電動ポリッシャー固定台 完成 

enshin9 先日ベースとなる骨格部分を作成していた電動ポリッシャー用の固定台です。

enshin6本体の固定には元々グリップが付いていた穴を利用してボルトで固定しましたが、このままだとポリッシャーがクルクルと回ってしまうので、

enshin10 Cチャンネルを配置し、足長Uボルトでポリッシャーを固定出来るようにしました。

尚Cチャンネルは90cmで買った物をカットして使っていて、これは以前自宅に設置した自転車用の天吊りスライドレールにも使った素材です。安い割にデザインが良いので気に入ってます。

enshin11 ポリッシャー台は下の塗装台に固定するのでバフに何かが引っかかっても飛んで行かないようにボルトで固定してあります。

ただ以前ディーラー在勤中、社内外注の塗装屋さんがこの台に乗せたバンパーを台ごとふっ飛ばした光景を見た事がありますが…(勿論塗り直しです)。

enshin12 そう言えば肝心のポリッシャーが動くのかどうかをテストするのを忘れていた(!)のですが、電源を入れてみたら問題無く動いてくれました。最後に使ったのは多分5年以上前で、また活躍出来る日が来るなんて思いもしませんでした。

enshin13 折角なので取り敢えず何かを試してみたくて、ただ周りを見渡してもテストに使っても良いような塗装済み品なんてある訳が無く・・・。仕方ないので画像の板金用のドリーを磨いてみる事にしました。

ちなみにドリーとはハンマリングする際に鉄板等の裏側に当てて使う鉄の塊です。見た目的には平面部を使うように見えますが、実際は角など「点」として当てて使う事が多いです(私の場合はですが)。

enshin14コンパウンドを使って軽く磨いただけですが、固定がしっかりしているので非常に楽に且つ安心に磨き作業が出来ました。まさに簡易版グラインダーバフといった感じです。

polisherバフはエアーポリッシャーと兼用なので新たに買い揃える必要もありません。

enshin15そしてなんといってもこれの良いところは持ち運びが楽な事で、使う時は排気が出来る換気扇の傍で、使わない時は普通のポリッシャー同様その辺に仕舞っておけます。うちの工場は床面積が少ないのでもう置く場所がありませんが、こんな感じで天吊りネットに吊るしておけば場所を取りません。。

と、今回は塗装後の磨きとしての用途としてですが、既に遠心脱泡(遠心注型)用にも使えるよう作業は進行していますので、そちらも出来上がり次第紹介したいと思います。

後は肝心のシリコン型が…。

色の見え方

sworks (1 - 1)-4こちらは少し前に塗装作業を終えたS-WORKSのカーボンフレーム&フォークで、撮影した画像と実物とでは明らかに色の見え方が違って、日記で紹介する時には少々苦労したのですが、その後オーナー様からは

「メール等で何度もおっしゃっていたとおり実物の方が断然綺麗でした。」

「塗装を依頼した時にお送りした2016ツール最終日にサガン選手が乗ったVENGE VIASの画像に限りなく近いグリーンだと思います。」

とのお言葉も頂戴し、ようやく安心出来ました。

sworks35こちらは違うカメラで撮影した画像ですが、先ほどの画像と同じ色って、ちょっと信じられないですよね。ただ普通に撮影するとどの画像もこんな風に青くなってしまうのです。キャンディーカラー特有の彩度や色の深みなどが全然表現出来ないんですよね。

sworks (1 - 1)-14 と言う訳でその際には仕事では珍しく(と言うか初めてだと思います)、RAW画像の加工編集などもしていて、またそれを見るディスプレイによっての違いなども検証していました。どれも同じ画像ですが、見る環境でもこれだけ違うのか…と、ここでさらにショックを受ける事に…(苦)。

sworks37と言う事ですが、その後オーナー様からは、フレームと一緒に塗った パイオニアのペダリングモニターカバーの画像も送って頂きまして、

「 シマノのデュラエースがブラックになりキャンディグリーンがとても映えます。何の違和感もなく見た感じ純正品のようです。(もちろん品質、輝き具合は全然違います)。カバーも一緒に塗装頂けてとても良かったです。」

とのお言葉も頂戴しました。わざわざ有難う御座います!

