先日欠損部分の修理を終えていたBMW K1200GTの右サイドカウルとロアカウルです。
傷があった部分は削り落とし、全体を#240で足付け処理してあります。
ロアカウルは元々塗ったあったラバーコートを剥がし、裏表共赤スコッチ(#320相当)とウォッシュコンパウンドを使って足付け処理してあります。
またこちらの素材は塗料の密着性が悪いPA(ポリアミド)なので、ペーパーの当たり難いフチやネジ穴の断面などにガスプライマーを使って火炎処理も行っておきます。
プラスチックプライマー塗装後、まずはひっくり返した状態で裏側からサフェーサーを塗布します。
その後は立てた状態で、5コートくらいをウェットで塗り込みます。サフェーサーには軟化剤を入れてフレキシブルな仕様にしています。
サイドカウルは樹脂素地が露出した個所にプラスチックプライマーを塗り、パテを塗っている個所には6~7コート、全体に3コート程サフェーサーを塗り込みます。
取り敢えず今回一番大物だった割れた右サイドカウルと、ラバーコートが塗られたロアカウルの目処がついたので先が見えてきました。
サフェーサーを硬化させている間に他のカウルの下地処理も進めていこうと思います。どうぞもう少々お待ちくださいませ!