先日サフェーサーを塗布していたスバルインプレッサWRX STI(GVB)S206の内装、リヤインナードアハンドルパネルです。成型時の凸凹があるので、#320→#400のペーパーを当て板に貼って研ぎ付けます。
その後は柔らかいスポンジパッドを使って水研ぎ#600→#800手掛け、最後に当たりの柔らかい(研磨粒子が均一)布状の足付け処理用研磨副資材(アシレックスレモン)でペーパー目を均します。
そして台にセットして本塗り準備完了です。裏側のサフェーサーが塗られていない個所にはプラスチックプライマーを塗布しておきます。
こちらの3点はツルツル素地の上に色(クリアー無し)が塗られているので、下地処理はアシレックスによる足付け処理のみとしています。一応フチ~裏側にはプラスチックプライマーを塗っておきます。
まずはベースコートの黒を塗ります。ウェット2コートで隠蔽しますが、念の為いつも3コートは塗っています。
ベースコートが十分に乾いたら、ドアミラースイッチパネルのみ二階に移動して、デカールの貼り付けを行います。
デカールを貼る位置は、先日作製しておいたこちらを利用します。
切り取ったデカールを専用の接着剤と木工用ボンドを溶かした水で貼り、
この後は常温で、風のみを2時間程当てて乾燥させます。当初は一日寝かしたり強制乾燥したりもしましたが、色々試した結果、今の気温(20℃以上)ならこの条件で問題ありません。
そして最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!
成型時の歪が酷かったインナーハンドルパネルはサフェのお陰で良い雰囲気に仕上がっているかと思います。
クリアーは高品位なタイプの「クリスタルクリアー」となります。
ちなみに私が小物の塗装を始めた頃には、こういったロゴマークの再現に関する情報が殆ど無く、一体どうやって作っているのか全く判りませんでした。出来あがった後の画像はあるのですが、肝心の途中過程や使っている機材などは紹介していないので随分と苦労しました(まあ普通はそれが当然なのかも知れませんが)。
ただその後、主に模型の塗装している方々のサイトでALPS社のドライプリンターなどを使っている事を知り、それらを参考にして現在のような施工が可能となりました。途中クリアーを塗った後にブリスターが発生したりデカールが浮いたりと大変な事もありましたが、ここ数年でようやく安定して出来るようになった次第です。
それでは完成しましたらまた紹介をさせて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!