自分が見ている色を他人も同じ色として見ているというのは判らない事ですが、何かしら基準があれば擦り合わせる事は可能だと思いますので、今後はそういうのを上手く表現出来ればと思っています。色見本ももっと充実化していきたいですね。

流木の灰汁抜き

aqua (1 - 1)-21 先週熱湯を注いでおいた灰汁抜き中のマングローブの流木です。良い感じに色が抜けてくれていました。

aqua (1 - 1)-22一応pHも確認してみたところ問題無さそうです。まあ木ですからね。

aqua (1 - 1)-23後は熱湯では無く普通の水で2~3週間くらい漬け込み、気が向いたらウィローモスでも巻いてみようかと思います。ただ今回の水槽にはヒーターを使わないので、果たして10℃以下の水温でウィローモスが生きられるのかどうか…。

inco (1 - 1)-2ちなみにうちのセキセイインコは元々オーストラリアの原産らしく、暑さには比較的強いのですが寒さには弱いので冬は小屋にヒーターを取り付けています。小屋からの出入りはほぼ自由で、もはや飼い主よりも良い環境に居らっしゃるような気がゴボォッ!(吐血な感じで。笑)。

電動ポリッシャー改

enshin車の塗装には必要不可欠な電動ポリッシャーですが、小物の塗装屋になってからはめっきり使う機会が無く、長い間棚の奥で眠っていました。

lotus84 ちなみに現在小物の塗装で使っているポリッシャーはこういったエアーツールのタイプで、先ほどの電動ポリッシャーとの大きな違いは何といってもその軽さ! 小物の磨きでは重たい電動ポリッシャーは使えないのです。

komiki参考までにポリッシャーを使った磨き作業はこんな感じで行っていて、車体を磨く場合は多少重量がある電動ポリッシャーの方が安定してやり易いのが特徴です。

今回はこの使わなくなった電動ポリッシャーに再び日の目を見て頂こう!と言う算段です。

enshin1 実は以前作成した真空脱泡機とは別に、今度は「遠心脱泡」(遠心注型)と言う事がやりたくて、通常はこういった回転砥石(刃物研磨機)を使うらしいのですが、わざわざこれを買わなくても今回の電動ポリッシャーで代用出来るのでは?と思ったのです。

enshin2 また刃物用の回転研磨機の場合は回転の調整の為に別途スピードコントローラーを用意する必要がありますが(もしくはそんな物は必要無いかも知れませんが)、電動ポリッシャーには元々スピード調整機能が付いているので便利です。

enshin3 また今回のポリッシャーは逆回転機能も付いていて、まあこれは無ければ無いで大丈夫ですが、あればあるで多分便利だと思います。

enshin4 グリップはネジ式で外れるようになっていて、右利きの人と左利きの人どちらでも使い易いようになています。今回はここのネジ穴を使って、ポリッシャーを台に固定してしまおう!と言う作戦です。

enshin5 固定に使うのは廃材として取っておいたアングルと、棒全体がネジになった全ネジです。ワイヤーネットなどを天井から吊るす時に使った物ですね。

全ネジは1メートルで100円くらいと非常に安価なので、色々な種類を在庫していざと言う時にいつでも使えるようにしています(中には頂いた物もあって有り難い限りです)。

enshin8基本ベースはこんな感じで、本当は木材を使えばもっと簡単だったのですが、仕事で使う物にモクの見た目はちょっと…と言う事で今回は金属材料で作ってみました。全ネジを使った固定は寸法が適当でも良いので作業はとても簡単です。

enshin6ポリッシャーの固定には汎用アングルの真ん中辺りに11ミリの穴を開けてボルトを通しています。こちらはピッチが合う全ネジが無かったので適当なボルトを使いました。

enshin7実は以前からポリッシャーを固定した状態で使いたくて、今回のは遠心脱泡とは別にこんな感じで普通に仕事でも使える形にしたかったのです。いくら重量が軽いエアーポリッシャーでも片手での作業は結構大変で、よくテレビなどで見かけるステンレス磨き職人さんみたいに、磨く物をしっかり両手で持って作業したかったんですよね。

これなら使いたい時だけ出してこれば場所も取らないですし、台の向きを変えて上にバケツのようなカバーを取り付けられるようにすればそのまま遠心脱泡機に変身!と言う訳です。

ちなみにまだこの状態だとポリッシャーの固定は出来ていないので、明日ホームセンターで足りないアングルと、後は飛散防止の巨大なバケツなども見てこようと思います。