バイクスクリーン&ミラー塗装承ってます

 少し前にお預りしておりましたバイク用のスクリーンパネルと左右ミラー一式です。こちらのオーナー様は以前ブレーキホース一部の塗装をご依頼頂いた方でして、この度も当店をご贔屓頂きまして誠に有難う御座います!

 スクリーンは既に若干にスモークが入っていますが、こちらを「標準より少し濃い目」のスモーク塗装で、またクリアーは高品位なタイプの「クリスタルクリアー」への変更で承っております。

 そしてミラーです。今回はミラー本体とウィンカー部のスモーク塗装も承っておりまして、ただ分解の際に破損する可能性がある(!)と言う事で、一旦オーナー様にご返却し、

 本体からレンズを外した状態にして頂きました。お手数を頂きましてありがとうございました!

 ウィンカーレンズはスクリーンと同じように「標準より少し濃い目」のスモーク塗装で、こちらもクリスタルクリアーへの変更で承っております。

 そしてミラーです。現状本体は艶消しの黒で、土台部分は艶ありに塗装されています。

今回こちらを「ガンメタの艶消しに」と言う事で、色見本帳からクライスラーの「Dark Grey Met」(カラーコード:XS9)で、クリアーは艶消しクリアー仕様で承っております。

それでは作業進行次第改めて紹介をさせていただきますね。改めましてこの度も当店をご贔屓頂きまして誠に有難う御座います!

DUCATI Windscreen

 DUCATI DIAVEL用のアクリル製スクリーンパネルです。他の塗装屋さんやフィルム貼りのお店にどこの店でも難しいと断られ、当店にお問合せを頂きました。

尚、バイクに通常使うのは一つですが、この時は同じ物を二個、それぞれ違う濃度のスモーク塗装でご依頼を頂きました。

 通常のマスキングでは裏にマスキングテープもしくは養生紙を貼りますが、それでは塗装中にスモークの濃度やムラが確認が出来ない為、裏側には反射フィルムを貼り付けます。

 それだけでは心許無いので、さらにその上に通常の養生紙を重ね貼りします。

 表面を#800→#1300の空研ぎで足付け処理を行います。現状白く濁っていますが、塗装すると消えるので大丈夫です(ただし#800の目は残る事があるので注意が必要です)。

 よく脱脂処理を行い、プラスチックプライマーを塗ります。

 ベースコートでスモークの濃度が決まったらクリアーを塗って本塗り完了です。

 濃い方が「標準濃度」で、薄い方が「薄目」の濃さとなります。

 その後60℃40分程の熱を掛けて強制乾燥硬化させ、数日寝かした後に完成となります。

 クリアーは高品位なタイプの「クリスタルクリアー」の仕様となります。

製品到着後にはオーナー様から「ものすごく綺麗な仕上がりで、大変満足です。さすがプロの加工だと改めて感動しました。」とのお言葉も頂戴しました。

さらにその後、テールランプやウィンカーのスモーク塗装、カーボンカウルのクリアー塗装などもご依頼頂きまして、当店の塗装を気に入って頂けたようで有り難い限りです。

KTM RC390スクリーン スモーク塗装 完成

ktm6 こちらもお待たせしました!KTM RC390の純正スクリーン、スモーク塗装で完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

ktmスクリーン自体がカウルパネルを兼ねた構造らしく、形もそうですがサイズも結構大きいです。

ktm7 濃度は「極薄めと薄目の中間」くらいの濃度で、クリアーは高品位なタイプの「クリスタルクリアー」の仕様となっています。

参考までに、塗装直後の画像も紹介しますね。

ktm4マスキングテープが貼ってあるとどうしてもムラっぽく見えてしまい、本当に綺麗に塗れているのかがよく判り難かったと思いますが、見ての通りに仕上がっていますのでご安心下さいませ。

ktm8ちなみに塗装してあるのは表面です。裏側の塗装も何度か施工した事はあるのですが、色々懸念事項があって現在は表面のみのお受付となっております。

ktm9 透過性の塗装(キャンディー塗装)の場合、局所的に塗り過ぎてそこだけ濃くしてしまうと、それは最後まで残ってしまい、結果「ムラムラ」の仕上がりになってしまいます。それを判らなくする為にさらにスモークを濃く!と言う力技になる訳ですが、当店の場合は大抵は濃度のご指定を承っていますのでそう言う訳にもいかず、その分時間を掛けて丁寧に仕上げています。

要はシルバーの塗装と同じで、ドライコートに塗るとムラが出来てしまうので全てのコートでウェットコートが求められる訳ですが、それで5~6コートも塗るとなるとコート間で十分なフラッシュオフタイム(乾燥時間)が必要となり、結果一日掛かりの塗装となる訳です。シルバーなら上から重ねれば何とかなりますが、スモーク塗装ではそうもいきませんしね。

ktm10それでは後程完成のお知らせメール差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

KAWASAKI NINJA H2スクリーン スモーク塗装 完成

ninja19 こちらもお待たせしました!ニンジャH2の純正スクリーンパネルのスモーク塗装、本日完成となります。

ninja21 濃度は「標準濃度」で、画像だとグラデーションしているように見えますがこれは中に入った光で明るく見えているだけなので実際に装着すると均一な濃さになります。

ninja13 こちらが最初の状態です。当然ですが完全なクリアーでした。

ninja20普通のテールランプと違って裏側に反射板がありませんから、付け方によっては黒味が強く出るかも知れません。

ninja22ただ透過性はちゃんとありますので、単に真っ黒に塗ってしまったりするよりも安全性はあると思います。路面が死角になるのは怖いですからね。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げます。この度も当店をご利用頂き有り難うございました!

 

KAWASAKI NINJA H2スクリーン スモーク塗装 本塗り

ninja14 こちらもお待たせしました!カワサキニンジャH2の純正スクリーンパネルもスモーク塗装で本塗り完了しております。

上の画像はパネル裏側のマスキングで、やはり塗っていて濃度が判るように紙やテープでは無く透明なビニールを使って養生しています。

ninja15表面が白く濁っているのはペーパーで足付け処理をして細かい傷が全体に付いているからで、こうする事で塗膜と素材との投錨効果が得られ塗装が密着してくれます。さらに素材がプラスチックの場合はこれに専用のプライマーを塗ってから塗装を行います。

ninja16 ご指定頂いているのは「標準濃度」で、スモーク塗装は通常通りのベースコートとして塗り、濃度が丁度良くなったら続けてクリアーを塗ります。

ninja17 これがもし裏面全体を紙かテープで覆ってしまっていると、現時点のスモーク濃度が目視出来ないので、後でマスキングを剥がしてみたら「真っ黒だ・・・」という事に成りかねません。

ちなみに【お任せ仕上げコース】と【標準仕上げコース】の違いはこういうような事で、「単にスモークになっていれば良い」と言う事であれば濃度調整の必要が無いのでマスキングの手間を省けますが、濃度を調整するなどになるとやはり色々手間は掛かるのです。

ninja18バイクのスクリーンパネルとなると社外品のラインナップも結構あると思うのですが、車体が新しいのでまだ販売されていないみたいですね。ググってみたらうちのページばかり出て来ました(恐)。

それではこちらも完成次第改めて紹介させて頂きます。もう少々お待ち下さいませ!