自転車用カーボンホイール サフェ研ぎ2回目

先日二回目のサーフェサーを塗っておいた自転車用HED製20インチ(406)のカーボンホイールです。

その後50℃120分程の熱を掛けてサーフェサーを硬化させておきました。

今回は下地をある程度整えた上でサフェを塗っていて、且つバツ切り部分にはPP=ポリプロピレン製のマスキングテープ(ラインテープ)を使っているので断面がシャープに仕上がっているのが判るかと思います。

ガイドコートとして全体にベースコートの黒を塗布し、#320→#400の空研ぎダブルアクションサンダーで研磨します。

ある程度ガイドコートが取れるまで研磨したら、

フチを同じく#320→#400で研磨してラインを整えます。

スポークが通る穴も形を整えつつ足付け処理を行います。

リムも一緒に#500で研磨して傷を除去して光らせました。

通常であればこの後#800~#1300までペーパー目を均しますが、今回は2度塗りとするので#500でOKとします。

アルミリムとの塗り分け部分は一見綺麗に仕上がっているように見えますが、

場所によって高さが違っていて、また隙間が開いている箇所もあるので実際に塗りあがると多少なり隙間や溝は残ってしまうかと思います。特に色が白だと目立つ傾向にはありますかね。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

アルファロメオアウターハンドル 下準備

先日お預かりしておりましたアルファロメオジュリエッタ用アウターハンドル一式です。

社外品との事で塗装の仕上がりがイマイチなのもそうですが、小さい方のパーツと組み合わせた際にサイズ(幅)もかなり違っていたので、

オーナー様に送って頂いた純正のアウターハンドルの画像を参考にしながら素地を研磨してラインを整えます。

さらにそれぞれのパーツを両面テープでくっ付け、固定したこの状態で研磨してラインが繋がるようにします。

#120と固い当て板を使ってガシガシと削り、それぞれの面とエッジを整えていきます。

反対側も同じように行い、

それぞれのパーツを取り換えて再びライン出しを行って4個のパーツのラインが揃うようにしています。

ラインが決まったら#180→#240でペーパー目を均し、フチや裏側などを#320で足付け処理を行います。

この後は良くクリーニングし、サーフェサーを塗装します。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

Brembo Caliper Chromaflair

こちらは依頼品では無く当店に在庫していた三菱ランサーエボリューション用ブレンボのリヤキャリパーで、サンプルとしてマジョーラアンドロメダ該当のクロマフレアカラーで塗装を施しました。

最初の状態を撮影していなかったので、代わりに別の同型品の画像を紹介します。

元々はこの様な赤く塗装されていた物を、

いつもオーバーホールを担当して貰っているブレーキ屋さんにサンドブラストを貰いました。

いつもの様に全体にプライマーを塗った後にベースコートの黒を塗り、

マジョーラのアンドロメダに採用されている米国JDSU社のクロマフレア顔料=ChromaFlairを、スタンドックスの樹脂(MIX599)に含有させた塗料を使って塗装を施しました。

DUPONT(現CROMAX)にはクロマリュージョンカラーなる塗料もあるので通常であればそれを使うのですが、私的にどうしてもSTANDOXの塗装システムとして使いたいと言う事で正規ルートで顔料を輸入している方にお願いして特注で作って貰っています(クロマフレア顔料はかなり厳密に管理されているので通常は入手が不可=当店でも顔料単体では譲って貰えないのでベースコート樹脂へ添加した状態で卸して貰っています)。詳しくは以下の記事で紹介していますので宜しければご参照くださいませ。

特種塗料と言うかクロマフレア顔料

クロマフレア風顔料

STANDOX+クロマフレア

>STANDOX+クロマフレア色見本 完成

ロゴは白にする予定だったのですが、サンプルとして欲しかったのでシルバーを採用しました。

 そして最後にクリアーを塗って本塗り完了です。

動画も撮ったのでそちらも紹介します(当サーバーでは負荷が多き過ぎるのでXに投稿した記事を紹介します)。

各完成時の画像はいつもの通サイズの縮小以外は未加工となります。

クロマフレアカラーは1リッターで10万円を超えるので、塗装料金とは別に材料費が必要となります。ご了承くださいませ。

塗膜構成自体はいつものスタンドックスと同様になりますので、経年で層間剥離を起こして塗膜がペリペリと剥がれたりしませんのでご安心ください。

当店でマジョーラをそのまま使わないのはこれが理由で、日本ペイント社の塗料であるアンドロメダをスタンドックスの塗装システムでそのまま使うと下色(黒)やクリアーとの間で剥離を起こす可能性がある為、塗装システム全体を日本ペイント社の物(アドミラでしょうか)にしなければなりません。ショーケースに飾っておくだけなら他社の塗料と混合しても大丈夫だと思いますが、実用する物=特にブレーキキャリパーのような過酷な環境下で使う物では確立した塗装システム内で行うのが基本となります(昔アルバイトに行っていた工場ではデュポンのベースコートにロックのクリアーを塗っていましたが、密着性が悪いのでフロント周りは飛び石による傷が激しく、数年でクリアーだけがペリペリと剥がれるといった事が起きていました)。

