インプレッサフロントウィンカー 本塗り

先日下準備を行っておいたスバルインプレッサ用フロントウィンカーランプです。

よく脱脂清掃したらプラスチックプライマーを塗って本塗り開始です。

最初はイエロー:オレンジ=5:1に配合したキャンディーカラーを重ねていきます。画像は色見本の為に一緒にお預かりしたレンズで、最終的にこれと同じような色味に調整します。「全然違うじゃん!」と思うかも知れませんが、いきなりこれに似せた色にしようとすると赤味(オレンジ)が強くなり過ぎて大変な事になるのです。透過性塗装の怖いところですね。

ある程度まではイエロー:オレンジ=5:1で塗り重ね、最後にオレンジ味を多くした配合で見本の色味に近づけます。

「出来るだけ色味を近く!」となると、事前に色板への塗装を行なう調色作業が必要となり、別途そちら費用も必要となってしまいますが、今回のように塗りながらの調整であれば【標準コース】以上で対応可能です。逆に【お任せコース】の場合はこういった調整作業をしないお陰でコストを落とせます。

ここまでがベースコートで、大体の場合でここで一旦昼休憩にします。

そして最後にトップコート(クリアー)を塗って本塗り完了です。お待たせしました!

 クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

メルセデスベンツGクラスフロントウィンカー 本塗り

先日下準備を行っておいたメルセデスベンツ純正のフロントウィンカーランプです。

よく脱脂清掃し、プラスチックプライマーを塗ったら本塗り開始です。

まずはイエロー:オレンジ=5:1にした透過性塗料を塗り重ねていきます。

この状態だとイエローにしか見えませんが、赤味は強いのでこの後塗り重ねていくと徐々にオレンジ色になっていきます。

ある程度のオレンジ色になったら、

画像を参考にオレンジキャンディーの配合率を高くして塗り重ね、ご指定の色味になるよう調整します。

そして最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

フチの部分はカバーが着いて見えなくなりますが、そのままだとガタガタになってしまうので、2コート目のクリアーが塗り終わったらフチのマスキングテープを剥がしておきます。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

トヨタマークXテールランプ 本塗り

先日下準備を行っておいたトヨタマークX130前期純正テールランプ一式です。

よく脱脂清掃してエアーブローを行ったら全体にプラスチックプライマーを塗って本塗り開始です。

参考画像を見ながらベースコート(スモーク)を塗り重ね、ご指定頂いた濃さに合わせます。

スモーク塗装は濃度が薄くても濃くてもコート数自体は余り変わらず、大体4~5コート程を塗り重ねて濃さを表現しています。スプレー塗装はエアーで塗料を粒子化させて被塗面に塗着させている訳ですが、これを完全に均一な厚さの膜にするのは物理的に不可能な為、せめて回数を別ける事によって極力平均化しようといった感じです。

ここまでがベースコート(スモーク塗装)で、

最後にトップコート=クリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

クリアーは2コートとなります。

高品位なタイプのクリスタルクリアーとなります。

小物の塗装は出来るだけ塗り肌をフラットにしたいので、クリアーのレベリングを良くしつつ垂れないような角度になるよう被塗物の置き方(向き)を調整しています。こちらの場合はガムテープの芯を下に貼り付け、ただそうなると全体のバランスが悪くなるので、長めの芯棒を固定してひっくり返らないようにしています。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

ホンダNBOXテールランプ 本塗り

先日下準備を行っておいたホンダNBOXの純正テールランプです。

そのまま台に置くと側面がオーバーハングになって非常に塗り難く(肌が出来難く)なるので、ガムテープの芯を取り付けて塗り易い角度になるようにしています。

よく脱脂清掃してエアーブローを行って埃を飛ばし、プラスチックプライマーを塗ったら本塗り開始です。

ご指定の濃度は「極薄目と薄目の中間」で、以前施工した時の画像を参考に濃度を調整します。

通常の塗色=隠蔽する色であれば余り気にならないのですが、透過性塗装(スモーク塗装)はゴミが着くと琥珀みたいに塗膜の中に封じ込まれてしまうので、今回のようにある程度の数を纏めて塗るレンズ系塗装の場合は、前日までにブース内全体を洗浄して壁と床と塗装台の埃を洗い流しています。

濃度が決まったら最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

 クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

ちなみに真冬はクリアーを塗る前にお湯を床に撒いてブース内の湿度を上げ、静電気を抑えてゴミの付着を出来るだけ少なくしています。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

 

ボルボ240コーナーレンズ 本塗り

先日下準備を行っておいたボルボ240の社外品コーナーレンズです。

よく脱脂清掃をしたらプラスチックプライマーを塗って本塗り開始です。

ご指定は透過性の橙=オレンジキャンディーですが、それを単体で使うと赤味が強く後から調整が出来ないので、最初はイエロー:オレンジ=5:1にした物を塗り重ねていきます。【お任せコース】の場合はこちらの色味の調整は出来ませんが、【標準コース】以上であれば対応可能です。

イエロー+オレンジキャンディーである程度まで行ったら、

オレンジ:イエローを1:1にした物を混ぜ、ご指定の色味に合わせます。

この場合もオレンジ単体で使うと赤味が強く出過ぎるので少しずつ混ぜながらコートを重ねていきます。

色味が決まったら最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

左右のレンズで色味が違って見えるのは裏側に貼った養生の種類=反射フィルムか透明フィルムかによってです。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成後に改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!