先日到着しておりましたR34スカイラインのテールランプ、フロントウィンカー、サイドマーカー、バックランプ&リヤフォグ、ハイマウントランプの合計9点です。この度もご贔屓頂き有難う御座います!
テールランプは純正の新品で、内部を加工されているとの事です。
フロント・サイドのウィンカーは前期型のオレンジレンズの物との事です。
バックランプ&リヤフォグも加工された物との事で、クリアーレンズに変更されているとの事です。
ハイマウントランプとサイドマーカーに着いているウェザストリップ(ゴム)は接着剤が着いているようなので、こちらはフチが捲れるようにしてマスキングで対応したいと思います。
スモーク濃度については「極薄目と薄目の中間」で、先日完成してお納めした「デリカのテールランプくらい」とのご希望も頂いておりますのでそちらを参考にしようと思います。完成時の記事を紹介させて頂きますね。
スモークはべた塗りで、クリアーは高品位なタイプの「クリスタルクリアー」で承っております。
今回のように型の違う製品を同じ様な濃度のスモーク塗装にする場合は、それぞれの塗り方を変えるようにして濃度を合わせます。
例えば上の画像のフロントウィンカーとサイドマーカーとでは元々の濃さ(黒さ)が違う為、同じようにスモークを塗ってしまうと仕上りも濃さがバラバラになってしまいます。
濃さの調整はコート数や塗料中のスモーク含有量で行い、またそれは事前には計りようが無い為、塗りながら調整しなければなりません。スモークの見え方はテールランプの構造(反射板や壁、レンズとの距離など)に依存する為、事前に作製した色板などでは意味が無いのです。
同様に、テールランプだけを塗る場合でも、クリアーレンズ部だけが明るい(眩し過ぎる)場合にはそこだけスモークを多めに塗ったりして調整しています。「長年の経験で」とか「職人の勘」みたいな事は曖昧過ぎて私的に好きではありませんが、この辺は実際に作業しながらでしか対応が出来ない事でもあります。単に黒くするだけなら簡単なのですが、実際は色々と考えて行っているのでかなり疲れる塗装でもあります。
こちらは以前ご依頼を頂いたF50ブレーキキャリパーで、仕様変更に伴って現在は取り外して保管されているとの事ですが、「装着時の雰囲気やバランスは現在のものより気に入っておりました。」とのお言葉も頂戴しました。わざわざ画像の送付有難う御座いました!
それでは作業進行しましたらまた紹介をさせて頂きますね。次のレンズ系塗装のターンは既に埋まってしまっておりますが、この量ですのでこちらは単体で本塗りを行うかも知れません。どうぞ作業着手まで今しばらくお待ちくださいませ。
改めましてこの度もご贔屓頂き有難う御座います!