ルーフアンテナ 本塗り

antena39 こちらもお待たせしました!シャークアンテナ(ルーフアンテナ)は本塗り完了しておりますのでご安心下さいませ。

ion被塗物は塗装前にエアーブローを行うのですが、乾燥した季節は静電気が多く発生し、エアーブローをしても被塗物からホコリが飛んでいってくれない(飛んでいっても戻ってくる…)という現象が起きたりします。

特に今回のようなプラスチック製品はそれが躊躇に現れますので、塗装前や塗装中にはこういった物で静電気を除去してあげたりしています。

ちなみに完成時の撮影の時も同じようにホコリに悩まされますが、その場合は据え付けの徐電機を利用しています。ちょっと古い記事ですが以前設置した時の画像がありましたので宜しければどうぞ。

この手の製品は少々眉唾っぽい所もありますが(塗装屋さんなら判りますよね)、実際に使ってみるとその威力は絶大でもう手放せません。

antena40最初の状態は未塗装の樹脂素地のままですので、最初にプラスチックプライマーを塗布し、続けてベースコート、そしてクリアーを塗って本塗り完了です。

antena41色はスズキスイフトスポーツの純正色「ブーストブルーパールメタリック」(カラーコード:ZRZ)で、ブルーパールとメタリック、青の原色が2種にバイオレット、その他黒とメタリックアディティブなど7種類の原色で構成されています。

最後のメタリックアディティブ(STX MIX001、DUPONTだと4530S)は一見すると単なる樹脂に見えるのですが、メタリック感を強調する効果があって、さらに透かしが明るくなって正面が黒くなるという性質があるので調色を行う際の微調整には非常に重要になって来ます(と言っても今回のような配合データそのままでは意識する必要は無いのですが…)。

それでは完成次第改めて紹介させて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

フォレスターテールランプ レッド&スモーク塗装承ってます

forester 先日到着しておりましたスバルフォレスターの純正テールランプです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!またわざわざご足労頂き有難う御座いました。

forester1ご依頼内容は、

・テールレンズ上部をレッドキャンディーに(下は赤くしない)

・上部ウィンカー部(?)をクリアー抜きに

・全体に薄くスモーク

・クリアーを耐候性の良い「クリスタルクリアー」

となっております。

早速イメージ画像を作成しましたのでそちらもご案内致します。

forester2赤の色味に関しては実際はもっと透明度があって綺麗になりますのでご安心下さいませ。

塗り分けの位置について間違いが無いかご確認頂ければと思います。

レッド&スモークの色味の完成イメージ(ご希望)としては、先日こちらで紹介したハリアーのテールランプが「まさにそれ」との事ですのでそれを参考に致します。画像も紹介致しますね。

harrier14 内部の反射板が黒い部分はかなり黒い赤となりますので、今回のフォレスターのテールランプだとフチ周りがドス黒くなり、レッド部分は赤黒く、クリアーレンズ部分は白さを抑えたスモークになる感じです。

harrier16最初にお問合せ頂いたメールに「プロフィットさんのホームページを見て我慢できなくなった」と言う言葉が非常に印象的で、まさに作戦通りです(笑。しかしながら日記に掲載している画像は殆ど加工していませんのでその点はご安心下さいませ)。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

 

尚テールランプ関係はまだ数が集まっておりませんが、年内に完成出来るのはこちらも含めて次の1ターンのみとなります。来年まで続く大きな案件が幾つかありますので、余り余裕がなくなってしまいました。何卒ご理解の程宜しくお願い致します。

マツダフューエルキャップ サフェ入れ

mazda37先日お預かりしておりましたマツダのディーゼルエンジン用フューエルキャップです。ちょっとサフェーサーを入れたい物があったのでこちらも早速作業着手しております。

mazda38 素材は不明ですが削ってみた感じでは恐らくPA(ポリアミド)で、この樹脂の特徴は非常に切削性が悪いですからペーパーを掛けても余り削れるような感じはありません。尚、PAは非常に耐溶剤性・耐熱性に優れた樹脂です。

mazda40 全体を#120→#180で研いだらマスキングをし、シリコンオフでよく脱脂をしたら念の為に表面をバーナーで炙って火炎処理を行っておきます。

mazda41その後プラスチックプライマーをドライコートで2回塗り、2液ウレタンーサフェーサーを6コート程塗ります。

直ぐに熱を掛けると表面のみ硬化してしまい内部に残った溶剤分が気化→膨張してブリスターを発生、もしくはサフェ表面に無数の気孔を発生させてしまいますので一日自然乾燥させてから熱を掛けます。

それではこちらも進行しましたらまた紹介させて頂きますね。本塗り自体はまだ当分先になると思いますのでどうぞもう少々お待ちくださいませ!