S-WORKSカーボンフレーム&フォーク 下準備

sworks14 各ロゴの配置は先日データ化しておきましたので、本日より実作業も開始しています。

まずは付属品やシールなどを取り外しておきます。

sworks15 ちょっと削り始めてしまったのですが、今回も最初の状態の重さを計っておきました。実際はこれよりも0.2gくらい重いかも知れません。

sworks16下地処理はダブルアクションサンダーと#120~#180を使って旧塗膜を研磨します。

ポップナットやディレイラーステーなどリベットで固定されている物は前回と同様外さずにマスキングで対応しています。外すのはドリルで揉むだけなので問題無いのですが、取り付ける時にカーボンが割れるを避ける為ですね。

sworks17  今回は旧塗膜を完全に剥がす事は想定していませんでした、結局かなりの層を削り込んでいます。これでまだチューブ1本分にもなっていません。

sworks18 既存の塗膜は5層~6層といった感じです。

sworks190 さすがに一日で作業は終わらず、また一度に長くやると体が壊れてしまいますので数日に分けて作業しようと思います。全身粉だらけになるので本当は一気にやりたいんですけどね。

sworks20こちらはその後追加でご依頼頂いたパワーメーターのカバーパネルとなります。素材はプラスチックでグレーメタリックに塗装されていますが、こちらもボディカラー同色のキャンディーグリーンに塗装し、ロゴは塗装で入れ直します。ロゴの色もフレームと同じ白を使う予定です。

それではまた作業進行しましたら紹介させて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

CORSAIR 900D PCケース塗装承ってます

corsair2 先日到着しておりましたCORSAIR OBSIDIAN 900Dなるパソコンケースです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

corsair3それにしても今回のパソコンケースのサイズですが、店頭でも見た事が無いような巨大なケースです。恐らくは実物を見て貰わないと伝わらないと思いますが、一応判り易いようにと手前に一般的なタワーPCケースを並べてみました。これでも今時は大きい方だと思いますが、倍くらい大きいです。奥にあるテレビも一応32インチあるのですが・・・。

corsair1塗り分けの位置についてはまた改めてご案内しますが、基本的には全体を「艶ありの黒」、一部をグリーンの塗り分けで承っています。上の画像は取り敢えず分解しただけで、実際はさらに細かく分解して部品点数は増えます。

corsairまた既存の塗装はザラザラとしたボディーシューツ状の塗装で、これにそのまま色を塗っても若干艶が引けたような仕上りになってしまうので、目立つ部分については「2度塗り」で艶々になるように対応します。

参考までに前回施工した同社のPCケースも紹介させて頂きますね。

corsair96 こちらは以前別件で施工ご依頼頂いたパソコンケースで、形は今回のと似ているのですがサイズは全然違います。面積比にして3倍といったところでしょうか・・・。

corsair95 この時はプレスラインを境に黒とブルーメタリックを塗り分けていますが、今回は内から外に掛けての塗り分けになる予定です。グリーンの色に関しては現在ご検討を頂いているところで、その辺りの詳細が決まりましたら改めて塗り分け位置も紹介する予定です。

この時の作業内容についてはこちらの施工例のページで紹介していますので宜しければご参照下さいませ。

corsair102 この時も総費用はかなりの金額になりましたが、今回はさらに面積が大きい事、塗装箇所も多くなっていますのでさらに輪をかけての内容となっています。常人の理解を超えてしまっているかも知れません(まあ当店にご依頼頂いている案件は殆どがそうなのかも知れませんが)。

それでは作業次第また紹介させて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

テニスラケット 塗装承ってます

wilson 先日到着しておりましたWilsonのテニスラケットです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

状態としては新品で、ただ自転車フレームの塗装と同様、各塗り分けやロゴで塗膜に段差がありますので、一旦全体を「研磨→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」の下地処理で平滑にしてからの塗装とします。色は「つや消し黒」で承っております。

wilson1素材についてはファイバーのようで、一応素材について調べてみた所、こちらは火山岩の一種である玄武岩を溶かして作ったバサルト繊維、所謂「バサルトファイバー」なる物のようです。これはホンダのルーフライニング(天井の内装)などにも使われている素材で、廃棄の際に焼却して残った物をリサイクル出来ると言う点で優れているようです。

 

尚塗装後には穴の所にグロメットを挿し込むとの事ですので、そこには塗料の膜厚が極端に付かないように気を付けて対応致します(具体的にはスプレーガンを塗面に対して垂直にして塗るという感じです)。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!