先日お預かりしておりました日産ノートに取り付け予定のEGOISTのブレーキキャリパーです。
現状黒アルマイト処理された状態で、このまま塗装を行っても密着しませんから、サンドブラスト処理を行う前にマスキングの用意をします。
今回のキャリパーはブーツが無い仕様なので、ピストン径より少し大きめのサイズにしたマスキングシートを作成します。
ピストン径より5mm大きく覆うようなサイズでデータを作ります。
今回はマスキングテープ(和紙タイプ)の上にガムテープを重ねた仕様で、それだと一般的なカッティングプロッターではカットが出来ませんから、この場合はレーザー加工機を使います。
レーザーを使ったカットの場合、焼いたその部分が消失して若干サイズが変わってしまうといったデメリットがありますが、ある程度厚い物でも簡単に切ってくれるので使い分けるととても重宝します。
尚、今回こちらのキャリパーは本体をニスモレッドに、EGOISTの凹み文字部をシルバーで、全体を艶消し仕上げで承っています。塗り分けは一度では出来ないので、まずは一旦全体をニスモレッドでクリアーコートまで仕上げ、その後文字部のシルバー塗装、最後にもう一度クリアーコート(艶消し)といった工程を予定しています。
それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!