セドリックグリルメッシュ補修塗装承ってます

 先日到着しておりましたY34セドリックの純正フロントグリルメッシュです。この度もご贔屓頂き誠に有難う御座います!

 現状は綺麗に見えるのですが、素地の金属(鉄)に足付け処理等がされていない為に塗膜が密着しておらず、全体的にヒビ割れて塗装が剥がれてくるような状態です。

施工方法としては、一旦既存の塗膜を全部剥がし、サンドブラスト処理にて足付け処理を行い、プライマー&サフェーサーと、純正の状態と同じような肉厚感を得るために二度塗りを行う予定です。

 色については裏側の塗膜を参考に調色作業も承っています。

パッと見は単なるグレーメタリックに見えるのですが、こちらはグレーを塗った上に薄くパール を塗った変則的な3コート塗装(純正はクリアーを塗っていないように見受けられるので実際は変則2コート塗装)で、普通こういった塗装は無いので少々厄介です。

以前ポルシェの自転車の部分補修塗装を行った時にも同じような塗装をしていますので、参考までにそちらも紹介をさせて頂きますね。

この時はグレーの下地にメタリックとクリアーが塗られていた塗装で、まず下の色を調色して作成し、その上にシルバーメタリックを塗って、さらにクリアーをコートしています。

ちなみに 元々はこのような状態で、

ただし塗装するには傷のついた個所だけでは済まないのでボカシの範囲を含め広い範囲の下地処理&マスキングを行い、

最終的にこのように直しました。

ちなみに傷が一ミリでも5万円以上掛かる場合があるのは、単に1ミリの部品を塗るのではなく、調色作業やボカシ、マスキング、下地処理などの手間が掛かるからで、さらにロゴなどが近くにあったりすればその部分のマスキングや再塗装、また塗色がこの時のように特殊な色の場合はさらに金額が上がります。補修塗装は技術でも傷の面積でも無く、全ては工数=作業時間で金額が決まるのです。

それでは作業進行しましたらまた紹介をさせて頂きますね。改めましてこの度の御依頼誠に有難う御座います!

TOYOTA86 Brembo Calipers

トヨタ86用ブレンボキャリパー一式です。

現状は既に何かしらの塗装が施されていますが、bremboロゴのサイズが規定より大分大きかったり、

アルミ素地からの腐食が全体的に発生しています。何も処理しないまま塗装されてしまったのかも知れません。

 ブレーキの洗浄・下地処理(サンドブラスト処理)については、以前知人の工場に間借りしていた時にお世話になっていたブレーキ屋さんにお願いしています。以下の記事が判り易いかと思いますので宜しければご参照下さいませ。

ブレーキキャリパーの下地処理

 平面部分にはダブルアクションサンダー#120→#180を使って研磨し、角などは#240で手掛け研磨します。

 その後全体を脱脂洗浄して残った個所をマスキングし、ブースにセットします。

 まずは全体にプライマーを塗布します。

 車体に固定する個所にクリアーを塗ると固着してしまう為、ここはベースコートの黒を薄膜で塗ってマスキングをしておきます。

 色は「オレンジパール」で承っていますので、オレンジ・イエロー・レッドの原色にイエローパール・着色オレンジメタリックを加えて作製しました。右が最初に作った色で、左が本塗り時に急遽作り直した色です。

 ベースコートを塗り終わりました。

 キャリパーにあったサイズのマスキングシートを作製し、

 位置を合わせて、

 キャリパー全体ンいマスキングをして黒メタリック(VW:LC9Z)を塗布します。

 再び塗装ブースに戻し、

 クリアーを塗って本塗り完了です。

 この後一晩おき、60℃40分程の熱を掛けて塗膜を完全硬化させます。

さらに数日寝かしたら完成となります。

 また今回はキャリパーと同色で色見本キーホルダーの制作も承りました。塗装の御依頼を頂いた方のみ限定でのお受付となります。

また今回は裏面にロゴ入れ(デカール)もご依頼頂きました。配合データ付きですので当店が無くなっても同じ色で再現が可能です(STANDOXの塗料に限りますが・・・)。

色見本ミニカーの塗装については以下ページ社外記で紹介していますので宜しければご参照下さいませ。

http://pro-fit.ne.jp/wordpress2013/wordpress/2017/07/04/%E8%89%B2%E8%A6%8B%E6%9C%AC%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%83%9B%E3%83%AB%E3%83%80%E3%83%BC-%E6%9C%AC%E5%A1%97%E3%82%8A/

またその後、別のお客様から今回と同じオレンジをご指定頂いての御依頼もありました。↓

ブレンボキャリパー塗装 完成

またこちらのお客様からは後日装着後の画像とコメントも頂けました。装着されたのはBMW MINIだった模様です。

カリーナテールランプ塗装承ってます

 先日到着しておりましたトヨタカリーナの純正テールランプです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

状態としてはそれなりの年式の物なので劣化していて、右のテールランプに比べて左のテールランプの赤いレンズ部分が薄くなっています。

またオレンジレンズ部も艶が無い状態です。

作業内容としては、それぞれのレンズを透過性の赤と橙の塗装で色味を合わせ、また最後に全体に極薄いスモークを塗ります。

作業内容のイメージとしては以前施工したバンデンプラのテールランプのような感じで、また艶が無くなったレンズは以前施工したいすゞ117クーペのテールランプと同様に艶々になりますのでご安心下さいませ。

それでは作業進行しましたらまた紹介をさせて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

ウィンカーベースプレート塗装承ってます

 先日到着しておりましたウィンカー(フェンダーサイドマーカー)の土台部分となる、プラスチック製のプレート左右2枚となります。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

 樹脂素材は不明で、裏に「AHA」の記載があったので調べてみたらどうやらこちらは部品番号のようですね。触った感じではポリプロピレンかポリアミドのどちらかかと思います(ポリエチレン程のヌメリ感はありません)。

 車体に装着されると見える部分は側面のみなのでこちらをメインにしますが、塗装範囲は表面全体と、裏側はフチの回り込んだところまでしっかり塗るようにしておきます。

また素地の状態は良く無いので、「研磨→プライマー塗布→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった下地処理も行う予定です。色は「艶あり黒」、クリアーは高品位なタイプの「クリスタルクリアー」への変更で承っております。

それでは作業進行しましたらまた紹介をさせて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

メッキパーツ下準備

現在お預かりしているメッキパーツ×3案件で、画面左側にあるのがCH-Rのフロントグリルメッキモール、奥にあるのがBMW MINIのフロントグリルメッキモール、手前にある6点がフォレスターのメッキパーツです。

CH-RとMINIのメッキパーツは「艶ありの黒」で、フォレスターのメッキパーツは「艶消し黒」で承っています。メッキ素地用の下地処理~サフェーサーまでは平行して作業を行う予定です。

尚これらの作業はまだ開始しておりませんでして、その前に業者様からご依頼頂いている店舗用機器一式(レジスターなど)、夏頃からお預かりしている事故保険修理の自転車カーボンフレーム、また年明け早々にPV撮影を控えているマイクの塗装などを先に進行させる予定です。ですのでちょっと紹介出来る記事は少なくなるかも知れませんが、作業自体はどれも進行させていきますのでどうぞもう少々お待ち頂ければと思います。

引き続きどうぞ宜しくお願い致します。