ヤマハショルダーキーボード塗装承ってます

先日到着しておりましたヤマハKX5ショルダーキーボードです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

本体そのままお預かりしておりますが、今回塗るのは鍵盤部分のみで、

こちらの白い鍵盤を「艶あり黒」への塗装で、またクリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様で承っています(黒い鍵盤は塗りません)。

キーボードの鍵盤塗装について御依頼を頂くのは今回が初めてですが、以前個人的な趣味で塗った時の物がありますのでそちらを紹介させて頂きます。

こちらはカバーパネルと黒い鍵盤を、見る角度で色相が変わるクロマフレア風の顔料を使って塗装しました。今回はこれと逆といった感じですね。

こちらのKORGのキーボードは鍵盤では無くボディを塗った物ですね。今回は白い鍵盤を黒に塗る訳ですが、例えばこの鍵盤をボディと同じ水色にする事も可能という訳です。

と言う訳で早速分解する事にしました(初めて行う物だと構造が判らないので実際に分解出来るのか不安ですので)。

見てない箇所に爪での固定だと破損するリスクがありますが(実際破損しないと分解出来ないような物もあります)、今回の製品はネジがメインなのでその点は気が楽です。

裏ブタを外すとキーボードの土台を固定するネジが出てきます。ただ配線のコネクターが表側に回っていたので、結局そちらのカバーパネルも外す事になりました。

と言う訳で鍵盤部をゴッソリ丸ごと外しました。

取り外す前にマジックで番号を書いておきます。順番通り元に戻らないと気持ち悪いですからね。

今まで分解したタイプとはちょっと違っていましたが、問題無く白い鍵盤を取り外せました。黒い鍵盤は何もしないのでそのままにしておきます。

取り外した鍵盤はそれぞれ金属製のプレートが着いていて、それも簡単に外れてしまうので予め番号を書いておきたいのですが、

グリースが付着しているので、

先に中性洗剤を入れた水に浸けて油分を取り除いておく事にしました。いつも使うアルカリ洗浄液やマジックリンでは無く一般的な食器用洗剤なので長く浸けておいても安心です。

その後数日間浸け置きし、ある程度のグリースを除去出来ました。

金属製のプレートを取り外し、元々着いていた鍵盤が判るよう番号を振っておきました。裏表も元通りに出来るようにしておきます。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!