週に一回程度、以前紹介した画像を集めて一連の作業の流れが判るようにまとめて紹介しています。画像自体は既にサーバーにある物を使いまわしているので負荷はありませんし「spengle」で検索するとズラーと出てくるので画像を探すのもとても簡単なのです。タイトルが英語表記なのは海外の人にも判るようにと、一応他の記事とは違うと判るようにですので余り気にしないで大丈夫です。
今回は2年くらい前にお納めしたSPENGLEの自転車用カーボンホイールで、オーナー様から頂いた最初のメールから一部を抜粋して紹介させて頂きますね。
「添付した写真のポルシェバイクにつけているホイールなのですが、ホイールメーカー(オーストリア)がすでに消滅してしまっていて、けっこうなプレミアム品です。私も、やっと最近、ドイツのオークションで中古を見つけて取り寄せました。手に入れたホイールですが、塗装がかなり傷んでいるので、塗り直したいのです。」
との事でした。
作業上大変だったのはハブ?やリムが取り外せない事で、マスキングで作業しつつマスキングで塗ったとは思えないような仕上がりを目指しています。
これを作業した時はまだ知人の川崎の自動車板金塗装工場に間借りしていた頃ですね。プチレストア中だったテスタロッサは大分作業も進んだそうです。
色は黒で、クリアーは3分艶で承りました。上の画像で艶があるのは塗りたての状態だからです。
そして完成です。リムも結構スジ傷がありましたが下地作業の時にそこもペーパーを掛けて均してあるので綺麗になっていると思います。
その後オーナー様から頂いたコメントもありますので紹介させて頂きますね。
「高畑様、完成の連絡ありがとうございます。完成画像、拝見しました。すばらしい出来上がり、実際に手に取るのが、とても楽しみです。
また、いろいろと本当に手間をかけて仕上げていただき、感謝しています。おそらく、世界中さがしても、ここまで仕上げていただけるところは無いと思います。本当に依頼して良かったと思います。」
いやいや、ちゃんとやってくれる塗装屋さんは結構沢山いらっしゃいますよ。そもそも私も普通の自動車塗装屋でしたから、もし今自転車の塗装を検討されている方はお近くの自動車塗装店に相談されると宜しいかと思います。最近の自動車塗装屋さんはちゃんと一般顧客向けにフロントも併設されていますのでうちなんかよりも余程サービスが良いと思いますので(苦笑)。
次回はパリ・ダカール仕様のBMW GS80フェーエルタンクを紹介したいと思います。