S-WORKSカーボンフレーム&フォーク サフェ入れ

sworks25 先週までに旧塗膜を剥離しておいたSPECIALIZED S-WORKS VENGEのカーボンフレーム&フォークです。

sworks26 よく脱脂清掃し、各部をマスキングして台にセットします。

sworks27 金属(今回はアルミのみ)部分にはサフェーサーの前にプライマーを塗布します。直接サフェーサーでも大丈夫と言えば大丈夫なのですが、サフェーサーよりもプライマー単体の方が確実に耐蝕性が高いので間違いはありません。

sworks28 フォークの方も一部にはアルミが組み込まれています。

sworks29 続けてサフェーサーを塗布します。

sworks30 サフェーサーはウェットで5コート程塗りました。

サフェーサーは出来上がりで300グラム程作っていますが、実際にどれくらい乗っているのか後で測ってみたいと思います。

sworks31フロントディレーラーを固定するステー部はリベットで止まっている為、サフェーサーはマスキングで対応しています。本塗り時は一旦そこも一緒に塗ってしまい、後にそこだけ元と同じようにつや消し黒で塗れば綺麗に仕上がりますのでご安心下さいませ。

sworks32フォークのホイールが着く部分は元の通りマスキングしていて、フレームの方も反対側はマスキングをしていますが、こちら側は一緒に塗られていたようなので同じようにマスキング無しでサフェーサーを塗っています(見え難いのですが画像左側のエンド部分です)。マスキングし忘れている訳ではありませんのでご安心下さいませ。

今日は自然乾燥で一日寝かし、先週本塗りしてあるコペンのバンパーセンサーと一緒に明日60℃40分程の熱を掛けて強制乾燥する予定です。

その後一旦寝かす期間を設けまして、その間に色(キャンディーグリーン)をテストピースに塗る予定です。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

fi’zi:k自転車パーツ塗装承ってます

fizik先日到着しておりましたイタリアのメーカーfi’zi:kのカーボンパーツ一式です。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

部品は全部で3点、分解して塗装するパーツ数としては合計4点となります。

内容が少々複雑ですのでそれぞれ分けてご案内いたしますね。

fizik8 ベースカラーの色はこちらのマツダ「アークティックホワイト」(カラーコード:A4D)となります。仕上げは全て艶あり、クリスタルクリアーの仕様となります。

fizik9 「fi’zi:k」のロゴは、「fi’zi」までの5文字をこちらのマツダ「チタニウムグレイメタリック」(カラーコード:25G)で、

fizik10「fi’zi:k」の「:k」の部分はこちらのマツダ「クラシックレッド」(カラーコード:A3E)で承っております。

fizik1 ハンドルについては、テープが貼ってある三カ所にはザラザラとした加工が施してあって、その部分はマスキングをして最後まで残す形となります。それ以外の部分をホワイトに、そして下地処理として「研磨→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった作業も行います。

fizik2 ロゴについてはこちらの「:k」をクラシックレッドの塗装で再現します。画像は真上から撮影していて、これと同じようなサイズと位置にします。

fizik3 ステムも同じくベースカラーをホワイトに、ロゴは「fi’zi」の部分をチタングレー、「:k」をクラシックレッドとします。

尚画像はステムを右横から見たような状態で、自転車の前方が画面右側、少し前屈みになっています。

fizik4 反対側はこのようにロゴが逆を向くようになっていて、こちらはロゴを無くしてしまいます。また細かいロゴについても全面ともすべて消す仕上りとなります。

下地処理としては全体にサンドブラストを掛けてプライマーを塗ります。

fizik5 こちらは先ほどのステムから外した部品で、フロントから見るとこのような状態になるかと思われます。

こちらのロゴも「fi’zi」の部分をチタングレー、「:k」をクラシックレッドとします。

fizik6 シートポストについては車体フレームに刺さる部分は塗らないようにし、ベースカラーは同じくホワイト、fi’zi:kのロゴも同じように「fi’zi」の部分をチタングレー、「:k」をクラシックレッドの2色で塗り分けます。

fizik7シートポストの塗らない部分については予めオーナー様に印を付けて頂きまして、具体的には白いラインから約45.5ミリの位置で塗り分けます。右側は塗らない方で左側が白くなります。

作業着手はまだ少し先になりますが、まずは各部のロゴのサイズや位置を採寸し、それを数値化してからの下地処理となります。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!