ワイヤレスマイク 下準備中

先週からお預かりしておりますワイヤレスマイク4点で、こちらは納期が非常に短い案件なのでかなりタイトなスケジュールで作業を進めています。本塗り途中にデカール入れの作業もある為、固定方法でも色々工夫が必要となっています(内部には針金も入れて脱落防止にしています)。

お待たせしておりますテールランプ関係は今週より作業着手する予定ですのでどうぞご安心下さいませ。本日新たにもう1セット届きましたので、そちらも一緒に行い、年内のレンズ関係の塗装はこれにて締め切りになるかと思います。

またRX-7のブレーキキャリパー一式はブレーキ屋さんでのサンドブラスト作業が終わり、先日戻って来ておりますのでこちらも作業進行しております。近々ご案内出来ると思いますのでどうぞもう少々お待ちくださいませ!

お受付状況について

現在ご依頼を頂いている案件数が多くなっておりまして、新規にお問い合わせを頂く案件についての作業は来年以降になる恐れが御座います。ご迷惑をお掛けして誠に申し訳御座いません。

尚、現在もお受付出来そうもない案件としては、納期が長く高額になりそうな大型案件と、自転車フレーム関連の塗装となります。自転車フレームは現在お預かりしております案件が来年の3月までの予定となっておりますので、新規にお受付・作業出来る時期はそれ以降となります。お待たせして申し訳御座いませんが何卒御理解の程、宜しくお願い申し上げます。

その他の小案件についてはお受付自体は通常通り可能です。こちらの納期の目安としては一か月半くらいを目安にお願い致します。

色々と不都合をお掛けして申し訳御座いませんが、今後とも変わらぬご愛顧のほど、何卒よろしくお願いいたします。

Ferrari 430 Remoto Key

 フェラーリ430の純正リモートキーです。塗膜と素地との密着が悪く、ストレスが掛かっていた箇所は塗装が剥がれてしまっています。

 また黒い部分にはラバー塗装が施されていて、ここにも多数の傷と、加水分解の為か表面がべた付いています。

 まずは全体を分解します。

 既存の塗膜を削り落とし、

 良く脱脂清掃したらプラスチックプライマーを塗布します。

 続けてサフェーサーを塗布し、この後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を完全硬化させます。

その後サフェーサーを砥いでラインを整え、

 台にセットし、

 ベースコート→クリアーを塗装します。

 黒い部分もパネルと同様、フェラーリ純正色のロッソコルサ(カラーコード:300)でご指定頂きました。

 その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を完全硬化させ、さらに数日寝かした後に組み付けを行い完成となります。

 クリアーは高品位なタイプの「クリスタルクリアー」を使用していて、こちらは通常使用するクリアー(同STANDOX社のイージークリアー)に比べ、高美観・耐UV効果・耐擦り傷性・耐薬品性などに優れたクリアーです。別途オプションで変更が可能です。

 今回の塗装は下地からやり直している為、新品時のような塗装の剥がれ方はもうしません。

フェラーリのリモコンキーは。新品を買うとなると数十万円&数か月待ちとの事ですので、傷が酷い場合には再塗装もご検討頂ければと思います。