レンズ関係透過性塗装 下準備

先日に引き続き、次の透過性塗装のターンで本塗り予定のテールランプ等レンズパーツの下地処理となります。よく乾かしてマスキングを行いました。

中古品の場合は深い傷が付いていたりする事があるので、

その場合は#180くらいから始め、徐々に番手を落とし最終#800で均しておきます。

これくらい凄いバリは#120から始めます。ついでに周りの波打っているところも#240で均しておきました。

UAZのバックランプレンズは表側にダイヤカット状の凸凹とした模様があるのでペーパーでの足付け処理は出来ず、平面部以外はナイロンブラシとウォッシュコンパウンドを使います。

その他のレンズは#800→#1300相当の布状研磨副資材(アシレックスレモン~オレンジ)を使って研磨足付け処理しています。

テールランプはそのまま台に置くと被塗面(主に角)が接触してしまう物があるので、段ボール等を貼り付けて固定します。

テールランプを含む小物の塗装は極力塗り肌の無い仕上がりにしたいので、見せる面が地面と並行になるようにしています。また絶対に垂らしたくない箇所などもそうですね。逆に「ここは垂らしても良いから」という場合もあります。とにかく逃げの塗り方=絶対垂ららないようにして全体の肌を悪くしてしまうような塗り方は避けるようにしています。

ウィンカーレンズ等の小さいパーツは手で持って塗れて台に挿せるよう、パイプ状の芯棒(養生紙を使い終わって残る芯)に固定しておきます。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

ハーレーテール/ウィンカー塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたハーレーダビットソン フォーティーエイト(XL1200X)に取り付け予定のテール/ウインカー兼用ランプ塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

元々は透過性の橙=オレンジ色だったレンズに、

透過性の赤=レッドキャンディーと、

薄いスモーク塗装を施しました。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

オーナー様からは「気にしなくて良いので赤に」と伺っていますが、さすがに塗り過ぎるとウィンカーも赤く光ってしまいますので、赤くなったギリギリで塗装を止め、その後スモークで深みを出しています。

レンズは本体から取れない構造(接着)になっているとの事で今回はマスキングでの対応となりましたが、

特に違和感無く仕上がっているかと思いますので(仕上がりが悪くなってはいないと思いますので)ご安心くださいませ。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

ハーレーテール/ウィンカー 本塗り

先日下準備を行っておいたハーレーダビットソン フォーティーエイト(XL1200X)に取り付け予定のテール/ウインカー兼用ランプです。

もう少し遅かったら完成まではあと2~3カ月くらい掛かっていたかと思いますが、今回ギリギリ間に合ったので(そして面積も取らなかったので)早めに塗る事が出来ました。

時々「タイミングが来たら連絡を」という方がいらっしゃるのですが、このタイミングについては他のお客様次第という事になりますので当方では判断が出来ません。「どうしても」という場合は別途「納期指定」のオプション(有料)がありますので、そちらをご利用頂ければと思います(ただし施工事例が無く作業内容や時間が読めない物に関してはお受付が出来ません)。何卒御理解いただけますようお願い申し上げます。

今回のレンズはウインカー兼用で、オーナー様からは「かなりの光量でイエローに光ってしまう物なので気にせずレンズ一面塗装で」と伺っていますが、さすがに塗り重ね過ぎるとウインカーまで赤くなってしまいますので、赤く見えるギリギリのところになったらそれを止めて、

最後に薄くスモークを塗って、オーナー様が御希望とする「少しだけスモークかな」「渋い赤色」のイメージに近づけます。オレンジの上にレッドを重ねるのでもしかしたら色味が濁ってしまうかもと懸念しましたが、問題無かったようです。ご安心くださいませ!

そして最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

土台の黒い部分とレンズとは隙間が無いので、2回目のクリアーが塗り終わったら直ぐにマスキングテープを剥がしてブツ切り箇所が馴染むようにしています。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

レンズ関係透過性塗装 下準備

先日に引き続き、次の透過性塗装のターンで本塗り予定のレンズパーツ一式です。その後追加でハーレーのテール&ウィンカーも一緒に塗る事にしました。

Gクラスのテールランプはレンズ単体なので(土台の反射板が無い為)、そのままマスキングテープを貼ると光が透過しなくなり、塗っていてスモークの濃さが判らなくなってしまいますから、透明のフィルムを使ってのマスキングと、反射フィルムを貼っての「仮想反射板」にした仕様で養生します。

奥が反射フィルムで手前が透明フィルムです。それぞれ違う見え方でスモークの濃さを判断出来るようにしています。

同じ様にフェンダーのフロントウィンカーレンズもそれぞれ違う仕様でマスキングをしています。

バックフォグとバックランプはどちらもフィルムを貼った仕様としました。

その他のパーツもマスキングが完了です。

それぞれ#800~#1300相当で足付け処理を行い、小さい物は手で持って塗れるよう芯棒を取り付けておきます。Gクラスのテールレンズも置いて塗るより持って塗った方が良さそうだったのでそうしています。

この後は本塗りが出来るタイミングまで埃の付かない状態で保管し、その間に塗装ブース内の清掃を行っておきます。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

ハーレーテール/ウィンカー塗装承ってます

 先日到着しておりました、ハーレーダビットソン フォーティーエイト(XL1200X)に取り付け予定のテール/ウインカー兼用ランプです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

本体は金属製で黒く塗られてあり、レンズは取り外しが出来ないのでマスキングでの対応となります。ずっしりとしていて、しっかりした製品に見受けられます。

ウインカーを兼用しているテールランプですが、「かなりの光量でイエローに 光ってしまう物なので、気にせずレンズ一面塗装で」と言う事で、レッド&スモーク塗装で承っております。またクリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

参考とする画像も紹介させて頂きます。

こちらはこの時の画像で、

こちらは同じ180SXでも違うテールランプとなります。どちらもクリアーレンズだった物に透過性の赤を塗り、

その上に薄くスモーク(おまけスモーク)を重ねています。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!