オデッセイ メッキライトガーニッシュ塗装 完成

odyssey45 大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたオデッセィライトビームガーニッシュ 、本日完成となります。裏に貼ってあったスポンジモールは塗装前に全て剥がしてあるので同じ物を取り寄せて元通りに戻します。モールは3種類使われていてそれぞれ貼ってある位置が決まっているので結構面倒なのです(有料です)。一応判るように元の状態を紹介しますね。

odyssey18最初見た時は出来の悪い社外品かと思いましたが(すいません・・・)、れっきとしたホンダ純正品です。単に塗るだけならマスキングをして残す事も出来ない事は無いのですが、メッキが施された部品の場合は下地処理の段階でかなり派手な作業になるので一旦全部剥がしてから塗っています。

「極力費用を抑えた」という方は予めこれを全部剥がしておいて頂ければその分安くなりますが、ただ剥がすだけでもかなり大変だと思いますので私的には余りお勧めはしません。スポンジモールもその辺で売っている物ではありませんので・・・(ただモノタロウでは揃えられます。「エプトシーラー」で探してみて下さい)。

odyssey38こちらが最初の状態ですね。車体に装着された正面からの画像を見ましたが、ノーコメントで。

odyssey43 色は恐らくボディ同色の「ベルリナブラック」(色番号:NH 547)で、クリアーはクリスタルクリアーで承っています。尚仕上りのコースは【お任せ仕上げコース】でのご依頼ですので磨き処理はしていません。

odyssey42メッキの素地にそのまま塗装するならば艶々にするのは難しく(面倒では)無いのですが、メッキ素地用の下地処理を施して、普通にサフェーサーも塗っているので全体の研ぎ作業を行なっています。 なので中央丸い部分の内側は元々一部がザラザラになっていますがそこも艶々に仕上がっています。

odyssey44元々メッキだったパーツを塗装して、「どうもそれだけが飛び石傷が極端に多い気がする・・・」と言う場合は多分下地処理はせず、密着剤等の使用だけで直接色を塗っているので密着性が足りていない恐れがあります。が、費用を抑える為に判っていてやっているのであれば問題は無いと思いますので、例えばリヤのメッキエンブレムなどは飛び石被害は殆どありませんし部品代自体がそんなに高く無いですから、「剥がれたら交換すれば」という事であればそれで良いと思います(ただし当店ではお受け付けしておりませんが)。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

オデッセィメッキガーニッシュ 本塗り

vezel12 こちらもお待たせしました!ホンダオデッセィの純正メッキライトガーニッシュ、無事本塗り完了しております。

上の画像は先日塗ってあったサフェーサーを水研ぎしているところです。場合によってはこれを空研ぎだけで行う事もあって、この辺のやり方については作業者のケースバイケースによります。真冬は水が冷たいので空研ぎが好まれますが(塗装屋も人間ですので・・・)、ただ空研ぎのシステムはコスト高なので、今の暖かい時期は水研ぎが主流になっています。

ちなみにディーラーの内製工場の場合は作業効率優先なので材料費の心配などは全くせず(全くしませんでした・・・)、通常は1枚で使うペイントストレーナー(ろ紙)を毎回3枚重ねで使っていたりする塗装屋さんも居たりしました。今の私のやり方はクリアーの場合はストレーナー+吉野紙、ベースコートの場合は吉野紙二枚重ねが基本です。吉野紙は大きい一枚の紙を自分で切らないといけないのでその手間が掛かりますが、とにかく色の種類を多く扱うのでここでコストを落とす必要があるんですよね。

vezel13 そして最終脱脂を行って本塗り開始です。

vezel14 色はホンダ純正の「ベルリナブラック」(色番号:NH 547)で、いざ色を作ろうと思って配合データを見てみたら、こちらは特に混じりけの無い原色の黒そのままのソリッドブラックでした。ただ塗装工程としてはいつも通りで、ベースコート+クリスタルクリアーの2コートソリッド仕上げです。

vezel15 一部塗りにくいところがあるので、ベースコートの時点では最初に裏側を塗ってからひっくり返して表側を塗ってあります。

vezel16車体の補修となると「新車肌の再現」が重要になりますが、今の小物塗装だと単品の状態で美しい仕上がりが目標だったりしますので、とにかくクリアーは艶々に仕上げています。

そう言えば先日お納めしたSUBARU WRXのメッキマーカーのオーナー様からご感想頂いていますのでこの場を借りて紹介させて頂きますね。恐縮ですが判り易いように画像も併せて掲載させて頂きます。

wrx9「本日、商品を受けとりました。日記でも拝見しましたが、実物はもっと綺麗ですね。何だか車体に取り付けるのが勿体ない位です。色の濃さと言うか、光沢と言うかまさにボディーと寸分狂わず一致して、流石は、プロフェッショナルです。クリスタルブラックシリカ以外でもスバルの色使いって特殊で、塗装屋さん泣かせかと思いますが、この度は本当に有難うございました。」

との事でした。ただ色に関してはSTANDOXより配布されている配合データそのままですので私の功績では全くありません(笑)。それよりもメッキ素地の下地処理をしつつ凹んだ「WRX」のザラザラの部分を艶々にする方が結構大変な作業でして(笑)。ただ何にしても喜んで頂けて私もうれしいです。こちらこそ有難う御座いました!

