先日本塗りを終えていたSHURE SM58ボーカルマイクです。その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させておきました。
まずはそちらをコシのある#800相当のフィルム状研磨副資材(トレカット イエロー)で均し、その後布状研磨副資材(アシレックスレモン)で足付け処理を行います。
グリルはペーパー等での足付け処理は出来ないので、ウォッシュコンパウンド(液状研磨剤)とナイロンブラシを使います。
SM58はグリップとカプセルの部分で可動するので柄はピッタリ合わせる必要がありますが、このままクリアーを塗ると固まってしまうので、塗装時には少し動かして隙間を空けた状態にしておきます。ただし空けすぎるとクリアーが入って固定位置が変わってしまうので塩梅が重要ですかね。
よく脱脂清掃し、エアーブローを行って埃を飛ばしたら本塗り開始です。
今回はこちらのガラスフレーク=STANDOX PP304を使います。顔料単体の状態ではパウダー状で、それに同社のベースコート用樹脂=MIX599を入れて塗料を作成します。
ぱっと見はホワイトパールで、実際従来のガラスフレークに比べるとパールに近いタイプとなっています。ただし従来のガラスフレークだと黒い粒が見えてしまうので黒系の暗色にしか使えず、今回のような明るい色にも使えるタイプといった感じですね。
この後は再び一晩自然乾燥させ、60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。
それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!