先日下塗りを行っておいた日産ノートに取り付け予定のEGOISTブレーキキャリパーです。その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させておきました。
全体を軽くサンディングし、ナイロンブラシとウォッシュコンパウンド(液状研磨剤)を使って足付け処理を行います。
艶あり仕上げであればクリアーのボカシが出来るので部分的な塗装で済むのですが、今回は艶消しクリアー仕上げなので全部を塗り直す必要があり中々手間が掛かっています。
今回はEGOISTの凹んだロゴ部分をシルバーに塗り、全体に艶消しクリアーを塗るといった作業となります。
なので手間が掛かっても全体を足付け処理し直す必要があるんですよね。
粒子が細かく輝きの強いスタンドックスSPFシルバー(JLM-906)を塗布します。
取り残しが無いかよくチェックし、シリコンオフで脱脂も行います。
艶消しクリアーは艶ありと同様に2コート行い、塗った直後は艶がありますが、時間の経過と共に艶が引けていきます。
この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。
ちなみに凹み文字の形通りにマスキングシートを作成し、一回の本塗りで終わらせる!という方法も不可能では無いのですが、今回のように行った方がリスクは下がりますし仕上がりも良くなるのでこうしています。もし今後も同じ案件があるのであれば型(データ)を作ってしまった方が良いですが、多分その機会は無いかなと…。
ブレーキパッドを固定するプレートも塗っています。こちらも黒アルマイトが施されていたのでサンドブラストで素地調整を行い、