ペース配分が判らなく・・・

factory_56先日からの続きで天井フィルターの取り付けをしています。天井フィルターは通常のフィルターに比べるとちょっと特殊で、フィルター自体に粘着物質が浸透されているのでここで微細なホコリもキャッチ出来るのです。ただしその分目詰まりも早いですから、これの前にもう少し目の粗い一次フィルターの設置も不可欠です。このフィルターは凄く高いですのでそうそう簡単に交換と言う訳にはいかないですので(ブースを入れてから交換した事が無いと言う事もあるくらいです)。

これをスチール製のネットに乗せたら天井に設置していきます。上を向いての作業なので大変なんですよね(なので友人の腰がやられました・・・)。

factory_57工場の天井高は上の板までが3メートル、梁までは2.7メートルなのでそれを目一杯活かした構造にしています。これが既成の塗装ブースが入れられ無い理由で、逆を言えばだからこそ坪単価が安い理由でもあるのです。「工場」としての使い方となると天井高は3.5メートル以上が必要ですからそうなると一気に賃料が高くなってしまうんですよ。大田区で40坪の面積を借りようとするととても小物塗装ではやっていけませんので・・・。

factory_58片側の取り付けが完了した状態です。フィルターの取り付け方については実は当初考えていた方法とは違って、元大工でもある友人からのアドヴァイスで根本的に見直しました。その友人は昨日ギックリ腰で戦線を離脱しましたが、お陰で一人でも設置出来るような構造となりました。いやはや本当に助かりました(しかし申し訳なく・・・)。

既に反対側も終えたのですが、いつもの塗装作業とは全く内容が違うので作業のペース配分が判らず、毎日一日が終わると体がボロボロになっています。一階での作業を終えて二階に上がるともう立っていられないのでそのまま倒れて意識が無くなってしまうんですよね(いや単に寝ているだけですが。笑)。その後30分くらいして起き上がるのですがまだやる事はあるので取り合えずカップラーメンを食べて腹を満たし(ほぼ毎日この繰り返しです)、2階部分の整理や書類業務などを済ませてようやく一日が終わりです。

しかしこれで塗装ブースはいよいよ完成が見えて来ました。後は一次フィルターをセットして排気と給気のバランスを確認し、壁に汚れ防止のビニールを貼って粘着スプレーを塗れば最低限の塗装環境は整います。と言うかそろそろ完成してくれないともう資金が底をついてしまいますからね・・・(怖)。