BMW i7エンブレム塗装 完成

大変お待たせしました!先日フチの黒を塗っておいたBMW i7のエンブレムバッジとホイールセンターキャップ一式の塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

元々はこの様な状態で、

フチとプロペラ部分の水色を、

鮮やかなイエロー=スズキ純正色の「チャンピオンイエロー」(カラーコード:ZFT)で塗装を施しました。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

フチと扇部分同時に塗るのは難しかった為、

それぞれを別けて二回の塗装としています。

今回は既に他店で一度塗装をされているとの事で、その際の仕上りが悪かったらしく、新たな部品を御用意頂き当店への御依頼となりました。

またこちらとは別にメッキモールの青い部分も同じイエローでの塗装で御依頼頂いております。

塗装屋さんが見ても元々水色だったとは判らないような仕上がりにしています。

こちらは恐らくリヤトランクのオープナーの蓋となるパーツで、

こちらの部品と組み合わさるようになっています。

この様な感じで組み合わさります。

下に開いている穴は恐らくバックカメラが装着される部分だと思います。尚こちらの黒い部分は塗装はせずそのままとなります。

立てた状態で撮影してみました。

ディーラーの方が見てもまさか純正品だとは思わないのではないでしょうか。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

BMW i7エンブレム 下塗り

先日お預かりしておりましたBMWi7の純正エンブレム一式です。ボンネット&トランクバッジと、ホイールセンターキャップですね。

全体を軽く#800相当の布状研磨副資材(アシレックスレモン)で研磨し、続けてナイロンブラシとウォッシュコンパウンド(液状研磨剤)で足付け処理を行います。文字やラインの部分が凸凹しているのでアシレックスだけだと細部の足付け処理が出来なく、かといって無理にやると既存の塗膜を削って下地を露出させてしまうのでそれぞれを併用しています。

場所を工場二階に移し、マスキング作業を行います。

今回は中央のプロペラマーク部分=扇状の青い箇所と、エンブレム周りのフチをそれぞれイエローへの塗装で承っていますが、全部を一度に塗るのはプレッシャーが高過ぎるので(難易度が高くなるので)、今回はそれぞれを別けて行う事にしました。今回はフチからですね。

青い箇所以外を覆いつくす様にしつつ、無用に新たに塗る色=イエローが食み出ないように注意をしてマスキングを行います。工場二階のこの場所は手元を明るく照らせるので、細かい作業はここで行うようにしています(あと今の時期は寒くて指が上手く動かなくなる為)。

その後それぞれを手で持てるよう芯棒に固定し、よく脱脂清掃&エアーブローで本塗りの準備を行います。

フチの黒い部分はプラスチック素地なので、まずはその部分にプラスチックプライマーを塗布します。

そして最初に下色として白(VWキャンディホワイト)を塗布します。薄く2コートですね。

続けて鮮やかなイエロー、スズキ「チャンピオンイエロー」(カラーコード:ZFT)を塗布します。これ単体では隠ぺい力が弱く、無用に膜厚が大きくなってしまうので、先に白を塗ってこれを低減させます(ベースコートは薄い方が塗膜強度は高くなります)。

イエローで完全隠蔽出来たら、ここで一旦塗り分け箇所のマスキングテープを剥がします。

マスキングは境界線ギリギリに貼っていますが、こうやってみると多少元の青が残っている箇所があるので、この後そういった部分を虱潰しに修正していきます。かなり地味で時間が掛かりますが、こういう事の積み重ねこそが最終的に完成度の高い仕上りに繫がる感じだと思っています。まあ塗装の事が判らない(そこまで気にしない)社長が居たとしてそこで雇われの身だったとすると、確実に仕事が出来ない奴だと思われてしまいますが…。

各部のチェックが終わったらマスキングを剥がします。

現状扇状の部分は水色ですが、最終的にはここも枠と同じイエローにします。

そして最後にクリアーを塗って一回目の本塗り=下塗り完了です。

フチも綺麗に仕上がっていますが、この後再び全体を足付け処理し、もう一度クリアーを塗る事になります。ちょっと勿体ないですが継目が無いので仕方ないですね。

こちらのトランクバッジの外側はこれで終わりでも良いのですが、もう一度クリアーだけ一緒に塗ろうかと思います。

フロントバッジも良い感じに仕上がっていますが、この後もう一度全体を研磨足付け処理→中央プロペラの水色部分を同じイエローに塗って全体にクリアーを塗ります。

ホイールセンターキャップはサイズは小さいですが手間的には変わらないので大変そうです(ここまでの数を塗るのは初めてですので)。

この後60℃40分程の熱を掛けて硬化させ、次は残った扇部分をイエローに塗装します。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

BMW i7エンブレム塗装承ってます

先日到着しておりましたBMWi7の純正エンブレム一式です。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

