ロボット「Robi」&「Q-Bo」追加パーツ塗装承ってます

 先日ご依頼を頂いてお納めしたディアゴスティーニ社製のロボット「Robi」と「Q-bo」の外装パーツ一式ですが、今回は「最初のロビをロビ2仕様に改修するための部品」と、「組み立て時に壊してしまった補修用部品」の一式の塗装をご依頼頂きました。この度も当店をご贔屓頂き誠に有難う御座います!

上の部品はマフラーの個所で、前回と同様の水色=SUZUKI「MISTY BLUE」(カラーコード:ZF5 )の艶消し仕上げで承っています。

参考までに以前紹介したRobiが写っている画像を紹介させて頂きますね。水色に塗るのはこの首の部分となります。またこちらのページから以前頂いた組み付け後の画像とコメントもご覧いただけますので宜しければご参照くださいませ。

 こちらは黒系のパーツとなります。

 そして白系のパーツです。色はGENERAL MOTORS社の「WHITE DIAMOND」(カラーコード:800J )で、以前使用した配合データ通りで色を作製しますが、一応事前に作った色を確認しておくようにします。

また上の画像の右下にあるパーツですが、こちらは一部に不良があった為新しい部品に、

 また反対側もセットでご依頼を頂きました。こちらに変更となり、白系パーツは全部で19点の塗装となります。

 ちなみに今回の部品は元々塗装が施されている物があり、

 それらはオーナー様自ら研磨してある程度削られています。

ただ元々塗ってある塗膜がどういった物なのかが不明なので、

一緒にお預りしているテスト用の部品を使い、チヂレ等の問題が起きないかを確認してからの作業にします。

尚、一度にすべての作業は難しいので、今回は「白→水色→黒」の順番で行う予定です。

それでは作業進行しましたらまた紹介をさせて頂きますね。この度も当店をご贔屓頂き誠に有難う御座います!

ロボット「Robi」&「Q-Bo」黒系パーツ塗装 完成

 大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたディアゴスティーニ社製のロボット「Robi」と「Q-bo」の外装パーツ一式の内、黒系パーツ32点の塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

元々黒いパーツだったのですが、バリを削った跡などが残っていた為、同じ様に黒の塗装でご依頼を頂きました。

 ベースコートはSTANDOXの原色黒(MIX571)で、クリアーは2液ウレタンの艶消しクリアーをコートしています。

 「どうせ傷付いてしまうのでは?」と思うかも知れませんが、事前に耐久性のテストなども行って頂いてのご依頼ですので問題はありません。

 尚、先に赤系のパーツ白系のパーツも完成していて、それらは既に納めております。

 しっかりウェットで2コート塗り込んでいますので、ツルンとした艶消しに仕上がっているかと思います。

 ただし細かい箇所が埋まってしまうのを避ける為、クリアーの希釈は通常20%のところを30%にしています。大きい面積でこれをするとムラになり易いのですが、小物であれば殆ど気にならないかと思います。

逆にムラの目立つ車のボンネットに艶消しクリアーを塗る場合、シンナーを入れないで軟化剤を入れて塗る事もあります(とデモマンから進言を頂きました)。塗装した表面の乾燥を送らせてミスト(塗りムラ)を馴染ませて防止する方法ですが、延々乾かないのでゴミが付きやすいと言うデメリットもあります(なので私はしません)。

 ピニオンギア取り付け部には塗料が付かないようマスキングしています(黒なので判り難いですが・・・)。

それでは後程完成のお知らせメールを差し上げますね。この度も当店をご利用頂きまして誠に有難う御座いました!

ロボット「Robi」&「Q-Bo」黒系パーツ 本塗り

先日下準備を行っていたディアゴスティーニ社製のロボット「Robi」の外装パーツ一式の内の「黒系パーツ」です。

 黒系パーツは全部で22個となります。

 ギアーが入る穴はマスキングをしておきます。

 全体を良くエアーブローしたらプラスチックプライマーを塗布します。

続けてベースコート(黒)を塗ります。

塗装屋さんなら判ると思うのですが、ABS樹脂は溶剤に弱い物もあって、ベースコートをウェットに塗り込むと素材の表面が溶剤に侵され、ペーパー傷が広がって目立つようになったり、成型時の模様(ムラ)が生じたりします。この場合はベースコートだけでは綺麗に仕上りませんので、クリアーの塗装が必要となります。自動車部品のABSだと結構大丈夫なのですが、パソコン部品のABSパーツは弱いように見受けられます。

