーを塗布して、

クリアーを塗ります。

かなり凸凹していますが、これは元々艶が無かったから(梨地だったから)判らなかっただけで、違う樹脂を組み合わせて成型した物は大抵このような感じになっています。

ロジクールのワイヤレスマウスの「G」の部分もこれと同じような感じで、塗装をするとそれが余計に目立ってしまいますから、わざわざ下塗りを二回も行っている訳です。

この後クリアーが完全硬化したらもう一回~二回下塗りを行い、最後にスモークを塗って粗を目立たなくします。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

Z32シフトパネル塗装承ってます

先日到着しておりました日産フェアレディZ32の純正シフトパネルです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

ご依頼内容は以前施工した同型部品と全く同じで、判り易いようその時の画像を紹介させて頂きます。

元々はザラザラだった梨地に、クリアーで下塗りを二回行い、最後にスモーク&クリアー塗装を行っています。こちらの記事から他の完成画像がご覧いただけますので宜しければご参照くださいませ。

  一部には亀裂が入っていて、ただスモーク塗装を行うので殆ど目立たなくなるかと思います。

早速分解を行いました。爪がかなり厄介で、普通に外そうとすると割ってしまうかと思われますから、ご依頼の際にはそのままで大丈夫です(分解はサービスで、ただし破損等についての保証・補償はありませんのでご懸念の場合には予め分解されますようお願い申し上げます)。

裏側から見てみると、透明の透過パネルにもヒビが入っているのが判ります。透明なエポキシ接着剤で補強し、とりあえずこれ以上広がらないようにしてから作業を行おいうと思います。

よく見ると他の部分にもクラックが見られます。

 スライドするパネルは艶消し黒で塗装します。

 周りに貼ってあるスポンジもかなり劣化していますので、

同じ幅・厚みで、劣化しない素材(EPDMゴム発泡体)に変更しておこうと思います。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

SUBARU Impreza Shift Panel

スバルインプレッサの純正シフトパネルです。同じ部品でもご依頼内容には幾つか種類がありますので、今回はそちらを紹介したいと思います。

通常は中央部分がシルバーに塗られていて、塗装するのはその箇所のみとし、周りのシボ模様になっている部分はそのままとします。

尚、上の画像ではオーナー様自らシルバーの塗装をペーパーで削り落としていますが、こうする必要はありません。むしろ深いペーパー目が入ると別途下地処理費が必要となってしまいますのでご注意下さいませ。

 こちらは半艶黒仕上げです。

 こちらは艶消しの黒となります。

こちらは「艶ありの黒」でご依頼頂きました。

 他にはこういった純正の状態で全体がシルバーに塗られている物もあったりして、

こちらは見本としてお預かりしたAVパネルの端に塗ってある「ガンメタリック」の近似色への塗装と言う事でご依頼を頂きました。

 全体をガンメタで、またクリアーは半艶で仕上げています(右のパネルは純正のままとなります)。

インプレッサシフトパネル塗装こちらは半艶の黒で、

こちらも半艶の黒です。

こちらは艶ありの黒となります。

 こちらはスバルでは無く日産フェアレディZのシフトパネルですが、こういった物でも、

薄いスモークとクリアーを塗装する事で、イルミネーション部の透過を残したまま艶のある仕上がりにする事も可能です。

塗装は工夫次第で違った表現にする事が可能なので、色々と想像を膨らませてお好みの仕様をご検討頂ければと思います。

Z32シフトパネル 下塗り2回+スモーク塗装 完成

z3223大変お待たせしました!フェアレディZ32のシフトパネルの塗装、本日完成となります。

z3224 元々はザラザラとした梨地のプラスチック素地でしたが、これを艶々に、さらに文字は残しつつ深みのある黒にという事で若干のスモークを入れています。プラスチック素地にクリアーを塗っただけだとちょっとグレーっぽいんですよね。

z3225大変だったのは成型時の歪みの除去で、今回で完全に取り除けている訳ではありませんが(さすがにパテじゃないと無理かと・・・)、「クリアー塗布→完全硬化→研ぎ出し」の下地作業を二回、本塗り分を含めて3回分(3個分)塗っていますので良い感じに仕上がったと思います。まるで透明なカヴァーパネルを一枚重ねたような感じでしょうか(それよりも綺麗だと思いますが)。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げますね。この度のご依頼、誠に有り難う御座いました!