御依頼内容はこのような感じで、イエローについてはスズキ「チャンピオンイエロー」(カラーコード:ZFT)の艶あり仕上げで承っています。

こちらはホイールキャップで、

中央扇状の青い部分と、フチもイエローに塗ります。サイズは小さいのですが作業的には大きい物と変わらなく、むしろ精度が求められるのでまあまあ大変です。

こちらは比較的大きいエンブレムで、

中央のプロペラ状のマークが分割されているので、トランクオープナーの役割もあるのかも知れません。

こんな感じで組み合わされます。

こちらも中央プロペラ状の青い部分と、フチの青メタリックの部分もイエローに塗ります。また中央円状の黒い部分は塗らずそのままとし、一番外側のフチの細い黒い部分はイエローに塗装後に改めて艶消し黒で元のようにします(後述するフロントエンブレムで判り易く紹介します)。

こちらはフロントボンネットのエンブレムと思われ、

こちらも青い部分をイエローにし、一番外側の細い黒いフチも一旦イエローに塗りますが、その後ここを艶消し黒で塗って元のようにします。この細い黒いフチをマスキングで残そうとすると仕上りが汚くなってしまう為、2回に別けて塗り直すようにします。

以前施工したBMWエンブレムを紹介します。

こちらのエンブレムも元はイエローの所が水色で、この時はポルシェ純正色のレーシングイエロー(カラーコード:L1S1)としましたが、今回はこれをさらに鮮やかなスズキ「チャンピオンイエロー」(カラーコード:ZFT)で承っています。

以前の施工画像を紹介します。

こちらはトゥアレグのブレンボキャリパーを塗った時ですね。

こちらはMTBのアルミフレームに塗装した時です。

こちらはランサーエボリューションのブレンボキャリパーに塗装した物ですね。

ちなみに今回のエンブレムは、一度他の塗装屋さん(恐らくは自動車板金塗装店)に依頼されたとの事なのですが、仕上りが芳しく無いという事で改めて当店への御依頼となりました。

実際このエンブレムの塗り分けはかなり面倒なので費用も安くは無く、ただそういった事もあってわざわざ当店を見つけて頂いたのでは、と思う次第です。

また今回は同車のモール一式の塗装も御依頼頂いていて、そちらは別の記事で紹介させて頂きます。

それでは作業が進行次第また紹介させて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

BMWエンブレム&フューエルキャップ塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたフューエルキャップと、BMWエンブレム3点の塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

 当初はこの3点だったのですが、

その後小さなステアリングバッジも追加で、合計4点で承りました。

フューエルキャップはこのようなデザインでご指定を頂きまして、

ベースカラーをBMW純正色の「ガルバニックゴールド」(カラーコード:C1P)で塗装し、

その上に今回エンブレムバッジに施した物と同じデザインのロゴをデカールで表現しました。

 また文字についてはここまで細いラインを塗装(マスキング)では施工出来ない為、

 今回は全てデカールでの施工となります。

尚、デカールの段差を目立たなくさせる為、本塗りをした後に一旦全体を研磨し、もう一度クリアーを塗っています。

そしてエンブレムバッジです。

元々青かった部分を黒に、

白かった部分をBMW純正のチタンシルバー(カラーコード:354)に塗装しています。

フチはマスキングをしてアルミ素地のまま塗らないようにしています。

 クリアーは全て高品位なタイプのクリスタルクリアーとなります。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

BMWエンブレム 本塗り

 先日下準備を行っていたBMWの前後エンブレムバッジとステアリングエンブレムです。

フチのアルミ部分をマスキングします。またこの場合普通のマスキングテープ(和紙タイプ)を使うと皺が出来るので、伸縮性のあるボディコンテープ(ニチバン)を使います。

 良く脱脂&エアーブローを行ったら、まずはベースクリアーを塗ります。

顔料の入っていないベースコート=ベースクリアーを塗る事で、これから塗る色(顔料の入ったベースコート)が馴染んでシャープな見切りにする為です。

場所を二階に移し、マスキングを行います。まずは周りの円部分から始めます。

その後扇状の形で一辺ずつ色を塗っていきます。

一か所が終わったらもう一か所と、これを4×3=12箇所行います。

 面倒なようですが、一度に塗ろうとすると仕上がりが悪くなるのでこうしています。

ベースコートの塗装が完了です。

この後マスキングを剥がし、気になった箇所を修正していきます。今回の場合だと4箇所くらいありました。

黒い部分はSTANDOX原色の黒(MIX571)、シルバーの部分はBMW純正のチタンシルバー(カラーコード:354)となります。

今までは1色だけでしたが、今回は初の2色となり予想以上に大変でした・・・。

 表面をタッククロス(粘着剤の着いた不織布)で吹きながらエアーブローを行って埃を取り除きます。

そしてクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

 クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーとなります。

二回目のクリアーを塗り終わったら直ぐにフチのマスキングテープ(ボディコンテープ)を剥がしてブツ切り部分のクリアーが馴染むようにします。

この後は一晩以上自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!