 

完成時の動画も撮影したので紹介します。

アンドロメダ以外にもアンドロメダⅡ、マゼラン、トラぺジウム等のクロマフレア顔料を用意していて、マイクでは実際のサンプルを作成していますのでそちらをご参照頂ければと思います。

マイク塗装専用サイト

ランドクルーザーサイドマーカー塗装承ってます

先日到着しておりましたトヨタランドクルーザー用社外品のクリアーレンズサイドマーカーです。こちらのオーナー様は以前同車のテールランプ一式のスモーク塗装をご依頼頂いた方で、この度も当店をご贔屓頂き有難うございます!

御依頼はスモーク塗装べた塗りで、また水漏れ防止の為のシーリングも承っています。

フチの黒ゴムが接着剤で着いているので、

まずはこちらを外します。一応再利用出来そうですが、オーナー様の方で純正のパッキンを御持ちとの事なのでそちらを使われるのが良いかと思います。

シーリングの方法としては、残った接着剤を除去=削り落とし、土台の白い部分とクリアーレンズ部の隙間にシーラーを充填しておくようにします。

シーラーはシリコン系と変性シリコンそれぞれあって、前者は塗装が密着しないので塗装後に、後者は塗布後に塗装が出来るので今回は後者の変成シリコンを使います。

使い分けの方法については以前の施工事例を使って説明しますね。

こちらのダッジラムのウィンカーレンズはフチが黒い樹脂(プラスチック)で、この隙間に色付きのシーラーを塗ると汚い仕上がりになるので、塗装後に透明なタイプのシリコン(シリコーン)シーラーを塗っています。変性シリコン(変性シリコーン)で透明な物が無い為ですね。

元々はクリアーレンズだった物に透過性の橙=オレンジキャンディーを塗装し、完全硬化後に透明なシリコンシーラーを塗布しています。この上には塗料が乗らない(密着しない)為、再塗装の際には剥がす必要があります。こちらの記事で紹介しています。

こちらのハイラックスサーフのテールランプの場合は、 塗装前にフチに黒い変性シリコンを充填しています。隙間が極狭かったのと、スモークだったので黒いシーラーを塗っても目立たないからOK、といった感じです。再塗装の際でもシーラーを剥がす必要が無いし見た目が綺麗なので私的には(多くの塗装屋さんは)こちらの方が好きだったりします。こちらの記事で作業内容を紹介していますので宜しければご参照くださいませ。

スモークの濃度につきましては、以前施工させて頂いてテールランプ(USテールでは無い方)を参考にと一緒に送って頂きました。

こちらの濃さを参考にして濃度を調整するようにしたいと思います。クリアーもこの時と同様、高品位なタイプのクリスタルクリアーへの変更で承っています。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

自転車用カーボンホイール サフェ2回目

先日一回目のサーフェサーを研いでおいた自転車用HED製20インチ(406)のカーボンホイールです。

再び塗装用のジグ(フレーム)に取り付けて、裏表を一緒に塗れるようにしました。

よく脱脂清掃し、エアーブローで埃を飛ばします。

一回目のサフェで埋まらなかった巣穴は柔軟性のあるポリパテで埋めています。

二回目のサフェでは一回目のサフェを覆うような感じで、塗り分けのラインを0.3mmくらい拡大しています。また輪郭がシャープになるよう通常の和紙タイプでは無くPP=ポリプロピレン製のラインテープを使用しています。

サフェはウェットで4コート程塗りました。

一回目のサフェでは軟化剤30%仕様でしたが、二回目では20%仕様としておきました。30%仕様だとゴムのような柔らかさで、これを研いでもライン出しが出来ないような感じだったのでもう少し切削性を上げたかった為ですね。

今回もコート毎に30分くらいのフラッシュオフタイム=コート間の乾燥時間を設けています。

一回目のサフェに比べ、しっかり巣穴が埋まっているのが判るかと思います。

スポークが通る穴にあったカーボンクロスの毛羽も整えておいたので、穴のフチが綺麗に仕上がっているのが判るかと思います。

ぶつ切りマスキングは最後のサフェが塗り終わったら直ぐに剥がして断面が極力滑らかになるようにしています。

この後はサフェと一緒にアルミリムも研磨して素地を整えます。

尚、場所によって塗装面(カーボン面)がアルミリムより高かったり低かったりしていて、一度の本塗りだと上手く行かないような(綺麗に仕上がらないような)気がしたので、今回は2回に分けて行おうかと思っています。一度目はベースコート(白)とトップコート(クリアー)、2回目はクリアーのみといった感じですね。最後にクリアーコートのみを、これまでと同じように少し広げて塗れば断面が滑らかに仕上がるかと思った次第です。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!