オデッセイライトガーニッシュ塗装 完成

odyssey10 大変お待たせしました!サイズを間違えて購入していたエプトシーラーも無事届き、オデッセイのメッキライトガーニッシュ、本日完成となります。何かの間違いで届かなかったら困るので念の為モノタロウとamazonで2個ずつ頼んでおきました。

odyssey11 貼ってあるスポンジモールは適当そうに見えますが実はちゃんと貼り位置の印もあって、各スポンジのサイズも元の通りにしてあります。最初の状態も紹介しますね。

odyssey1このスポンジモールも最初は大分苦労しましたが、こちらのパーツは今回で3回目なので大分慣れたと思います。最初にしっかりと仕様書を作っておいたのが幸いでした。

odyssey12 色はソリッドカラーの黒で、ホンダ純正色の「ベルリナブラック」(カラーコード:NH547)となります。

odyssey13 照明のお陰で綺麗に撮影が出来ていますが、実物はこれ以上に美しく感じられると思います。

odyssey14そもそも車体の新車塗膜は塗装屋から見て美しいと言う感じでは無く、事故などで修理する際に行なう補修塗装も綺麗に仕上げるのが目標では無く、元の通りに「復元」する事が基本となります。なので肌もツルツルにしたりしては駄目で、新車時特有の肌(これは車種ごとに違います)に合わせなければならなく、出来上がったそれも「美しく」なんて表現をするのはタブーと言うか、私的には間違いだと思っていました。

まあその辺が補修塗装をしていた頃の私のジレンマであって、今はそれが無いので結構気楽にやれていると思います。労働時間は相変わらず長いですが気苦労は全然違いますよ(笑)。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

オデッセイライトガーニッシュ スポンジ貼り付け

odyssey先日本塗りを終えているホンダオデッセイ用のメッキライトガーニッシュです。

塗膜が完全硬化したので最後の仕上げに裏側に貼ってあったスポンジテープを元通りに貼り付けます。

odyssey1ちなみに最初はこんな感じに貼ってあって、見た目がこれですからてっきり社外品かと思いきやホンダ純正品です。

通常裏側は塗らないので剥がさずにそのままと言う事も出来なくは無いのですが、今回の部品は元々装飾クロムメッキが施されているので下地処理の段階でこれが邪魔なのです。なので凄く面倒ですがスポンジテープは一旦全部剥がし、塗装を終えてから全て元の通りに戻すと言う事を行っています(勿論費用は頂いています)。

odyssey1が!どうやら間違えて違うスポンジテープ(エプトシーラー)を買ってしまっていた模様です。

odyssey2今回のメッキガーニッシュに使われているスポンジモールは、

・5mm幅×20mm厚

・10mm幅×10mm厚

・10mm幅×5mm厚

・10mm幅×15mm厚

の4種類(!)で、これの最後の「10×15」を「15×10」で買ってしまっていたのです!いざ貼ろうとして全く見覚えの無い物があってビックリした次第でして…。

と言う訳で新たに買い直し、明日にはこの材料が到着予定です。

大変失礼を致しましたが、どうかもう少々お待ちくださいませ!

オデッセイ メッキライトガーニッシュ 本塗り

odyssey4 先日メッキ素地用の下地処理~サフェーサー塗布までを完了していたオデッセイの純正メッキライトガーニッシュです。全体にガイドコートを塗布後、サフェ研ぎを行います。

odyssey5 最初は軽く#400の空研ぎで肌を落とし、その後#600→#800の水研ぎでラインを整え、最後に足付け処理用の布状の研磨副資材(アシレックスレモン)でペーパー目を均します。

アシレックスレモンは番手的には#800なのですが水研ぎペーパーと違って傷が深く入らないので最後の目均しに重宝しています。

odyssey6 裏側はサフェーサーは塗っていませんがプライマーは塗っています。裏側は最後にエプトシーラー(スポンジモール)を貼るのでよくくっ付くようこちらも綺麗にしておきます。

odyssey7 水を切り、よく脱脂清掃をしたら本塗り開始です。ちなみに最初は裏側全体にベースコートを塗布しています。

odyssey8 その後表側もベースコートを塗布し、クリアーを塗って本塗り完了です。

odyssey9色はホンダ純正色の「ベルリナブラック」(カラーコード:NH547)で、所謂一般的なソリッドの黒となります。

ちなみに今回は少し早いのですが同じソリッドブラックと言う事でムラーノのミラーカバーも一緒に塗っています。そちらの後ほど紹介しますね。

それではこちらは塗膜が完全硬化後、裏側を元の通りにエプトシーラーを貼り付けます。作業進行しましたらまた紹介しますのでどうぞもう少々お待ち下さいませ!

スポークカバー&ライトガーニッシュ サフェ入れ

peugeot10 先日メッキを剥がしておいたプジョーのステアリングスポークカバーです。今回は凹んだ文字部分を平滑にする作業も承っております。

一般的にはこのままパテを埋め込みたくなりますが、通常の塗装屋さんはそういう風にはしません。大抵後で文字の跡が出てしまからです。同じような理由で、10円パンチの傷にいきなりパテを入れたりする事もあり得ません(見たことはありますが…)。

peugeot11 凹み文字をサンダーで削り落とし、緩やかな傾斜を形成してパテを塗布します。

 

peugeot12 当初はエポキシパテを予定していましたが、思ったよりも凹みが浅かったのでポリパテを使いました。パテはイサムの柔軟性のあるバンパーパテで、単価はSTANDOXのPEストッパーよりも高いのですが、少量のチューブタイプなので使い易いのと、初期の発熱(反応熱)が少ないのが気に入ってます。ただその分しっかり熱を入れないと固まらない点で作業性は余り良く無いですけどね。

peugeot13 サフェーサーをウェットで6コート程度塗って完了です。

odyssey3こちらはオデッセイのメッキライトガーニッシュで、先ほどのプジョーのパーツはメッキを剥がしていますがこちらはそのまま残しています。ただし装飾クロムメッキの上には上塗りは勿論サフェーサーも十分には食い付かないので、それ専用の下地を作ってからサフェーサーを塗布しています。尚、密着剤の類は使ってません。

後日サフェ―サーを研磨して数日寝かし、タイミングが来たら本塗りを行う予定です。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

オデッセイ メッキライトガーニッシュ塗装 承ってます

odyssey 先日到着しておりましたホンダオデッセィ用の メッキライトガーニッシュです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

ご依頼内容はこちらをホンダ純正色の「ベルリナブラック」(カラーコード:NH547)の艶有り仕上げで承っています。

同じパーツは以前二回施工していて、参考までにその時の画像を紹介させて頂きますね。

odyssey41 単に塗るだけであればそんなに面倒ではないのですが、素地が装飾クロムメッキの為、そのまま密着剤等を使って塗ってもいずれ剥がれてしまうので、一旦はメッキ素地用の下地処理を行ってからの塗装となります。これがかなり面倒です。

odyssey1 しかもこのパーツは裏側にスポンジテープが大量に貼ってあって、メッキ素地用の下地処理を行う上でこれをそのままではとても邪魔なのです。

odyssey2使っているスポンジテープの種類も4種類くらいあって、同じ幅と高さの物をそれぞれ元通りに戻さなければなりません。

ただこれは以前作成しておいた作業内容書が見つかったので、後は材料(エプトシーラー)の在庫を確認しておけば大丈夫です。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!