尚、淡い色のメタリック(シルバー)だとクリアーを塗ってもそれが残ってしまう(見えてしまう)事がありますが、ソリッドカラーであればこれくらいなら大丈夫です。メタリックの場合もドライコートで塗れば抑えられたりするので、磨き前提で(ドライコートだと艶引けするので)控えめに塗って対応したりします。

そして艶消しクリアーを塗って本塗り完了です。

 いつもの艶あり仕上げよりは控えめにしますが、同じように2コートで塗り重ねます(1コートだけで終らせるとダマやムラが出ます)。

 その後一時間くらい経つとしっかりと艶が消えてくれています。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

ロボット「Robi」&「Q-Bo」黒系パーツ 下準備

 先日よりお預りしておりましたディアゴスティーニ社製のロボット「Robi」の外装パーツ一式の内の「黒系パーツ」となります。尚、先に完成した茶色系白系のパーツは既に完成してオーナー様の元に届いております。

まずは今までと同じく、全体の確認&足付け処理を行います。

 その後は脱脂作業ですが、こちらも前回と同様、シリコンオフを入れた容器にドブ漬けする方法で行います。

 最初は再利用しているシリコンオフ(缶の方)に入れ、その後綺麗なシリコンオフで洗い流し、ウェスで拭き取り→エアーブロー→さらにウェスで拭き取りを行います。

 その後はマスキング作業です。ネジ穴には組み付ける時に使う物と同じM2のネジを差し込み、塗料が入らないようにします。

 固定にはこういったワニクリップを使っていて、手前が古いタイプで、上がその後新しくなったHQパーツさんの物です。

新しい方が掴む力が強いので、

 一個だけの固定の場合はそちらを使うようにしています。また一応落下防止と汚れ防止にクリップ周りをマスキングテープで覆っておきます。

 こちらの頭部のパーツ(恐らくはカメラが入る部品)は、同じような物が二個ありますが、こちらはネジ穴のサイズが違っていた(大きい)ので、これに合うネジを入れておきます。

 途中でネジが足りない!と言う事態になりましたが、予備として在庫していた物があったのでそちらも使います。

 その後クリップに持ち手(使い終わったロールマスカーの心棒)を固定します。

 またそれぞれの部品には塗り方(塗装範囲)をご指定されていますので、それが判るよう色の違うシールを貼って視覚的に認識できるようにしておきます。

それでは作業進行しましたらまた紹介をさせて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

ロボット「Robi」&「Q-Bo」白系パーツ塗装 完成

 大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたディアゴスティーニ社製のロボット「Robi」と「Q-bo」の外装パーツ一式の内、白系パーツ27点の塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

 元々同じような色なので判り難いのですが、こちらは未塗装の状態です。

画像だと判らないのですが、バリなどを削った際のペーパー傷などもありました。

 そして再び完成画像です。

 概要としては「見た目は純正色のままでクオリティを上げる」といった内容となっておりますので、今回塗装した色も、事前にお貸出しした色見本帳から元の白に近い色を選んで頂いてのご依頼となっております。

 今回使用した白はGENERAL MOTORS社の「WHITE DIAMOND」(カラーコード:800J )となります。

 今回は二台目のご依頼となりますが、配合データから色を作製している為、時間が経っても全く同じ色で再現が可能です(ただし塗料が廃盤になったら全く同じ色では無く「近似色」となります)。

 モーターのピニオンギアが入る部分はマスキングをしてあります。

 球体になる部品が「Q-Bo」となります。

 色の比較の為、自然光下でも撮影しました。

 カメラの設定は変更していませんが(露出とシャッタースピードは変わっています)、蛍光灯下で撮影した画像とは大分色が違って見えるかと思います。

 赤茶系のパーツは既に先日完成していますので、次は黒系のパーツ32点となります。今回が27点でしたから、さらに険しい道に・・・。

それでは後程完成のお知らせメールを差し上げますね。どうぞ引き続き宜しくお願いいたします!