BMWオイルキャップ塗装 完成

bmw57 大変お待たせしました!長らくお預かりしておりましたBMW Mスポーツのオイルキャップも完成となります。お預かりしてからもう直ぐで三ヶ月になってしまう所でしたね・・・。

ちなみに今回の画像は3枚とも別々の場所で撮っています。上の画像は御依頼時に撮影する時のベランダです。完全に屋外ですね。

bmw58 (1) こちらは北側の窓ですが、既に日の位置が低いコントラストが強くなってしまってますかね。なので色々と場所を変えて撮ってみたのです。

bmw59こちらは入り口付近の一応南側の窓ですが、隣の家の日陰になるのでそんなに明るくはありませんが柔らかい光が結構良さそうです。もう少し明るく撮るようにしたら夕方での撮影は良さそうですね。

今回色を入れた凸部分は、元々の素地がキャップ周りと同様にザラザラとした状態だったので、クリアーを塗って仕上げた状態もそのザラザラ感は残ってしまっています。特に「M」のシルバーはそれによってちょっとギラつき感が強くなってしまっていますがその点は御了承下さいませ。本来であればこのザラザラを削りサフェーサーで下地を整えたい所ですが、そうすると凸の立体感が損なわれてしまうので今回はそのまま塗っています。まあ実際に装着されてしまえばそんなに気にはならないと思いますのでどうぞ御安心下さいませ。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げますね。この度もご贔屓頂きありがとう御座いました!

 

BMWオイルキャップ 本塗り

bmw50 大変お待たせしました!BMWのオイルキャップはつい先程本塗り完了しました。オーナー様から「ゆっくりで大丈夫です」旨のメールを頂いておりましたが、特に急いでやっている訳ではありませんので御安心くださいませ。こういった内容の仕事は作業する前に悶々とした期間が続いてしまうのですが、いざ作業着手すると結構楽しく作業出来たりするのです。ただ何故か胃液が逆流してくる感じは否めないのですが・・・(苦笑)。

bmw51 「M」については先日作成しておいたマスキングシートがあるのでそれを合わせて貼ります。色を塗る順番としては基本的にどれでも良いのですが、一番失敗しそうな所からやるのが作業の基本ではありますかね。何年やっていても自信満々で出来る事が無い訳でして・・・。

bmw52 まずは「M」のシルバーが塗り終わりました。イメージトレーニングを繰り返したお陰で比較的スムーズに出来たと思います。続けて「/」に入ります。

bmw53 今回の塗り方としては「一度にマスキングをして」と言うやり方ではなく一つ一つを別物として塗っていきますから、注意する点としては「プラスチックプライマー」を塗装するタイミングです。本来であれば一番最初にプシューっと全体に塗るのですが、それに上にマスキングテープを貼ると大変な事になりますので(簡単には剥がれなくなり粘着糊だけが残ります)、プライマーも一つ一つ塗り分ける事になります。勿論これを一回でも塗り忘れるとアウトですので(買い直しです・・・)気を抜けないところではありますが、もう体に染み付いたのでこの工程を忘れるという事は無いかと思います。硬化剤を入れ忘れて塗るのと同じくこうなったらもう引退ですかね・・・。

bmw54こんな感じで一色ずつ仕上げていきます。一度ベースコート(色)を塗った所にマスキングテープを貼るにはその塗膜が「テープフリー」(=テープを貼っても大丈夫な「乾燥」状態。「硬化」とはちょっと意味合いが違います)にならなければなりませんので、1色毎に20分~30分くらいの時間を掛けます。早く貼り過ぎて大変な思いをした事は塗装屋さんなら誰でもあると思いますからこの辺は嫌という程判りますよね。塗装は焦ってやるとロクな事がないと思います(せっかちな私としてはこれのせいで致命的なミスを何度もやってきましたので・・・)。

bmw55 そして4色完了です。この瞬間が一番不安且つ嬉しいところでもありますかね。まだ終わった訳ではありませんがとにかく一安心です。

そして続けてクリアーになるのですが、クリアーを色のついた部分のみに塗ろうとするとそれはもう大変な作業になります。ここから再度全部マスキングをしなければなりませんし、今度は数回に分けてといった塗り方は現実的ではありませんから一度に塗れるようなマスキングをしなければならないのです。今更それはちょっと有り得ませんよね。

なので今回はこの中心の丸い部分全部をクリアーで塗る事にしました。これであれば周りをマスキングするだけなので比較的簡単に出来ますし、何より見た目も宜しくなりますので。

bmw56そしてクリアーを塗って無事本塗り完了です。お待たせしました!元の質素な状態からすると随分と華やかになったと思います。

ちなみに黒い部分は色は塗っていないので(プラスチック素地のままです)当然プラスチックプライマーを塗布してからのクリアー塗装となりまして、結果プラスチックプライマーは合計5回の塗り分けにまで至っています。マスキング作業としては簡略化は出来ましたがやはり塗装全体の手間は結構掛かってしまっています。これでは量産体制には程遠いですかね(苦笑)。

それでは完成次第改めて紹介させて頂きます。今週中には発送可能かと思われますのでどうぞもう少々お待ち下さいませ!

