牽引フック 下準備

hook0先日浸透型エポキシプライマーとサフェーサーを塗布しておいたスチール製の牽引フックです。さらに追加の御依頼も承っているのですが、とりあえず作業を着手しているこちらを先に進行させて頂きますね。

ちなみに黒く煤っぽくなっているのはガイドコートで、これによりサフェの研ぎ忘れやラインの確認などを行います。

hookサフェは#600→#800で水研ぎし、打刻された文字部分はペーパーが当たらないのでここはウォッシュコンパウンドとナイロンブラシで足付け処理をしています。

どの道新たな御依頼品とは色が違いますので先にこちらを本塗りする予定です。どうぞもう少々お待ち下さいませ!

牽引フック 下準備

hook1 こちらもお待たせしております。スチール製の牽引フックも作業着手しておりますのでご安心くださいませ。

元々は新品の状態だったのですが、多分以前施工したスチール製のタワーバー同様にプライマーが塗られていないと思ったので、オーナー様のご意向もあり一旦全部剥がして塗り直す事にしています。

hook2 ご依頼のコースも【標準コース】で承っていますので、気になった所は手を掛けるようにしています。レーザーで切断した時の起点と終点のところでバリがあったのでスムーズにしておきます。

hook3 さらにプライマーは通常のウォッシュプライマーでは無く、今回は重防錆仕様という事で錆びに強いエポキシタイプ(ビスフェノールA)を使って、ただそれだと堅すぎて(と言うか粘りがあって)研ぐのが大変ですから、その上には通常使っている切削性の良いウレタンサフェーサーを塗布します。所謂「ウェット・オン・ウェット」なる方法ですね。

hook4打刻のロゴについては埋めても残してもどちらでも構わないという事でしたので今回はそのまま残す事にしました。下手にパテで埋めても後で跡が出てしまいますから、ちゃんとやるならサンダー等で打刻の底まで削り落としてテーパー状になったそこを埋まるような遣り方にするか、或いは溶接して盛って削るかなんて、どちらも本来の使い方(強度)を無視してしまうのでナンセンスですしね。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きます。もう少々お待ちくださいませ!

牽引フック 塗装承ってます

hook先日到着しておりました自動車用の牽引フックです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

ご依頼内容としてはこちらを三菱ランサーエボリューション9MR の純正色「ミディアムパープリッシュグレーマイカ」(カラーコード:A39)への塗装で承っております。

尚、現状は新品状態ですが、今回は一旦塗膜を全部剥離し、下地からやり直す内容で承っています。もしかしたら以前施工したスチール製のタワーバーのようにプライマーが塗っていない可能性があり、オーナー様的に「出来る事は全て」という内容でご指定いただいています。クリアーもクリスタルクリアーへの変更となります。

傷一つ無い状態なのでちょっと勿体無い気もしますが、ただ画像でも見て判るように現状はデロデロとした肌なのでこれの上に塗り重ねるのも何ですし、研げば多分角を露出してしまうでしょうから、だったらと言う事で一からやり直す事にします。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

ジムニー牽引フック塗装 完成

jimmy7 大変お待たせしました!ジムニーの牽引フック塗装、本日完成となります。

色はかなり明るめのイエローで、参考画像として頂いたポルシェハイブリッドのキャリパーの色に似せています。

jimmy8 本塗りの時はS字フックで吊るして塗ったのでそれが当たる箇所には塗装が付いていませんから、そこは最後に筆でタッチアップしてあります。

実際の御依頼では未だ無いのですが、例えば「球体」を塗る場合はどうすれば良いかと言うと、これは二回に分けて塗れば対応出来ます。何かの棒の上に固定して一回目は面積の8割程度を塗り、一旦完全硬化させたらひっくり返して同じ様に塗りクリアーのボカシを行います。徐々にシンナーで薄めていってグラデーションさせるような感じですかね。それが完全硬化したら磨けばボカシ際は綺麗になりますので(一度塗った物の上だと馴染みが良いです)球体全体の塗装は綺麗に仕上げられます。ただし費用は倍程度にはなりますが(なので今回は必要ないでしょう、と言う事です)。

