RB26エンジンカバー 凸文字加工&塗装承ってます

皆様明けましておめでとう御座います。昨年も沢山のご依頼を頂き、またいつもこのサイトにご訪問頂いている方々にも大変感謝しております。たかが小物の塗装ではありますが、お陰様で自前の工場を構える事も出来ましたし、当店の塗装で喜んで頂ける方がいらっしゃるという事は本当に有り難い限りです。色々と不都合をお掛けすることもあるかと存じますが、今年もどうぞお付き合いの程、宜しく御願い致します。

rb267こちらは結構前にお預かりしておりましたスカイラインGT-Rのタイミングベルトカバーです。先日はわざわざご足労頂き有難う御座いました。またこの度のご依頼、誠にありがとう御座います!

いつもであればこれの他にヘッドカバーやプラグカバー、サージタンクなどエンジン周りのパーツ一式を「結晶塗装」でご依頼頂くのですが、今回はちょっと違って塗装自体はその他のパーツ同様の純正カラーの赤メタリックで、今回のメインとなるのはこの部品にある「RB26」の凸文字の「6」を「8」に変更する事で承っています。

この「26」なる数字はエンジンの排気量が2600ccと言う事を示している訳でして、恐らく今回こちらのエンジンは2800ccにボアアップをされているのかと思われます。それを示すべくこの数値を「28」に変更、という事ですね。普段は見えない所なのにそこにその費用を掛けるというのは常人には中々理解し難い所ではありますが(笑)、一生乗り続ける事が前提であれば早くやってしまった方がお得、と言う感じですかね(いや恐らくそんな勢いかと)。

ちなみに以前同じ様な施工は何回かやっていまして、その画像もあるのでちょっと紹介させて頂きますね。現場作業の無い正月ですから少し多めに画像も出してみたいと思います。

rb269 変更するのは「6」ですが、フォントの形としては「B」の方が近いのでこちらを元にして「8」を作る事にします。転写する方法はいつも通りの石摺りで行います。

rb2610 それを元にフライスで削っていきます。この時はTACさんに間借りしていた頃なので、作業でフライス盤をよく使っているブレーキ屋さんに御願いして削って貰いました。今回は自分でやらないといけませんね。

rb2611 と、こんな感じで荒削りが完了です。何個か作るならデータ化してCNCなどでカットして貰う方が効率的ですが数年に一回の頻度であればこのやり方の方がコストは安く済みますかね。屋内製手工業って感じで私的にも嫌いではありませんし。

rb2613そしてエポキシ系の接着剤で固定して完了です。

今までであればこの後の塗装は「結晶塗装」なので、貼り付けた文字の隙間は厳密に埋まっていなくても良かった(判らなかった)のですが、今回は通常の赤メタリッククリアー仕上げなので少しの隙間でも目立ってしまいますから、プライマー塗装後にはサフェーサーの塗布~研磨も行って仕上げる予定です。または8の周りのみパテ(またはサフェ)で済ませるかも知れません。どちらにしてもちょっと手間は多くなりますかね。「如何にも後から付けました」と言うのは格好悪いと思いますので・・・。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠にありがとう御座います!