日本で一番最初に咲く桜

先日の大雪では多少なり通勤に影響がありましたが、体調自体はすこぶる良くなったのでその後は普通に徒歩で通勤出来るようになっています。

 もう殆ど雪は溶けてしまっていますが、気温が低いので一部はアイスバーン化したりと、自転車で走るのにはちょっと危ない感じですかね。しかも明日は記録的な寒さになるのだとか・・・(恐)。

 と言う事ですが、帰りにいつもの池上本門寺に寄ると、桜の樹の様子がいつもとちょっと違っているような・・・。

おおおお・・・。

境内にあるこちらの樹は河津桜で、そう言えばもうそんな時期なんですね。

それにしても随分と早いなぁと思いきや、去年の昨日は既にほぼ満開になっていたみたいで、むしろ今年は遅いようです。しかしそんな気は全くしないのですが何故でしょう・・・。

来週には満開の桜が見れそうで、今から楽しみですね!

サーモス塗装(模擬)ワークショップ②

サーモス塗装(模擬)ワークショップ①

先日に引き続き、当工場に遊びに来られた塗装屋さん二人と行ったサーモス塗装の模擬ワークショップの内容を紹介したいと思います。

 アートトイペインターのGUNさんは、サーモスにご自身のブランド「BLACKRABBiT」のロゴを塗装で入れたいとの事で、自前で作成したIllustratorのロゴデータを持って来られました。

それを実寸で作成したサーモスのイラストに合わせ、サイズの調整と確認をします。

 先程のデータを基にカッティングプロッターを使ってマスキングシートを作製します。

塗装しておいたベースコートのライムグリーンの上に、先ほどのマスキングシートを貼り付けて貰いました。

 もう一方のG-SHOCK塗装屋さんはと言うと、こちらのロゴは塗装では無く,ご自身で作成したデカールを持ち込んで来て頂きました。当店と同じくALPSのドライプリンターを持っているのでまさにガチ勢です(笑)。

 今回使ったデカールは普段私が使っているメーカーのデカールとは違い、また使用しているインクリボンも私が持っていない物(赤味のあるイエロー)を使っていたりと、お陰様で色々と勉強をさせて頂きました。と言うか今回はワークショップを行った事で全く時間が足りず、余り深い話が出来なかったのが非常に残念です。

 デカールはこの後40℃20分くらいで強制乾燥させ、その間にGUNさんのロゴ入れ塗装を進めます。何だか忙しくて仕事みたいになって来た気が・・・(苦)。

 ロールマスカーを使ってロゴ以外の部分を養生し、まず白を塗ります。

ちなみにここでで使って頂いたガンはSATAのエアーブラシ0.3mmです。

 白が乾いたらマスキングテープを貼りつけ、ウサギの部分にブルーを塗ります。

ちなみにこの辺の色は在庫していた塗料をそのまま使っていて、白はVWのキャンディーホワイト、青は以前2トーンカラーに塗ったランチアのヘッドカバーの塗料を使っています。

普段の仕事では、2色目も厳密な色をご指定頂いた場合は「二色目割り増し」といった費用を頂いておりますが、今回のように「適当な青なら何でもOK」と言う事であれば在庫している色を使うので割り増し費用は必要ありません。むしろ在庫が減って助かります。

 ロゴ部分のベースコートが乾燥したらマスキングを剥がして、

 続けてクリアーを塗って貰います。今回はテストを兼ねているのでクリスタルクリアーを使って頂きました。

 ただやはりと言うかいつも使っているクリアーとは勝手が違うようで(と言うか全てが違いますので・・・)、今回は部分的に若干の垂れが生じてしまった模様です。と言うか「クリアーは2回に分けるので最初の1コート目は70%くらいの力で」と言っておくのを私が忘れておりまして・・・(申し訳御座いませんでした!)。

 その間にジオン軍デカールの強制乾燥が終わりましたので、続けてこちらもクリアーをコートをして貰いました。

尚、クリアーのガンはベースコートと同じくIWATAのミニ低圧ガン、BAby SeriesのLPH-50、口径1.0mmです。以下の記事で紹介していますので宜しければどうぞ。

ワークショップ用スプレーガン

クリアーの硬化剤はMS5-25で、シンナーは2K10-20を15%を入れています。同じ2:1でも国産のクリアーに比べるとかなり重い(粘度が高い)と思います。

またクリアー自体のレベリング性能も良い為、今のように気温が低い時期だとちょっと部分的に塗り過ぎただけで垂れが生じてしまいます。普段塗装をしているとは言え殆どが初めての環境ですから、やはりと言うか今回部分的な垂れは生じてしまいました。

