プレオの内装パーツなどのその後

preo14ちょっと前に内装パーツの塗装をご依頼頂いたプレオのオーナー様より装着後の画像を頂きましたので紹介させて頂きますね。上は施工前の状態です。preo15そして施工後です。一見すると白がクドく見得ますが、こちらはホワイトパールの艶消し仕様なので実際にはもっと落ち着いているかと思います。ハンドルのシフトスイッチのオレンジパールがアクセントとしてよく効いてますよね。

preo32preo33ウィンドウスイッチパネルは元々梨地の上にシルバーが塗られていたのですが、「研磨→2液ウレタンサフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった下地処理で平滑に仕上げてあるので艶消しでもスベスベとした質感になっています。触れた感触が全然違うかと思います。

ちなみにたった今オーナー様よりコメントのメール頂いたので紹介させて頂きますね。

「マットホワイトパールのパネルは見た目の高級感はもちろんのこと、指紋が付きにくく、光が
眩しく反射することなく、雨の日ドアを開けた際にパネルに水滴が付いても跡が残ることなく、
本当に完璧な塗装だと思います。(メーターもメリハリが出て見易くなったかと、、、)

強いて弱点を上げるとすると、ただならぬ高級感を感じるまでに二週間くらい時間を要するので初めて見る人にはこの良さが伝わらないところでしょうか(笑)

スイッチパネルですが、こちらも取付後の画像をお送りしますね。ゴツゴツした表面ではこの質感は得られなかったと思いますので、下地をしっかり整えてもらい大正解でした。(質感どおりスベスベですよ)

いつもきれいな塗装をしていただき有り難うございます。それではウエブサイトでの紹介楽しみにしていますね。」

との事です。画像も頂いてましたので紹介させて頂きますね。preo36塗ったパネルもそうですがスイッチも良い感じの艶具合ですね。

preo35リヤのナンバー灯カバーはキャンディーグリーンでご依頼頂きました。気になる結果は以下の通りです。

preo16イエローのナンバープレートと車体がほのかにグリーン味を帯びています。近未来的な感じがして面白い試みだったと思います。結構凄く色味が付きましたね。ちょっと心配になりましたが・・・(笑)。

わざわざ有難う御座いました!

 

プレオ内装パーツ塗装 完成

preo31大変お待たせしました!プレオの内装パーツとナンバー灯レンズの計6点、本日完成となります。本日夕方には発送可能です。

preo32内装パーツについてはホワイトパールを艶消しの仕上げで御依頼承りました。パールの輝きは艶有りに比べると劣りますがシットリとした上質な感じが表現出来ていると思います。パールと言うよりはシルクな感じですかね。

preo33ウィンドスイッチパネルはシルバーに塗られていましたが素地はザラザラとした梨地だったので、「研磨→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった下地処理で平滑に仕上げました。見た目もそうですが触れた時の質感は全然違うように感じられるかと思います。

preo34ステアリングスポーク部分に付くシフトのスイッチはオレンジ味のあるパールで艶々に仕上げました。「SHIFT」の凹み文字を残しつつ「+」「-」のロゴを入れる仕様でサイズは小さいですが結構手間は掛かっています。

preo35ナンバー灯は下に直接置くとグリーンが濃く見えますが、少し浮かせて光が入るようにすると薄いグリーンなのが判ると思います。どうぞ御安心ください。メーターパネルにあった微妙なラインも無事残せたと思います。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げますね。既にお支払いは頂いておりますので発送到着日時だけお伺い頂ければと存じます。

この度も当店を御利用頂き有難う御座いました!

プレオ ナンバー灯レンズ 本塗り

preo20続けてナンバー灯も本塗り完了です。先ほど紹介したプレオの内装と一緒にご依頼頂いた部品です。クリアーなレンズと言うよりはちょっと白く濁ったようなレンズで、今回はこちらをキャンディーグリーンで塗装承っています。

preo21そして本塗り完了です。「ミントグリーンのように余り濃くならないように」との事で薄いグリーンになるようにしておきました。

これでプレオ関係の全ての部品が本塗り完了となりました。それでは完成次第改めて紹介させて頂きますね。もう少々お待ち下さいませ!

