マセラティリモコンキー(O様)塗装 完成

先日本塗りを終えていたマセラティのリモコンキーカバーです。その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、さらに数日寝かしてから組付け作業を行いました。

そして大変お待たせしました!O様のマセラティの純正リモコンキー(グランツーリスモ 2014)の塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

元々はこのような状態だった物に、

マセラティ純正色の「BLU SOFISTICATO」(カラーコード:266890 )で塗装を行いました。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

元々の状態は成型時の歪が酷かったのですが、「研磨→プライマー塗布→サーフェサー塗布→完全硬化→研磨」といった工程で下地を整えてから上塗りを行っています。

こちらのリモコンキーの塗装(下地処理)においては、表面の歪を成型しつつフランジ部分を埋めないようにするのが難しい所です。

この後キーホルダーを取り付けられるとの事で、キーリング取り付け部の金具は出した状態にしておきました。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

マセラティリモコンキー×2 本塗り

先日サーフェサーを塗っておいたマセラティリモコンキー2セットとフェラーリリモコンキー、合計3セットです。その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、ガイドコートとしてベースコートの黒をパラパラと塗っておきました。

最初は当て板と#800の水研ぎでライン出しを行い、その後手研ぎで曲線を均し、最後に#1500でペーパー目消しを行います。フチは下地が出易いので当たりの柔らかい布状の研磨副資材(アシレックスレモン)を使って足付け処理を行います。

ボタンが嵌る箇所はサフェを塗らないようにしていて、ただマスキング際の段差が残るので、そこを研いで均しておきます。

その後脱脂清掃し、片手で持って塗れるよう芯棒に固定します。

今回はマセラティのリモコンキー2セットを一緒に塗装します。フェラーリのリモコンキーカバーは先に傷つき防止用ステンレスリングを作るのと、順番的にもまだ先になりますので本塗りはまだ少し先になります。もう少々お待ちくださいませ。

最終脱脂後、何度かのエアーブローを行って埃を飛ばしたら、素地が露出している箇所にプラスチックプライマーを塗布します。

鍵を出した時に見える裏側部分も塗れるようにしています。

ベースコートを塗布します。

こちらはO様の「BLU SOFISTICATO」(カラーコード:266890 )となります。青が2種、青紫が2種、メタリックが2種、その他白等8種類の原色で構成されています。

こちらはS様の「アルジェントルナ」(カラーコード:226688)で、メタリックが2種、青が3種、その他黒等7種の原色で構成されています。

そしてクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

クリアーはいずれも高品位なタイプのクリスタルクリアーとなります。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

この後は組付けも行いますので、そちらはもう少し寝かしてからの作業を予定しております。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

リモコンキーカバー3点 サフェ入れ

先日お預かりしておりましたリモコンキーのカバーパネル3セット6点となります。

それぞれ違うオーナー様からのご依頼ですが、内容が似ているので並行して作業を行っております(裏に印をつけておりますので間違えたりはしませんからどうぞご安心くださいませ)。


マセラティリモコンキー(O様)塗装承ってます

マセラティリモコンキー(S様)塗装承ってます

フェラーリカリフォルニアTリモコンキー塗装承ってます


マセラティのリモコンキーは未塗装の着色樹脂で、ただし成型時の歪が激しい為、#120で研摩して形を整え、その後#180でペーパー目を均し、#240~#320で足付け処理を行っています。

フェラーリのリモコンキーも同じく歪がある為、既存の塗膜を剥がして素地のラインを整えます。

ペーパーが入り難い&深い傷を付けたくはない箇所はナイロンブラシとウォッシュコンパウンドを使って足付け処理を行います。

その後はよく水で洗い流しておきます。

順番が逆ですが、フェラーリのリモコンキーカバーは跳ね馬部分のマスク型を作成しています。比較的低い温度の熱で溶ける熱可塑性樹脂(ポリエチレン)を少量カットし、熱湯の中にリモコンキーカバーと一緒に着けて温めます。

柔らかくなった樹脂を窪みに押し込み、余分を除去します。

冷えたら剥がすとこのようにマスキング用の型が出来上がります。

マセラティのリモコンキーカバーは窪み部分にマスキングテープを貼っておきます。

ボタンが入る箇所には紙を丸めて差し込み、エアーで飛んでいかないようテープで固定しておきます。

サーフェサーはかなりの膜厚になる為、ゴムのボタンが嵌る部分に塗るとそれが入らなくなってしまう恐れがありますから、この段階ではマスキングをするようにしています。

跳ね馬のマスク型は少し浮かした状態にしておきます。奥までピッタリ入れてしまうとサフェで隙間が埋まってフチがガタガタになってしまう為ですね。

プラスチックプライマーを塗布し、ある程度乾かしたら続けてサーフェサーを塗ります。

サフェは合計4~5コートで、コート間には10分程のフラッシュオフタイムを設けています。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

フェラーリリモコンキーカバーは、穴の周りの傷防止の為のステンレスリングの製作も承っておりまして、本塗りの前にそちらの作業を行う予定です。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

マセラティリモコンキー(S様)塗装承ってます

先日到着しておりましたマセラティリモコンキーです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

別件で先日同じ型のリモコンキーをお預かり中で、それぞれ間違えないよういつもはタイトルに発送先のご住所を記載していたのですが、今回はどちらも同じ東京という事でイニシャルにさせて頂いております。

ご依頼内容はボディカラー同色のマセラティ「アルジェントルナ」(カラーコード:226688)で、下地処理はいつもの通り「研磨→プライマー塗布→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」を行い、クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーへの変更で承っております。

また今回は同じ仕様で2個のご依頼を頂いておりまして、今回先にお預かりしたこちらが完成後、次の二個目を送って頂く形となっております。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

マセラティリモコンキー(O様)塗装承ってます

先日到着しておりましたマセラティの純正リモコンキー(グランツーリスモ 2014)です。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

現状は全体的に傷があって、ただ塗装する上ではそれよりも製品自体の歪みが厄介で、それを整える為に「研磨→プライマー塗布→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった作業で下地処理を行います。

色はマセラティ純正色の「BLU SOFISTICATO」(カラーコード:266890 )で、クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーへの変更で承っております。

この型のリモコンキーは今までにも何度か施工しておりまして、以下リンク先の内容が判り易いかと思います。宜しければご参照くださいませ。

Maserati Remote Key

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!