アドレスV マフラープロテクター 本塗り

 先日サフェーサーを塗布しておいたスズキアドレスV125の樹脂製マフラープロテクターです。60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、ガイドコートを塗っておきました。

 素地が梨地になっている部品は成型時に表面が凸凹になっている可能性が高く(それを目立たない為に梨地にしているので)、サフェーサーは当て板を使ってしっかりと研ぎ、ラインを整えておきます。

 裏側にもある程度色を飛ばす塗り方をするので、こちらもスコッチとウォッシュコンパウンドを使って足付け処理しておきます。

 良く脱脂清掃し、台にセットします。

 裏側はこんな感じで、ボール紙の心棒に段ボール片を筋交いにしてガムテープで固定しています。固定位置が中心なのでガムテープの粘着力が落ちても落下する事はありません。

裏側はプラスチック素地なので、プラスチックプライマーを塗布しておきます。

 ベースコートを塗り、クリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

 色はポルシェ純正色の「TITAN」(カラーコード:A7(D7Z)で、クリアーは高品位なタイプの「クリスタルクリアー」の仕様となります。

裏側もフチまでしっかりと塗っているので、装着時に隙間から元の黒が見えると言う事も無いと思います。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

ルーフアンテナ(TOYOTA 4T7) 塗装 完成

 先日本塗りを終えていたビートソニック社のドルフィンアンテナTYPE9です。外した部品を組み付けて完成となります。お待たせしました!

色はトヨタ純正色の「ディープゴールドパールクリスタルシャイン」(カラーコード:4T7)で、下色を含めた3コート塗装となっています。

最初の状態も紹介しますね。

元々は未塗装のABS樹脂だった物に、

 #800相当(アシレックスレモン)で足付け処理、プラスチックプライマーを塗って上塗りを行っています。

 こちらの前にお納めした同社ドルフィンアンテナタイプ3のオーナー様からは、「改めて拝見させて頂きましたが、非常に感動しました。塗装が美しくて見とれてしまいました。」とのお言葉も頂戴しました。

 私も塗装を仕事にする前までは、こういった艶のある塗装はまさか人の手で塗られた物とは思っていませんでした。てっきり何かの機械にセットして、無菌室のような場所でロボットが塗っていると思ったのです(まあ実際それに近い作業ではありますが。笑)。

 尚こちらは【お任せ仕上げコース】ですので磨き処理はしていません。画像も撮影したそのままで、塗りっ放し、撮りっ放しといった状態となります(画像はサイズを半分に縮小しています)。

 自然光下でも撮影してみました。

それでは後程完成のお知らせメールを差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

カーボンミラーカバー クリアー塗装 完成

 大変お待たせしました!カーボンドアミラーカバーのクリアー塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

元々クリアーの艶あり仕上げだったのですが、恐らく樹脂自体がクリアーゲル(ポリエステル樹脂)の為に耐候性が弱く、説明書にも「クリア塗装を推奨」と記載がある為、今回御依頼頂く事となりました。

こちらも塗装前の画像で、表面にはカーボン目の凸凹やちょっとした粗がありました。

 一度だけのクリアー塗装だと素地の粗が残ってしまう恐れがある為、今回はクリアーで下塗りを行う「二度塗り」で対応しました。

 通常はサフェーサーで下地を作る所を、その代わりにクリアーを使ったという方法です。特に特別な手法とかそう言う訳ではありませんが、肌を残したまま塗り重ねると「デロデロ」とした仕上りになるのでその点だけ注意が必要です。

 クリアーは高品位なタイプの「クリスタルクリアー」となります。

 カーボンの素地に時々白い点が見えますが、あれは裏の背景が透けて見えるだけですので問題ありません。ミラーに装着されれば見えなくなります。

 実物のクリアーはかなり質感が良く、塗装屋さんでは無くても明らかにその違いが判ると思います。

 自然光下でも撮影してみました。いつもの流し台のところです。

それでは後程完成のお知らせメールを差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!