 

プレオハンドルスイッチ 本塗り

preo6プレオのハンドルスイッチです。こちらも無事本塗り完了しておりますので御安心下さい。

上の画像は作業前に撮影した物をベースに「+」と「-」のロゴデータを作成したものです。ベースの画像がちょっと斜めになっていますがこちらは問題ありませんので御安心下さい。

「+」については良く見ると縦横の長さが微妙に違うんですよね。また端も丸くなっています。

preo22 サイズを測ってみると4.3ミリくらいでしたが元のサイズが小さいので誤差は大きくなりますから実際にプリントして確認します。

preo23 で、それを元にマスキングシートを作成します。当初はこのサイズだとカッティングは無理かと思ってデカールを想定していましたが、特に複雑な形ではないのでマスキングシートによる塗装で問題無かったんですよね。

preo24 そして表面を研ぎつけたらよく脱脂清掃して本塗り準備完了です。ちなみに既存の「+」と「-」はプリントではなく樹脂自体で色分けされているようで、これは使っていて擦り切れたりしないように配慮されているのです。黒電話のダイヤルと同じ造りのようですね。

preo25 そして色の調整です。ベースの色はルノーの「ジョンシリウス」(カラーコード:J37)ですが、今回はこれを元に少しアレンジを加えますので、まずベースカラー(グランドカラー)にオレンジを足してみます。ただしこれは余り意味がありませんでした・・・(苦笑)。元々濁った色に少量のオレンジを入れても彩度は上がらないんですよね。この方法で無理に足していくと色自体が崩れるので確認が出来た時点で止めました。

preo26 と言う事で弄るのはパールカラーの方です(低隠蔽をカバーするような3層パールになっています)。

オレンジ系のパウダーパールを少量入れ、さらに元々入っていたグリーンパールを増やします。光が当たった時にそれぞれの色相のパール感が強くなるような感じですかね。

preo27 かなり色が違いますがこれがベースカラー(グラウンドカラー)です。所謂「指定された下色」といった所ですかね。「最も効果的にパールカラーの隠蔽を助けつつ色相をずらさない為に配合された色」、といったところでしょうか。

preo28 そしてパールカラーを塗布したら十分に乾燥時間を設け、テープフリーな状態になったら先ほど紹介したマスキングシートを所定の位置に貼ります。これがまた大変でした・・・(3次元曲線の上に水平に貼るのは難しいのです)。最初の方の画像でマスキングシートが「3セット」用意されていたのはこういう事で、ある程度の失敗は想定しているので予め予備を作っておくのです。FBIシューティングとはここが違いますかね(FBIは予備の弾装を用意しないらしいです←浦沢直樹氏著書の「パイナップルアーミー」より。って判りませんか。笑)。

preo29 そして「+」と「-」を黒で塗装完了です。「SHIFT」の凹み文字も綺麗に残りました。

preo30後はクリアーを塗って無事本塗り完了です。

この程度のサイズならプラモデル用の卓上サイズの塗装ブースでも十分塗れそうですが、今回も使っている「クリスタルクリアー」はそれだとちょっと難しいところがあります。風速が弱い場所での塗装だと塗膜中に溶剤篭りを起こしてしまい塗膜表面に小さなピンホールの「ワキ」(発泡)を生じてしまうのです。ハジキに似た極小さな穴が開くんですよね。以前の勤め先では塗装ブースが貧相だったのでこれに随分と悩みました。

ちなみに現状でそれが出ていなくてもいきなり赤外線ヒーターを当てるとやはり同じ様な症状が発生します。なので塗膜表面は硬化させないように最初は低温から始め、塗膜中の溶剤分を十分に揮発させてあげから指定の温度(60℃~80℃)に上げます。「クリスタルクリアー」はこの辺がちょっとデリケートなところでして、どこでも気軽に使えるクリアーと言う訳では無いのです。対して通常使用の「イージークリアー」はこういったトラブルは少なく、逆に以前STANDOXに存在した超高級なクリアー「ラピッドクリアー」はもっとデリケートなクリアーでした。その代わり有り得ない程の使用感と高級感でしたけどね。

続けてナンバー灯も本塗り完了していますのでそちらも後ほど紹介しますね。そちらはちょっと遅くなるかもです。

 

プレオメーターカバー フード部塗装

preo17先日部品全体をマットホワイトパールに塗っておいたプレオのメーターパネルです。フード部分は元々プラスチック素地の黒だったのですが、そこをマスキングで残そうとすると見切りのラインが汚くなる可能性が非常に高かったので一旦全部をホワイトパールで塗ってしまい新たに艶消し黒を塗る事にしました。

preo18ちなみに表からのマスキングが完璧に見えても実はあれだけでは駄目でして、塗料ミストは風の流れや静電気によって平気で裏から回り込んでくるのでテープが貼っていない箇所にはミストが飛んでしまうのです。なので裏側も全体的に養生しておきます。

preo19そして艶消し黒で本塗り完了です。

こちらはクリアーを塗らない激安コースの仕様なので塗り終わったら直ぐに動かせますから続けて他のパーツを本塗りします。今回のプレオ関係のパーツでは塗装内容がそれぞれ違うので同時に塗装は出来ませんが連休前には完成出来る予定ですのでもう少々お待ち下さいませ!