先日よりお預りしております車載液晶モニターとそのリモコン部品となります。
リモコンのスイッチのロゴ入れも承っておりまして、塗装するのは下の段のスイッチで、それらに上の段のスイッチの「テレビ/ビデオ」と「電源」のロゴを入れます。
今回は全く同じロゴを作るのではなく、似たようなフォントからそれらを探し出し、字間と縦横比を変更するのみとします。ロゴを一から作成する場合は「データ作成費」で、今回のように既存のフォント(またはベクトルデータのロゴ)を使う場合は「調整費」として費用を抑えられます。
ちなみにここで一番費用を落としたい場合は、普段仕事などでIllustratorを使っているご友人などに頼むのが宜しいかと思います。塗装も同じで、車の塗装屋さんなら大抵の物は塗れますので、お知り合いにそう言う方が居れば自転車の塗装などもお願いしてみるのが良いかも知れません。多分顔が引きつると思いますが(笑)。
アンカーポイント自体は弄らず、字間とサイズと比率だけ変更して大体似たような感じのロゴが出来ました。
こちらも同じくそれらしいデータが出来ました。
ちなみにスイッチは上下の方向があるので、それを間違えないようにしておきます。
ちょっと判り難いのですが、先程のロゴを、ドライプリンターで印刷してみました。
上の段の青い方はいつものデカールシートで、ただ今回はちょっと気になったことがあったのでいつもとは違うシートも試してみる事にしました。どちらにも白いインクで印刷されています。
こちらがいつもとは違うデカールシートで、昔勘違いをして買った物があったので今回試してみる事にしました。
通常はデカールシートの台紙だけが剥がれますが、こちらはシート自体が溶けてしまい、残るのはインクだけです(!?)。
ただやはりと言うか今回のような文字だとその形状自体を維持するのが難しく、また良くみると輪郭にガタが見られるので品質としてもちょっと不十分と感じました。違う場面ではいずれ活躍する時が来るかもです。ちなみにこちらもいつもの象のロケットさんで買える物です。
結果としてはいつものデカール用紙と、デカールを柔らかくするマークソフターを使う事で対応出来ました。
今回は製品の素地にあるシボ模様をそのまま活かした仕上げにするので、その上にデカールを貼るとそこだけ模様がツルツルになってしまうのでは!と考えたのですが、マークソフターを使ってデカールを柔らかくしたら模様の溝に綺麗に入り込んでくれたので安心しました(尚、画像は貼付けのテストで本番ではありません)。
ちなみにUVプリンターであればこういった製品に直接印刷が出来るのですが、塗装後に行うのでミスは許されず、恐らく水平の位置出しが非常に難しいのでは・・・と思う次第です。もし「うちに任せて欲しい」と言う方がいらっしゃいましたら、是非お願いさせて頂きたいですのでご連絡頂ければと思います(まあどこもやってくれないと思いますが・・・)。
それでは作業進行しましたらまた紹介をさせて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!