NDロードスター凸文字 型作り

road200昨日は日曜日で仕事は休みでしたが、従兄弟がわざわざ工場に遊びに来てくれるという事で私はほぼいつも通りに朝から出勤し、先日から計画していた「NDロードスターヘッドカバー凸文字化計画」を実行していました(そんな大層な計画では無いのですが・・・笑)。

当初は「レーザー彫刻」を使って掘ったところにピューター(金属)流し込んで作る予定でしたが、、このレーザー彫刻が思った以上に素地を荒れてしまい、とてもじゃありませんが仕上がりが悪過ぎたので、今度はもっと精密に出来る「シリコン樹脂」を使って型を作る事にしました。マスター型は5ミリのアクリル板をレーザーでカットして作製します。

road201 この状態だとかなり厚目になっていますが、これは鋳込んだ時に出来る「巣」も想定しての事で、出来上がった物の両側を削ってしまう予定ですからその分を考えて厚くしておきます。

road202 そして「DOHC 16-VALVE」の方も作ります。一応参考として先日作った鋳造物も並べてまして、今回もこれと同じく文字と土台が一体化したものを作ります。

road204 カットした文字とは別に土台となるプレートも作製します。

road205 土台となるプレートには切り取った文字と同じデータを使って0.5ミリくらいの深さにレーザー彫刻を施し、そこに接着剤を流してカットした文字をはめ込んでいきます。これなら作ったデータ通りに文字が配せますから超便利です。このアイデアもJIROちゃんから頂きました。フフフフフ(病)。

road211 (1 - 1)ちなみに今回はプラモデル用の接着剤を使っていますが、これは主にPS(ポリスチレン)向けで、それよりも耐溶剤性が強いPMMA(アクリル)ではちゃんとくっ付きませんから使い方としては間違いだと思います。ただ今回はシリコンで作る型用なので強度は必要ありませんのでこれでOKとしています。

本当は抹茶~ん!が持ってるアクリル用の接着剤を借りたかったのですが、この時彼はバイクで群馬に行ってしまって不在でして・・・。何故こんな肝心な時に!(笑)

road207 そしていよいよシリコンを流し込んで型を作るか!と思っていたのですが、傍から見ていたJIROちゃん曰く、「レーザー彫刻は確かに型がボロボロになっちゃいますが、レーザーカッターならMDFでも行けるかも知れませんよ?」との事で、今一度改めて今度は彫刻では無く「レーザーカット」によるMDF型を作る事にしました。

road210 (1 - 1)それぞれカットした物を3層構造にして木工用ボンドで固定していきます。確かにこれなら一度データさえ出来てしまえば簡単に型が作れるので大きなコストカットが望めます。コ、コンクリートでもいけるかも・・・(病)。

road208既に従兄弟は帰ってしまったのですが、うっかり(と言うかいつもの通り)エンジンが掛かってしまったので、序でにと言う事で「MAZDA」の型も作ってしまいました。日曜日なので早く帰るつもりだったのにと・・・(勿論JIROちゃんも道連れで。笑)。

road209そしてレーザーカットによる3層構造の型枠が完成です。掘りが大分深いですが、これも金属を鋳込んだ時に出来る巣穴の分を想定し、最後には裏も表も半分以上は削り落としてしまうので問題ありません。溢れんばかりになみなみ注いであげるつもりです。

ただ余りにも厚くなった分をペーパーやらヤスリで削るのも大変ですから、今後はボール盤を改造して簡易フライスとして使えるようにしてそれでザクザク削っていくつもりです。上手くすれば削りカスを再利用も出来ますしね。

鋳込みはちょっと忙しいので週末になる予定で、ただ逸る気持ちを抑えるのが本当に大変なのですが・・・(苦)。