先日グレーの1コートソリッドで下塗りをしておいたロードスターのフォグカバーとリップスポイラーです。その後熱を掛けて塗膜を完全硬化させ、表面を#800で研いで全体の足付け処理を行います。
パッと見は綺麗なのですが、ザラザラとした素地の梨地の影響で表面は艶が引けたような状態で、またPP(ポリプロピレン)特有のペーパーを掛けた際の毛羽立ちが目立ちます。
若干でも下地が露出している個所にはスポット的にプラスチックプライマーを塗布しておきます。PPやPAなどのオレフィン系はプライマー無しでは確実に塗料が密着しませんので多少遣り過ぎるくらい念を入れておくと安心です。
ベースコートにはマツダ純正色の「トゥルーレッド」(カラーコード:A4A)を塗布し、クリアーは高品位なタイプの「クリスタルクリアー」を塗って本塗り完了です。
この色は初めて塗りますが、ソリッドカラーの赤ではかなり鮮やかな塗色になるのではないでしょうか。
フォグカバーはかなり狭い個所もあって、そういった個所は普通に塗っても奥まで塗料が届かない為、エアー圧を落として超至近距離で塗るようにしています。
よく純正塗装ではこういった奥まった個所にプライマーがしっかり入っていない為、その上から塗装を行う際に既存の塗膜の密着不良によりチヂレが生じたりしますが、今回は下地の段階からその点には気を付けて作業していますので問題ありません。
それでは完成次第改めて紹介させて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!