キーボードカバー 本塗り

keyboard6 こちらは少し早いのですが、先ほど紹介したBMWのパニアケースが白系だったので一緒に本塗りを行いました。パソコンのキーボードのカバーパネルですね。サフェーサーは全体を水研ぎしてラインを整えてあります。

keyboard7 今回は「ピアノのように」との事で、採用した色はほぼ白の原色だけで構成されたVW社のキャンディーホワイトです。ただ白い分隠ぺい力がありませんから、今回一緒に塗っているBMWのALPIN WHITⅢを下色として素地の黒が出ている箇所を隠蔽し、その後全体にキャンディーホワイト(と言う色名)を塗っています。

keyboard8実際はもっと白いのですが、これ以上明るい画像だと白飛びしてしまって見るに耐えないのでこれくらいが限界になっています。とても白い白ですのでご安心下さいませ。

keyboard9キーボードの基盤はこれの内側に収まるような感じで、フチとその内側も少し見えますからそこまで色とクリアーがしっかり入るように塗っています。わざわざ言う程難しい事ではありませんが(笑)、オーナー様的に気にしてらしたので一応念のためです。ご安心下さいませ。

それではこちらも完成次第改めて紹介させて頂きますね。もう少々お待ち下さいませ!

キーボードカバーパネル サフェーサー塗布

keyboard3 こちらもお待たせしました!キーボードのカバーパネルも作業着手しておりますのでご安心下さいませ。

まずはザラザラとした梨地の除去で、これは#120→#180→#240のダブルアクションサンダーで削ります。エッジなどは#240の手掛けでラインを崩さないように削ります。さすがにエッジ部をエアーツールだと削り過ぎてしまいますからね。

keyboard4 四角く凹んだ部分は最後にゴムを両面テープで貼りますが、剥がした時に一緒に塗装が剥がれたりしたらマズイのでそこもちゃんと足付け処理をしておきます。穴の側面や上面(画像だと下面)の断面も然りです。

keyboard5画像だと見えませんが上面となる裏側の断面もしっかりサフェーサーを塗ってあります。こちらは全部で5コートですかね。

この後熱を掛けてサフェーサーが完全硬化したら再度全体を研ぎ出し、最終的に#800~#1200の番手に均して本塗り可能となります。既に塗装済みで「足付け処理だけして単に塗るだけ」であれば塗装費だけで済むのですが、今回のように下地処理作業が必要な場合はそれだけ費用も上がってしまいます。何卒御理解下さいませ。

それではこちらも作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。もう少々お待ち下さいませ!

キーボードカバーパネル塗装承ってます

keyboard 先日到着しておりましたキーボードです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

ご依頼内容としてはキーボード下側のトレイ部分を「ピアノのような艶々の白」で、キーボードのボタン部分は塗装は行いません。装着した状態を確認する為に一緒に送って頂きました。

keyboard1 トレイの素地はザラザラとした梨地で、そのまま色を塗っても艶々にはなりませんので一旦「研磨→プラスチックプライマー塗布→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった下地処理を行なって平滑にしてからの本塗りとなります。

keyboard2こちらが先ほどのトレイにキーボードを組み込んだ状態で、フチの内側が少し見えるのでそこまでは色が入るように塗装するようにします。

ちなみにこちらのキーボードはボタンがそれぞれ独立したスイッチになったメカニカルタイプの物で、メーカーは違いますが私もこのタイプを愛用しています。近年よくあるメンブレン方式に比べると非常に軽いタッチで、一度このタイプを使うともう元には戻れないですよね。ただ余り激しく打ち過ぎるとボタンが飛んでいってしまうという難点が(笑)。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

マウス&キーボードカバー塗装 完成

mouse_1 大変お待たせしました!マウスカバーとキーボードの枠は艶消しシルバーで完成となります。マットなシルバーは上品で良い感じです。

mouse_3マウスのカバーは届いた時はかなり凄い状態でしたが、ラバーコートは全て剥がし下地からやり直したので綺麗な状態に戻せたと思います。それでも新品が買えるのでは、と思うような費用は掛かっていますから「お揃いの色」と言うところに拘ったのでしょうね。

mouse_2 今度は使っていて塗膜が擦り切れるという事は無いと思いますから、キーボードが壊れても新たに買った製品をまた分解して換装すれば長く使い続けられると思います。組み付けも是非がんばって下さい。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

マウス&キーボードカバー 本塗り

mouse3 こちらもお待たせしました!先日下塗りを行っていたキーボードの枠とマウスカバーは無事艶消しシルバーで塗りあがっておりますので御安心下さいませ。

画像は色を確認しているところで、今回はスタンドックスの原色色見本帳を参考にしてMIX812の原色を選ぶ事にしました。

mouse4 ちなみにこちらは色の参考にとお預かりしたキーボードで、手のひらが当たる箇所の塗装は擦れて消えてしまっています。結局ベースコートのみの塗装だとこうなってしまう訳ですよね。今回はクリアーを塗るので、手の摩擦程度で塗膜が擦り切れるという事はありませんから御安心下さい。

mouse5 先日塗っておいた下塗りは表面を軽く研磨してあります。

mouse6「塗装するのは表だけだから」と油断していると、意外とフチに色が入っていなかったりするのでこんな感じで宙に浮かしたような状態にするのは小物塗装の基本的なセッティングです。ちょっと見た目はアレですが、塗る時は左手で板を持ってグルグル回しながら右手でスプレーします。なので裏返しにしても落ちないように固定しています。

mouse7 シルバーを塗ったら艶消しクリアーを塗って本塗り完了です。画像だとちょっと輝き過ぎていますが実際にはシットリと落ち着いたシルバーになっていますので御安心下さい。艶も綺麗に消えて良い感じに仕上がっていると思います。

mouse8キーボードも同様に完成です。元の黒いプラスチックから考えると全然違いますよね。部品の形自体が角ばった形状なのでとても機械的と言うか格好良いです。恐らくは今回の塗装費用でキーボードが何個か買えるくらいですから相当お気に入りの一台なんでしょうね。

前回同じようにマウスの塗装例を紹介しましたが、他にも似たような物があったのでちょっと紹介させて頂きます。

wii1コントローラーのゴールドカラーが限定色なのかどうかは判りませんが、このヌンチャク(と言うコントローラーらしいです)をお揃いのゴールドに!という事で御依頼を頂きました。もう二年前なんですね。

wii そして出来上がったのがこれです。笑っちゃいますよね。ボタンも同じようにアイボリー色に塗ってあります。

遊びにしてはお金が掛かり過ぎている感がありますが、これとは別にSEGAか何かのコントローラーを塗った時はそのオーナー様曰く「殿堂入り」という事でショーケースに飾っていたりするそうです。世の中変わった方も居るんだと思いましたが、それに対応する塗装屋が居るというのもちょっと変わっているのかも知れませんね(笑)。

それでは完成次第改めて紹介させて頂きます。もう少々お待ち下さいませ!