牽引フック 穴部塗装

hook_1 先日本塗りを終えていたスチール製の牽引フックです。色はボディ同色の「ミディアムパープリッシュグレーマイカ」(カラーコード:A39)です。

今回の本塗り時の固定方法は、いつものようにS字フックでぶら下げるのでは無くシャフトを差し込んで塗りましたが、そうなると穴の内側で塗れていない部分が多いので、一応最後にこの中も塗っておく事にしました。ちなみに表面は既に磨き処理が終わった状態です。

hook_2 穴のマスキング方法としては、以前何かで使ったマスキングシートの余りのシートを使って、穴より少し食み出た感じに貼っておきます。マスキングテープだけを使ってマスキングをする事も勿論可能ですが、あの超多角形(16角形くらいでしょうか・・・)みたいに貼るよりはこの方が楽だと思います。勿論私もやりますけど(笑)。

hook_3本塗りを終えてから数日経っていますが、塗料の着いたテープを貼りっぱなしにすると跡が残ったりするので基本的には塗ったら直ぐに剥がしてしまいます。自動車のオールペンで先にルーフ(屋根)を塗り、ビニールを被せたまま放置したりブースで焼いてしまったりすると全面地図のように凸凹になってしまうアレと同じです。塗装屋さんは皆さん経験あると思いますが、まさに地獄とはあのことですよね(いやもう思い出しただけで心が震えます)。

と言う事であとは数日寝かして完成ですが、後からこれの受け部分の部品と、バッテリーの取っ手となるパーツも追加でご依頼頂いていますので、完成の紹介はそちらと一緒にご案内いたしますね。どうぞもう暫くお待ち下さいませ!

牽引フック 本塗り

hook9 先日サフェ研ぎまで行っておいたスチール製の牽引フックです。無事本塗り完了しておりますのでご安心くださいませ。

固定方法としては、通常であればS字フックで吊るして塗るのが一般的ですが、スプレーする度にフラフラするのが嫌だったので今回はボルト固定用の穴にシャフトを通して立てた状態にして塗っています。わざわざこんな事は普通はしませが、一応試しにやってみた次第です。

hook10ちょっと判り難いのですが、サフェ研ぎの際に素地が露出した部分にはスポット的にプライマーを塗って おきます。上の画像だとシャフトに巻いたマスキングテープがグレー色になっているので判り易いですかね。

hook11 ベースコートを塗った状態で、塗面がフラットになっているのが判ると思います。最初のデロデロとした状態に足付け処理だけして塗ってもこうはなりませんので念の為。

hook12 そしてクリアーを塗って本塗り完了です。本当は寝かした状態で塗りたい所でしたが、流石にその方法は思いつきませんでした。

hook13ちなみにシャフトを通した穴の中は色は塗れていませんが、ここは塗膜が完全硬化した後にまた改めてそこだけ塗装を行う予定です。ボルトを通せば見える場所では無いのですが、オーナー様的に細かいところまで気になる性格との事ですので今回は色々余計にやっている、と言う事です(当然費用もかなり上がっていますが・・・)。

それではどうぞもう少々お待ちくださいませ!

バッテリーステー&牽引フックベース塗装承ってます

hook5 先日到着しておりましたバッテリーの取っ手となるステーと、現在ご依頼頂いている牽引フックの受け側の部品です。この度もご贔屓頂き有難う御座います!

hook7当初はこちらは塗装せずそのまま車体に装着される予定だったとの事ですが、数年経った同製品に錆びが出ていたとの事で今回こちらの塗装もご依頼頂きました。素材は鉄で、現状は恐らく黒染め加工が施されている感じですかね。一応防錆処理はされていますが皮膜はかなり薄いので屋外で使う物だと長期は厳しいかもです。こちらは「半艶黒」でご指定承っています。

hook6先ほどの部品と見た目は似ていますがこちらは「塗装」で、ただ念の為と言う事で牽引フックと同様、既存の塗膜は全部剥がして下地からやり直します。仕上がりは先ほどの牽引フック受けと同じく「半艶黒」で、どちらも「重防錆仕様」で承っています。

hook8バッテリーステーの取っ手部分はアルミアルマイト処理が施されていて、これもこのまま塗装しても塗料は密着しませんから、一旦サンドブラストを掛けて素地を荒らしてからの塗装となります。

表面にある文字は一見するとレーザー彫刻のように見えますが、幸いにして塗料がプリントされただけなので問題ありません。ここに彫刻だと埋めるのも残すのも厄介でしたからね。

尚こちらは他の部品とはちょっと違って、ベースにメタリック感の強いシルバーを塗って、その上にスモーク塗装を施して「ちょっとブラックメッキ風」みたいな感じに仕上げる予定です。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度もご贔屓頂き有難う御座います!

何だか最近のご依頼が濃い傾向にある気がするのは気のせいでしょうか(苦)。

牽引フック 下準備

hook0先日浸透型エポキシプライマーとサフェーサーを塗布しておいたスチール製の牽引フックです。さらに追加の御依頼も承っているのですが、とりあえず作業を着手しているこちらを先に進行させて頂きますね。

ちなみに黒く煤っぽくなっているのはガイドコートで、これによりサフェの研ぎ忘れやラインの確認などを行います。

hookサフェは#600→#800で水研ぎし、打刻された文字部分はペーパーが当たらないのでここはウォッシュコンパウンドとナイロンブラシで足付け処理をしています。

どの道新たな御依頼品とは色が違いますので先にこちらを本塗りする予定です。どうぞもう少々お待ち下さいませ!

牽引フック 下準備

hook1 こちらもお待たせしております。スチール製の牽引フックも作業着手しておりますのでご安心くださいませ。

元々は新品の状態だったのですが、多分以前施工したスチール製のタワーバー同様にプライマーが塗られていないと思ったので、オーナー様のご意向もあり一旦全部剥がして塗り直す事にしています。

hook2 ご依頼のコースも【標準コース】で承っていますので、気になった所は手を掛けるようにしています。レーザーで切断した時の起点と終点のところでバリがあったのでスムーズにしておきます。

hook3 さらにプライマーは通常のウォッシュプライマーでは無く、今回は重防錆仕様という事で錆びに強いエポキシタイプ(ビスフェノールA)を使って、ただそれだと堅すぎて(と言うか粘りがあって)研ぐのが大変ですから、その上には通常使っている切削性の良いウレタンサフェーサーを塗布します。所謂「ウェット・オン・ウェット」なる方法ですね。

hook4打刻のロゴについては埋めても残してもどちらでも構わないという事でしたので今回はそのまま残す事にしました。下手にパテで埋めても後で跡が出てしまいますから、ちゃんとやるならサンダー等で打刻の底まで削り落としてテーパー状になったそこを埋まるような遣り方にするか、或いは溶接して盛って削るかなんて、どちらも本来の使い方(強度)を無視してしまうのでナンセンスですしね。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きます。もう少々お待ちくださいませ!