BMWMINI フロント&リヤエンブレム 下準備

mini173 こちらもお待たせしました!BMW MINIの純正フロントエンブレム&リヤエンブレムもサフェーサーの塗布まで完了しておりますのでご安心下さいませ。

ちなみに手前と右にある羽の形をした部品は素地が装飾クロムメッキとなっていますのでそのまま普通に塗装をしても密着性が劣りますからそれ専用の下地処理を行ってからサフェーサーを塗布しています。

先日別件でトヨタブレビス用のTRD製メッキグリルでお問い合わせを頂いた方は、やはり以前密着剤等で塗った塗装が剥がれてしまったとの事で当店に塗装をご依頼頂いたのですが、届いた部品はメッキの下で色々問題が起きていたので残念ながら対応は出来ませんでした。もう廃盤の部品との事なのでまた同じ物を見つけるのは大変だと思いますが、良品が見つかったらまたどうぞご相談下さいませ。

mini174こちらはメッキパーツでは無く、奥がリヤエンブレム中央部のパーツでリヤゲートオープナーも兼ねた部品です。元々「MINI」のロゴがありましたが全部削って平滑にし、ウォッシュプライマーを塗ってサフェーサーを塗っています。

手前の部品は今回新たに作成したフロントバッジの中央部で、元々平らだったABS樹脂をベースのエンブレムの形に合わせて熱で変形&カットして作っています。曲面になっていて全体が多少ウネっているのが判ると思います。こちらはプラスチック用のプライマーを塗ってからサフェーサーを塗っていて、それぞれ最後に塗っているサフェーサーは同じですがその下に行っている下地処理やプライマーは全然別だったりします。素材によって使う材料ややり方が違うので色々覚えなければなりませんが、それがまた面白いところでもあるんですよね。

それではこちらも作業進行しましたらまた紹介させて頂きます。明日の休日はそれぞれの色を自宅で作っておきます(大元の原色一式は自宅で保管していますので)。

もう少々お待ち下さいませ!

スイフトフォグカバー 下準備

swift33 スイフトの自家加工済みフォグカバーも早速作業着手しておりますのでご安心下さい。別件のBMW MINIのエンブレムパーツでサフェーサーを入れるタイミングに合わせてこちらも作業しています。

こちらは先ほど紹介したように部品の一部をオーナー様自ら加工してあって、当初はそこもやり直さなければならないと思っていたのですが、一応こちらでテストをしてみても大丈夫だったのでそのままの状態で作業する事になりました。基本的に人の仕事は信用しないようにしていますが(嫌な感じですがそうでないと結局色々な所に迷惑が掛かりますので)、それも踏まえて想定以上のストレスを掛けていますが問題ありませんでしたので最後まで大丈夫な筈です。

画像のボトルはいつも使っているウォッシュコンパウンドで、これを#320程度のペーパー(画像にある青い布状のシート)と併用して足付け処理しています。ポリプロピレンのような塗装の密着性が悪い樹脂にはこれが有効で、要は被塗面を親水性にしたいんですよね。

swift34 プラスチックプライマーを塗布し、2液性のウレタンサフェーサーを塗布します。プラスチックプライマーは薄くが基本で、サフェーサーは厚めに6コートくらい塗っています。スタンドックスのシステムフィラーはフラッシュオフタイム(コート間の乾燥時間)をしっかり取れば厚塗りしても大丈夫で、メーカーや製品によってこれが絶対駄目だって物もあったりします。今はあるか判りませんがD社のLEとか(苦)。

swift35 ちなみにピッタリ付いていたと思われる箇所も部品が白くなるとこんな感じで隙間が目立ちます。今回ご依頼頂いているのは艶消し黒なのでこのままでも目立たなくなりますがそういう事はしませんのでご安心下さい。本来サフェーサーの前に行っておくと良いのですが、今回は理由があって先にプライマー&サフェーサーを塗布しています。オーナー様には理由が分かりますよね(すいませんがここは伏せさせて下さい)。

swift36同じく他の部分もこんな感じに隙間が出来ていますが強度的に問題ありませんので気にしないで大丈夫です。嫌がらせと思うくらい無理矢理グイグイやったり熱を入れたりしていますが全く外れる気配はありませんでした。実際外そうと思ったくらいでやっていますがそれで外れなかったので大丈夫だと言うことです。

隙間は変成シリコンシーラーか(シリコンとは違って塗装の下地に使えるシーラーです)、或いはパテで埋めてサフェーサーと一緒に研いで均しておきます。

それでは作業進行しましたらまた紹介させていただきますね。もう少々お待ち下さいませ!