 

BMWオイルキャップ 下準備

bmw44 こちらも大分お待たせしております。無事夜の部で作業進行しておりますので御安心下さいませ。

bmw45 御依頼内容はオイルキャップの塗装なのですが、そこにある「///M」の出っ張り部分をこのMカラーで御依頼承っておりまして、本日は二階で色を作成しています。原色をボトルに小分けした物はまだ二階に置いてあったので丁度良かったんですよね。

ちなみに以前もこういった色の配色で塗装を御依頼頂いた事がありまして、その時は「ヘッドカバーのフィンの部分」だったのですが、当然その時の色はもう残っていませんので今回新たに作りました。この様子だとまだ続きそうな悪寒(じゃなくて予感。爆)がありますので、一応豆缶に残しておく事にしました。本当は小瓶に入れておきたかったのですがこのサイズのが無かったんですよ。来週要発注です。

bmw46 「M」の部分にはシルバーで御指定頂いておりまして、こちらは原色をそのまま使う事にします。金属っぽい感じとなるとSTANDOXではMIX811か812といった所でしょうか。と思ってみていたらこの原色色見本帳はちょっと古い型のようですね。あれ、新しいの買った筈ですがどこに行ってしまったのでしょう・・・。引越しでどこかに紛れ込んでしまったようですね。ちょっと探しておきます。

bmw47 ちなみに瓶の場合はこんな感じです。ただしこちらは10ccボトルなのでタッチペン程度の量しか入りませんから、今回欲しかったのはこれの倍程度のサイズです。缶の方がプロユースな感じがしなくも無いですが、外側が錆びてしまうので好きでは無いんですよね。この瓶は以前お世話になっていたオートサプライヤーさんが紹介してくれた物で、本来は塗料用では無いようですがちゃんと中蓋があるので10年近く入れておいてもちゃんと使える状態になっています。どこかのハケ付きのタッチペンボトルとは全く別物です(塗装屋さんなら判るかと)。

bmw48 ただ硬化剤だけは固まっていました。そもそも硬化剤は一旦封を開けると保管は出来ないので当然といえば当然ですか。右側がその硬化剤で左側はクリアーです。一応タッチペンでも2液混合で使えるようにと作ってみたのです。とてもそれどころでは無く企画倒れとなりましたが・・・(ラベルは自家製です)。

bmw49そしてオイルキャップの下地処理です。今回色を塗るのは「///M」の所だけですが、そこだけでベースコート(色)もクリアーもとなるとひどい仕上がりになる可能性が高いので、クリアーは丸い部分全部塗るようにします。黒は塗りません。周りはプラスチックプライマーとクリアーだけで素地の黒を活かします。

本日は流石に本塗りとまでは行きませんので、来週時間が空いた時に本塗りに挑みたいと思います。タイミング的には先にテールランプ郡を塗りたいと考えておりますが、この辺りはまだ決まっておりません。

以前であれば間借りといった形だったので、塗装ブースを使うタイミングを見計らって作業をしていましたが、今はいつでも使えるという環境なので当然楽にはなりました。ただ逆にブースを使っていない時間はどうにも勿体無い気がして、いやそれどころかこの工場殆どを私一人で使っているだけなのでやはりちょっと勿体無い気がしています。夜はとても孤独ですし(笑。いや一人での作業はそんなに苦では無いですが)。

まあその辺も含めて今後展開していきたいと思います。まずは黒字化させる事が先決ですしね(苦笑)。こんなに忙し過ぎるのに赤字ではちょっとマズイですので・・・。

 

BMW オイルキャップ 下準備

m3こちらも大変お待たせしました!存在自体を忘れていた訳ではありませんので御安心下さいませ(と言うかずっとプレッシャーが掛かってましたので・・・笑)。

御依頼内容としては「///M」の部分をそれぞれ「水色」「紺」「赤」「シルバー」のMカラーで承っています。上のプリント紙が見本ですね。

m作業方法を色々と考えていたのですが、結果「///」の部分はそれぞれマスキングテープで、そしてこの「M」だけをデータ化してマスキングシートを作成する事にします。塗っている途中にマスキングをし直したりする作業はありますが現実的にはこれが一番スマートですかね。

m1 新たにロゴを入れるのであればそんなに苦労はしないのですが、「元の形通りに」となるとこれは全然違ってきます。しかも対象が小さければ小さい程その作業も細かくなりますので・・・。

作成したデータは毎回カットして現物に合わせ、それを見て再度データを修正、そしてまたカット~といった作業を繰り返します。昨日深夜まで掛かったのはこの作業の為ですが、こういった作業は夜の方が向いていたりするのでして・・・。

m2と言う事でこんな感じで出来ました。これ以上となると機械自体のブレが生じるので修正してもむしろ崩れていってしまうようでして・・・。

それではまた作業進行しましたら紹介させて頂きますね。ちょっと他に進めたい物があるのでどうぞもう少々お待ち下さいませ!

BMWのオイルキャップも

bmw42こちらも随分お待たせしております。BMW Mのオイルキャップ×2ですね。

御依頼内容としては、オイルキャップ上面にある「BMW M」のロゴをMのイメージカラーでもある「水色」「青」「赤」「シルバー」の4色に塗り分けます。

作業工程としてはまずはその凸状になったロゴと同じ形のマスキングシートを作らなければならなく、まずはそのデータ作成の作業となります。うーん、これも中々大変そうな気が・・・(笑)。

ロゴデータの作成はこれと並行して自転車フレーム丸々一台分のロゴ作成も一緒に行う予定です。そちらは以前一度紹介したのですがオーナー様のお気遣いによりメーカー名が出るのは伏せるようにしましたので、今後は何とかそれらが出ないような方法で紹介していければと思います。そちらもお待たせして申し訳御座いません。

まだ作業環境で不足している事もあると思いますので、諸々の作業を進行させながら足り無い箇所も整備して進めていきたいと思います。どうぞ引き続き宜しくお願い致します。