NDロードスターヘッドカバー 結晶塗装 本塗り

road113 大変お待たせしました!NDロードスターのヘッドカバーは結晶塗装の青で本塗り完了しておりますのでご安心下さいませ。

ヘッドカバーは最初にアルカリ洗浄液で浸け置き洗浄し、その後リン酸処理をしています。部品は新品と思われますが、どうも表面がヌメっとしていたんですよね。

road114ホースパイプは塗る予定は無かったのですが、リン酸処理の段階で多少メッキが痛んだようなので艶消し黒で塗っておきました。と言うかどうも今回のヘッドカバーはアルミ素地の表面になにかしらのコーティングが施されていたようで、最初にある程度シンナーで洗い流し、燐酸処理も二回行っています。

以前ご依頼頂いた方が、新車時に着いているヘッドカバーが酸化して変色するのでその後何かしらの対策が取られたみたいな事を仰っていましたから、その後製造工程で何かしら変更があったのかも知れません。以後のパーツも検証してみたいと思います。

road115全体にプライマーを塗布したらパイプの部分を黒で塗り、マスキングをしておきます。

road118今回は比較的ノーマルの青の結晶塗装で(以前ビートに塗装した色を参考にしています)、今回一緒に塗ったシルビアS15のヘッドカバーはもっと明るめ青になっています。後ほど紹介しますのでご検討されている方は見比べて頂ければと思います。

road119こちらは凸文字が無いので面研作業はありませんから、後はマスキングをした箇所の細部を調整して完成となります。撮影~梱包は他のヘッドカバーと同時に行う予定ですので、来週半ばくらいが完成予定となります。

どうぞもう少々お待ち下さいませ!

NDロードスターヘッドカバー 結晶塗装承ってます

road75先日到着しておりましたNDロードスターのヘッドカバーです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

ご依頼内容は結晶塗装の青で、参考として以前施工したビートのヘッドカバーを選んで頂いておりますのでそちらも紹介しますね。

beat3結晶塗装は通常使っている塗料(STANDOX)とは全く別の物で原色数も限られていますが、「大体こんな感じで」といったように何かしら見本を選んで頂ければそれに合わせるように致します。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

NDロードスターヘッドカバー結晶塗装 完成

road244 こちらも大変お待たせしました!NDロードスターのヘッドカバーの結晶塗装も本日完成となります。

road245 色は先ほど紹介したNSXのヘッドカバーと同じく鮮やかなイタリアンレッドの結晶塗装となります。フェラーリのヘッドカバーに塗る時に使う色と同じですね。

road246 最近の車はヘッドカバーの上にプラスチック製のカバーが着いてエンジン自体を見る事が出来なくなっているみたいですが、この新型のロードスターはそうでは無いみたいなので塗装した後での効果は期待出来る模様です。

多分今はまだアルミが腐食していないので綺麗な銀色をしていると思いますが、いずれ皆さんもれなく黒ずんでしまいますから、きっと数年後には塗装のご依頼も増えてくると思います。ただ予想以上にヘッドカバー自体が安いので(確か新品で2万円しなかったかと)、わざわざ塗装はせずに、新しいのに交換して終わりと言う可能性も否めませんが・・・。

road247それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

NDロードスターヘッドカバー結晶塗装 本塗り

road240 こちらもお待たせしました!NDロードスターのヘッドカバーも鮮やかなイタリアンレッドの結晶塗装で無事本塗り完了しております。

元々は新品(同様?)に綺麗だったヘッドカバーでしたが、リン酸処理を行うと上の画像のように全体が黒ずんだ感じになります。アルミの表面をエッチングしつつリン酸皮膜が形成され、この後に塗るプライマーがより密着するようになっています。

road241 そしてプライマーを塗布します。

road242 結晶塗装用の塗料を4~6コート程一気に塗り込みます。

ちなみに通常のウレタンクリアーは1コート塗ったら10分くらい時間を置き(フラッシュオフタイム)、表面が乾いてからもう1コートを塗るようなやり方です。またはVOC軽減の為にそれぞれを連続して塗る「1.5コート」と言う塗り方もありますが、実際のところ綺麗に仕上がらないのでそれをやっている人は見た事がありません。2.5コート塗る人なら知っていますが(笑)。

road243そして140℃~170℃の熱を掛けて完全硬化させます。ちなみに結晶塗装用の塗料は熱硬化型(恐らくメラミン系)なので硬化剤などは入れません。1液タイプなのでスプレーガンに入れっぱなしでも固まりませんが、それ故にいつまでもベトベトしているので、2液で慣れてしまうとちょっと嫌な感じがする塗料です(私的見解です)。

それではこちらも完成次第改めて紹介させて頂きますね。もう少々お待ち下さいませ!

NDロードスター サイドマーカー一式塗装承ってます

road229 少し前に到着しておりましたマツダの新型NDロードスターのウィンカーとリフレクターレンズ(反射板)一式です。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

ただし今回の反射板はオーナー様自ら光るように改造された「サイドマーカー」の仕様で、またウィンカーのレンズも透明なタイプに変更されています。

road230 今回のご依頼はこれらのレンズをボディカラーと似たような「青」への塗装で、一応色味の確認としてタッチペンもご用意頂くという周到ぶりです。

road237ウィンカーは元々中が見えないレンズだったらしいのですが、わざわざ社外品からレンズを取り外して(と言うよりは剥ぎ取って)接着加工されています。凄いですね・・・。

road231 ただこのレンズをブルーに塗ってしまうと多分発光色は「グリーン」になってしまうと思うので、今回はそこまでならないオレンジに光るギリギリまでのブルーに留めておきます。なのでかなり薄くはなりますかね。ちなみに経年で褪色が懸念されますがそれも御了承済みです。

road232 そしてこちらが元リフレクターレンズで、今は灯火するようになったサイドマーカーです。統一する為に以後こちらは「サイドマーカー」と呼ばせて頂きますね。

ただこちらのサイドマーカーはレンズの構造上、赤のLEDを灯火してもかなり暗くて、とてもじゃないですがこれにブルーを塗ったら紫にしかならないのでは・・・。と言う現状でした。

road233 が、その後オーナー様が強力なタイプのLED球を手配して頂きまして(手前の如何にもと言うのがそうです。笑)、お陰で最初よりは断然光量を確保する事が出来ました。

road234 ちょっと判り難いのですが、手前の方が強力なLED球です。肉眼で見ると全然違いますのでご安心下さい。

road235 そしてこちらはオレンジ色の方(フロント?)です。これはLEDの光量がよく判りますよね。手前が強力なタイプです。

road236 照明を落として撮影してみるとその光量の差は明確です。いやー、安心しました。

ただ実際に塗ってみてどう光るのかと言うのは非常に微妙で、正直それは無理でしょう・・・と言うことだったのですが、オーナー様的に費用はある程度掛かってでも・・・!と言う事で(何だか最近そういう方ばかりなのです)、今回は特別に「通電しながら本塗り」と言う方法で試してみたいと思います。いやはや、一体どうなる事やら・・・(と言いつつ結構楽しみでもあるのですが)。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!