マツダフューエルキャップ サフェ入れ

mazda20 こちらもお待たせしました!マツダのクリーンディーゼル用フューエルキャップも作業着手いますのでご安心下さいませ。まずはザラザラとした梨地の研磨からです。#120から始めて#240でフィニッシュです。

mazda21 素材は不明なのですが触れて(削って)みた感覚としては恐らくPA(ポリアミド=ナイロン)で、その特徴としてはとても削り難く、ポリプロピレン同様ヌルヌルとした感じがして如何にも塗料がくっ付かないといった感じです。

mazda22 と言う事で、塗料の密着性が悪そうな樹脂素材の場合は専用のバーナー(実際はガスの方が肝です)を使っての火炎処理を行ないます。樹脂の表面を溶かして何かしらの物質(恐らくは硝子珪素)を塗着させ、表面を親水性に変えるといった感じです。

mazda23プラスチック用プライマーを塗布し、続けて2液のウレタンサフェーサーを塗って完了です。サフェーサーはウェットで5コートとかなり厚塗りしているので直ぐに熱は入れず(ブクブクと膨れます)、一日自然乾燥させてから熱を入れるようにしています。と言ってもスタンドックスシステムフィラーは非常に安定しているので余程の事が無ければ大きなトラブルも起こらず安心して使えます。昔使っていたDUPONTのLEや関ペのJUSTは色々凄い事が起きたりしましたが今はどうなんでしょう(私的見解です)。

こちらは完全硬化後、サフェーサーを研いで本塗りとなります。どうぞもう少々お待ち下さいませ!

マツダフューエルキャップ塗装 完成

mazda19 大変お待たせしました!マツダのクリーンディーゼルエンジン用のフューエルキャップの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

mazda元々は未塗装のザラザラとした素地で、これを軽油のイメージカラーとなるグリーンに塗装し、さらに文字をグレーで入れています。

mazda17 磨き処理はしておらず、艶々に仕上がっているのは下地処理の段階で平滑に仕上げているからです。あのザラザラの素地に直接上塗りをしてもこうはなりません。

mazda18またクリアーは高品位なタイプのクリアー(クリスタルクリアー)を使用している為、塗膜の質感自体が高級に仕上がっています。実物は画像よりもっと凄いので、きっと給油が楽しみになるかと思います(セルフスタンドで自分で入れないと見る事は出来ませんが・・・。笑)。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

マツダフューエルキャップ塗装承ってます

mazda15先日これと同じ部品を本塗りで紹介したばかりですが、こちらはそれとは別で先日到着したばかりの案件となります。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

ご依頼内容はいつもの通りで、参考までに以前施工した時の完成画像を紹介致しますね。

mazda15元々素地がザラザラとした状態なので、まずは下地処理として「研磨→プライマー塗布→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった工程で平滑な素地に仕上げ、その後グリーンを塗ってロゴをグレーで塗り、最後にクリアーで全体を覆います。

ちなみにこういった色をしたシールなどのアクセサリーは色々と販売されているので、単に混油防止の為だけであればわざわざこれを塗装する意味は無いのかも知れませんが(と言うか普通は理解に苦しむかと・・・)、たとえ少数でもそうでは無いと思う方がいらっしゃいますので、お陰様で当店のような仕事も成り立っている次第です。いやはや有り難い限りです。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

 

マツダフューエルキャップ 本塗り

mazda10 先日下準備を終えていたマツダのCX-3 SKYACTIVクリーンディーゼルエンジン用のフューエルキャップです。

よく脱脂をし、エアーブローをしてホコリを飛ばしたら本塗り開始です。

mazda11 先日作成しておいたディーゼルカラーのグリーン色のベースコートを塗布し、自然乾燥させて十分テープフリーな状態になったらロゴを入れる準備をします。

ちなみにマスキングシートは改めて枠の曲線に沿った物に作り直しました。目視でアールに合わせるよりも最初からカットされている方が確実ですからね。最初からそうしておけば・・・(苦)。

mazda12 そして一階に戻り、予め作成しておいたグレーを塗布します。

mazda13 マスキングを剥がしてロゴ入れ完了です。

mazda14続けてクリアーを塗って本塗り完了です。クリアーは耐溶剤性も高いクリスタルクリアーに変更しています。

既に同じ内容で新たなフューエルキャップも届いておりまして、そちらはまた後日改めて紹介させて頂きますね。

それでは完成次第改めて紹介させて頂きます。もう少々お待ち下さいませ!

MAZDAフューエルキャップ 下準備

mazda6 先日サフェーサーを塗っておいたマツダのディーゼル用フューエルキャップです。元々は黒い未塗装な物を、混油防止の為に軽油のイメージカラーであるグリーンに塗ると言うご依頼になります。ディーゼルエンジンにガソリン入れたら大変な事になりますからね(と昔働いていたガソリンスタンドの所長に言われました。何でもホース類が全部遣られるので全取替えなんだとか・・・)。

ちなみに逆のパターンで、ガソリンエンジン車に軽油を入れた場合なら単に抜けば良いだけなので大丈夫らしいです。と言ってもガソリンタンクの中を全部出す必要はあって、しかも最近の車はドレンが無いらしいのでやはりと言うか大惨事だと思いますが・・・。

色は以前施工した時の画像を参考に、白と黒、黄色っぽい緑とレモンイエローの4色で構成しています。近々同じご依頼が入るので今回は色を多めに作成して取っておく事にしました(当初はまさかこんなに続くとは思っていませんでしたので・・・)。

mazda7 こういった樹脂製品は思った以上にウネリがあるので、サフェーサーはタップリ塗り、完全硬化後はガシガシと削ります。

また単にペーパーだけ当てて研いでもしっかりしたラインは出ないので、最初はかならず当て板を使って研ぐようにします。

黒い粒粒はラインの確認と研ぎ忘れ防止の為のガイドコートです。

mazda8 先ほどの画像では空研ぎ#320→#400である程度のラインを出し、その後#600の水研ぎでさらに細かいラインを修正して最後に#800(~#1200)で目消しを行ないます。

ちなみに全ての研ぎを空研ぎで行なう事も出来ますし、水研ぎで行なう事も出来ます。この辺は作業者の好みみたいな感じで、基本的には最短で完成形に到達する方法を選ぶのが普通です。

今回は空研ぎのみだと深いペーパー目が残り易いのとコスト的な事も考えてのハイブリッドな工法になっています。ちなみに金属素地が露出している場合には当然水研ぎはNGです。

mazda9今回はグリーンを塗った後にこれらのロゴをグレーで塗装しますので、以前作成したデータからマスキングシートを作成しておきます。

今週中には本塗りを行う予定です。どうぞもう少々お待ち下さいませ!