ただいつも塗装をやっている方でも普段と違う環境で上手く塗るなんて事は殆ど不可能ですので(私には無理です)、むしろ大きな問題も無く艶々に塗れたのはさすが!だと思います。

他にも画像があるのでもう一回に分けて紹介しますね。

アップしました!→サーモス塗装(模擬)ワークショップ③

雪の通勤路

 今日の東京は予想通りの大雪で、ただそんなに積もらなければカブで帰れるかも?とも思っていましたが、やはりと言うかこんな状況になってしまったので帰りは徒歩にする事にしました。

 ただこんな事もあろうかと自宅から長靴を持って来ての出勤だった為、帰りは少し寄り道をしながらいつもと違うルートを通る事に。

 京急蒲田近辺の工事は大分終わっていて、昔の吹き曝しだったホームの面影は殆どありません。お正月に川崎大師に行く時にここから乗って行ったのですが、ホームが余りにも長くなっていてビックリしました・・・。

 東京でここまで積もるのは珍しいですから、ここぞとばかりに結構至る所に雪だるまが作られていました。前回ここまで積もったのはもう4年も前なんですね。

 その後に通りかかったJR蒲田駅周辺の駐輪場も結構凄い事になっていました・・・。

風が強かった為か倒れた自転車に雪が積もり、ちょっとしたゴーストタウンっぽい感じが結構面白かったです。まるでフィルターの掃除をしていない塗装ブースの排気ファン、みたいな(笑)。

 東京工科大学前にある銅像の雪の乗り方が何だかどこかで見たようなフォルムに見えて、思わず「少佐あああ!」とか心で叫んでいました(判りませんか。笑)。

雪はまだ当分残りそうですが、明日は普通に晴れるみたいなので帰りはカブで戻ってこれそうです。

明後日まで雪が残っていたら、久しぶりに自転車で多摩川サイクリングロードを使った通勤にしたいですね~。

サーモス塗装(模擬)ワークショップ①

今日は日曜日なので休業日でしたが、少し前から交流のあるART TOY「BLACKRABBiT」のGUNさんと、主にG-SHOCKを専門に扱う塗装屋さんが当工場に遊びに来てくれました。遠路はるばる有難う御座いました!

この方たちについては以下記事で紹介しておりますので宜しければどうぞ。

小物塗装屋集合

また今回は丁度良い機会と言う事で、少し前から検討していた「塗装ワークショップ」の予行練習を手伝って頂く事にしました。当店でも何度か塗装しているサーモスを塗って貰おう!と言うアレです。

デモ用サーモス購入

 塗装ワークショップの流れとしては、

「色の作成→練習→ベースコート塗装→クリアー塗装」

と言った具合で、まずはSTANDOXの原色を混ぜて好きな色を作って貰います。

色の作成に関してはまずどういった色を作りたいかをお伺いし、当方がそれに合った原色を選んで渡しますので、参加者の方々にはそれを混ぜて好みの色を作製して貰います。

 この辺は聞かれた事のみアドヴァイスを差し上げますので、もう好きなように作って頂いて結構です。何か違った・・・!となったら作り直せば大丈夫です。

 色の作成はせいぜい2~3色を足すだけの作業ですが、これだけでもご両者とも凄く楽しそうでして、今日は本当に何よりでした・・・!(笑)。

 ちなみに今回の方々は塗装屋さんではありますが、普段使っているガンはエアーブラシなので、こういったタイプのスプレーガンを使うのは初めてとの事です。何故だか判りませんがこの時既に皆さん凄くハイテンションになっていました(笑)。

 一応最初は段ボールを使って練習し、慣れて来たらいざ本塗り開始です。

まずは最初に作った色=ベースコートの塗装です。

ちなみに今回使ったIWATAの低圧ガンですが、このガンはご両者とも以前から購入を検討されていたとの事で、今回の使用は丁度良い機会だった模様です。

と言う事でベースコートが完了し、十分にフラッシュオフタイム(乾燥時間)を置いたら次はクリアー塗装の工程となります。

ただし今回はご両者とも塗装経験者と言う事もあって、このままクリアーでは無く、持ち込んで頂いたIllustratorのデータを使ってのロゴ入れの塗装と、自作して持って来て頂いたデカールの使用テストも兼ねて貰う事にしました。

続きは後日改めて紹介をさせて頂きます。

アップしました!→サーモス塗装(模擬)ワークショップ②