尚こちらのオデッセイメッキガーニッシュは完全硬化後に裏側のスポンジモールを貼り直しますので、完成まではもう少々御待ち下さいませ。スポンジモール一式も購入済みです!

ホンダオデッセィメッキガーニッシュ 下準備

odyssey40こちらもお待たせしております。ホンダ純正のオデッセィ用メッキライトガーニッシュです。

裏側に貼ってあったスポンジテープ群は全て除去し、メッキ素地用の下地処理を施した後に、ウェットオンウェットにてサフェーサーを塗布しています。ウェット・オン・ウェットなる塗り方は、本来なら途中で熱を入れるべきところを、違う材料の塗料を一度に重ねて最後に熱を入れる、みたいなやり方ですかね。

ウェットオンウェットは塗料の組み合わせやタイミングなどを間違えるとチヂレやクラック、密着不良などを生じたりしますが、上手く利用出来れば途中での強制乾燥や足付け作業などの工程を大幅に減らせますし、完全に焼き切って艶々のまま(足付け処理をしないまま)塗り重ねるような塗膜とは全くの別物なので密着性は非常に良好です。バイクのガソリンタンクなどを全体にサフェーサーを塗った後、裏側だけを先にクリアーまで終わらせておくとその後の本塗りの時は台に置いて塗れるので、メインとなる表側だけに集中して作業が出来るのでお勧めです。

この後はサフェーサーを研ぎ付けたらいよいよ本塗りです。作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。もう少々お待ち下さいませ!

オデッセイ メッキライトガーニッシュ塗装承ってます

odyssey38 先日到着しておりましたホンダオデッセイ用の純正メッキガーニッシュです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

ちなみにこちらは少し前に同じ物を施工していますので今回が二回目となります。勿論前回のオーナー様とは別の方からのご依頼で、今回は「ベルリナブラック」(色番号:NH 547)の艶有り仕上げで承っています。一応参考として前回の完成画像紹介致しますね。

odyssey34  この時の色は「グラマラスモーブパール」(カラー記号 RP-47P )で、完成組み付け後の画像はこちらで紹介しております。宜しければご参考にどうぞ。

odyssey39裏側のスポンジテープについては前回と同じくこんな感じで、単に塗るだけれあればマスキングでも大丈夫なのですが、メッキ素地用の下地処理を行う上ではかなり邪魔になるので作業前に全部剥がして塗装後に新たなスポンジテープを貼り直します。有料になりますが相当大変ですので任せて頂いた方が宜しいかと思います。残った糊を除去するだけで相当に大変だと思いますので・・・。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

オデッセィのライトガーニッシュが装着されたようです

odyssey36 先日お納めしたオデッセイ用のライトガーニッシュが無事装着されたようで、オーナー様より画像とコメントを頂きましたので紹介させて頂きます。これだけ見てもどこを塗ったのか判らないと思いますので完成時の画像も紹介致しますね。
odyssey34  元々メッキが施されていた物をボディ同色に塗装しました。
odyssey37オーナー様から頂いたコメントは以下の通りです。
「昨日無事ディーラーで装着されましたので、報告の写真を添付させて頂きました。
RCオデッセイオーナーにしかなかなか分からない違いですが…。
 
日記中で、輸入品?という話が出ていましたが、これは国内で販売している純正アクセサリーです。ただし、メッキの製品しかありません。ディーラーではメッキへの塗装に難色を示され、また保証もできなくなるとのことで一時取り付けも渋られたのですが、ちゃんと取り付けてもらえました。
自分的にはメッキはNGでしたが、デイタイムランニングライトをどうしても取り付けたく色々思案しておりました。汎用品を格好良くうまく取り付ける方法がなく困っていたところ、貴社のホームページを見つけてメッキの上に塗装をして頂くことにした次第です。
おっしゃるとおり、控え目かつ純正品を用いてクオリティ高く仕上げたかったのですが、イメージ通りになりました。スポンジの貼り直しも含め、とても丁寧な作業をありがとうございました。」
との事です。いやはや有難いお言葉恐縮です。こちらこそ有難う御座いました!
それにしてもナンバー部分の画像処理がプロ級でびっくりしました(笑)。