アルファロメオ シフトノブプレート 下塗り

先日お預かりしておりましたアルファロメオ147GTAシフトノブのプレートです。

今回は元と同じようなデザインで承っていますので、まずは既存のグレーメタリックの近似色を作成します(非調色作業)。

使ったのはこれらの原色です。

メタリックカラーの注意点としては、スプレー塗装をするとメタリック粒子が立って正面が明るく見える傾向にある為、一応似たような明度の色を色見本帳の中から選んでおきます。

既存の塗膜は密着していないので、まずはこれらを剥がします。素材がプラスチックなので強い溶剤は使えず、なのでIPA=イソプロピルアルコールを使って剥がします。

結局IPFでは綺麗に剥がせなかったので、表面を#600~#800の水研ぎで削り落とし、凹み文字部はピンセットで穿るようにして除去しました。

さらにウォッシュコンパウンドとナイロンブラシを使って凹み文字部の足付け処理を行います。

台にセットし、最終脱脂処理を行ったら、 プラスチックプライマーを塗って本塗り開始です。

まずはベースコートを塗布します。

今回ついでに塗った被塗物と色見本帳を見比べ、明度に大きな差が無い事を確認します。

微調整として少量のメタリックとホワイトパールを入れて明度を上げたら、

最後にクリアーを塗って下塗り完了です。

この後は60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、再度全体を足付け処理をして凹み文字の黒を塗り、その後ワイパーアームと一緒に半艶クリアーで本塗り予定です。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

BRABUSエキゾーストトリム塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたブラバス エキゾーストトリムの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

元々はこのような感じで樹脂素地(ポリウレタン樹脂)が剥き出しで表面がザラザラとした状態でしたが、

「研磨→プライマー塗布→サーフェサー塗布→完全硬化→研磨」といった下地処理を行い、

艶あり黒の塗装を施しました。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

今年のゴールデンウィーク辺りから御依頼が増え続け、夏休みも返上して作業を行っておりますが、全体的に予定よりも作業が遅れてしまっています。お待たせしている方々には申し訳御座いませんが、何卒御理解頂けますようお願い申し上げます。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!