工場移転計画がいよいよ現実的な事になりそうなので色々と機材を集めています。と言っても実はまだ物件の契約もしていないんですけどね。完全にフライング気味です(苦)。
塗装を行う上で最も大切なのは「環境」でして、恐らくこれは技術以上に必要な物では無いかと考えています。技術面は作業者の経験や作業時間でカバー出来る事ですが、設備だけは気合とかでは全くどうにもなりませんので。
塗装に掛かる費用として、実は技術の上手い下手は余り関係ないと思っていたりします。費用の算出費用自体が「時間工賃」という事なので、これは下手なりな仕上がりでも料金はちゃんと発生してしまうと言うシステムなのです。逆に上手く出来て良い事としては仕事がちゃんと集まってくれると言うところでしょうか。同じ費用で仕上がりが良ければ当然そちらを選ぶのが常識ですので。
その他で費用に関わってくる事といえば「設備」と「材料」と「時間」で、塗装費用が高くなってしまうのは主にこれらが大きな理由だと思います。塗装は単にコンプレッサーとスプレーガンと塗料材料があればそれで仕事が出来るという事では無いのです(まあ出来ない事は無いですが仕事は無くなるでしょうね・・・)。
材料はやはり高い物は良く出来ていると思います。「打てば響く」とはまさにこれの事かと思う次第です(笑)。
そして「時間」ですが、やはりこれは使えば使っただけ良い物に仕上がる所はあると思います。ただし掛ければ掛けた分工賃が高くなってしまうのであれば単なる自己満足にもなりがちなのでその辺のバランスが必要ですかね。私的には効率良く出来るところは早く終わらせるようにし、余った時間で使いたい所に使えるようにしたいと考えています。
で、画像のものは休み中に自宅に届いた山積みの製品は蛍光灯のユニットでして、これは塗装ブースにする場所の照明として使う物です。埋め込みタイプの物なので一基7万円くらいする品物ですが、幸いにして新古品で安く買う事が出来ました。全部で10基、一個辺り13キロもあるのでこれだけで130キロです(送料が大変でした・・・)。同じ様に一灯タイプの埋め込み型ユニットも後日届きます。とにかく作業場が暗いのが本当に嫌いなので照明関係はしっかりしておきたいところです。明るい現場なら作業効率も上がる筈ですしね。
200Vの電源も全部任せるとお金が大変なのである程度は自分で引くようになるかと思います。ブレーカーは新品を買うと一個数万してしまうので纏めた数を中古で購入しておきました。ああでも電気工事は免許を持っていないとやっちゃ駄目なんでしたね(苦笑)。
という事で、人任せにしているとあっという間にお金が消えていってしまうので、出来る事は自分でやりつつ、どうしても割けない費用についてはふんだんに注ぎ込んでいきたいと思います。まあ塗料や工具などは一通り揃っているので最初に始めた頃に比べれば全然楽ではあるんですけどね。ただそれでもBMWの5シリーズが新車で買える程のお金は出ていってしまうのですが・・・(怖)。
ちなみに実は未だに融資の審査は下りていませんでして(苦)、どうやらこれは「運転資金」という名目だと審査は厳しくなるようです。かといって設備機器での融資の場合は買う物が確定しないと申請出来ないので(申請した物と違う物を買うと全額返却&ブラックリスト入りらしいです)未だ何も動けないというところなのです。これだから小企業はいつまで経っても先行投資が出来ませんから景気の回復とか難しいですよね。まあ個人事業では信用も無いので仕方無いといえばそれまでですが(苦笑)。