ちなみに「剣山の上で塗れば」なんて思いそうですが(実際考えました)、それでは到底綺麗には出来ませんのでご理解下さい。塗料には「表面張力」が起こるので針のような接点でもそこに塗料が集まってしまうのです。

jimmy9塗られた塗膜にはそういった「表面張力」が働くので、各部のフチでは塗料が盛り上がったような状態になります。特にこういった吊るした状態で全面を塗る場合は逃げ道が無いのでそういった事が起こり易い傾向にあります。

磨く事が前提なら多少肌が悪くなってもそういった事を抑える為にクリアーの希釈率を高くして口径の小さなガンを使う事で対応出来ますが(プラモデルや携帯電話など細かいディテールが重要視される場合など)、こういった実用向けなパーツであれば全体的な艶を重視した塗り方で宜しいかと思います(お任せコース」は磨き処理無しが基本ですので、ザラザラした肌よりはヌメっとした仕上がりにしています)。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げますね。この度もごひいき頂き有難う御座いました!

 

ジムニー牽引フック 本塗り

jimmy1昨年のヘッドカバー結晶塗装に引き続き御依頼頂いておりました牽引フック二個も無事本塗り完了しております。こちらも昨年からお預かりしている物ですね。大変お待たせしました!

ちなみに今回は結晶塗装では無く通常の塗装、色は前回とはちょっと違ってポルシェハイブリッドのキャリパーと同じ様な感じで、と承ってます。ちょっと判り難いですがかなり明るいイエローに少しだけグリーンを入れています。

jimmy2既存の状態としては何度か使われていたようで少し塗装が剥げている箇所がありました。ただ用途が牽引フックですからそこまでシビアな美観が求められるという訳でも無いと思いますから今回は大きな下地作業では無く、傷を研磨してプライマーの塗装のみで対応致します(と承ってます)。

jimmy4 プライマーを塗ったところは撮り忘れてしまいまして、上の状態は「下色」を塗った状態です。画像には写っていませんが大体週に一回は業者さんからの御依頼品で主に内装パーツの小物を塗っていたりするので今回はそれと一緒に塗りました。どうしてもこれ単体での塗装となると採算を取るのが難しくなるので(またはさらに費用が上がってしまいますので)、大抵はいつも他の依頼品と同時に何かを行っています。小物の塗装のみで経営を成立たせるにはどうしてもこういったやり方が必要になって来まして、タイミングを合わせる為に納期が長くなってしまったりするのです。それ故に納期を指定(短縮)されるとそれ単体での作業になりますから効率が非常に悪くなり別途割増費が必要になってしまうのです。ご理解頂ければ幸いです。

jimmy5 そして予め作っておいたイエローを塗りクリアーを塗ったら本塗り完了です。中々凄い色で直視していると目が痛くなります(笑)。

jimmy6画像で見るよりもかなり派手目な色で、ただかといって蛍光色と言う訳ではありません。そもそもSTANDOXのラインナップにそんな原色はありませんので。ただ使用しているイエローの原色(MIX575)の明度と彩度が非常に高いので明るく鮮やかな色になるのです。

ちなみにちょっと理解し難いかも知れませんが、これに白を入れると暗くなって濁ります。白が一番明るい色だと思われがちですが実際はそうでは無いんですよね。

色をデータ(数値)だけで作っているとこういった事に中々気付き難いのですが、原色から混ぜて一から色を作っていくとこういった事にも気付いたりします。私の場合はKawasaki(バイク)のライムグリーンを作っていて気付きました。配合データは存在するのですが、その時に行った実車合わせでの調色では作った色が車体色に比べて濁ってしまっているので、結局データは当てにならず白を抜いて一から作りました。結構苦労した記憶がありましたがそういった事が後になって役立つのだと思います。

それでは完成しましたらまた紹介させて頂きますね。もう少々お待ち下さいませ!