Kawasaki Z H2スクリーンパネル塗装承ってます

先日到着しておりましたカワサキのバイクZ H2用純正スクリーンパネルです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

ご依頼内容はスモーク塗装と、一部すりガラス状になった箇所をボディ同色の「メタリックディアブロブラック」(カラーコード:17K)、

また先端に同じ様にすりガラス状で表現された「Kawasaki」のロゴを同じような感じで「白」で承っています。スクリーンパネルの塗装としては珍しくフルコースな感じですね。

すりガラス状になっているのは裏側もで、ただし塗装するのは表面なのでこちらはそのままとなります(色を塗れば見えなくなるので全く問題無いかと思います)。

現時点で考えている工程としては、


・表面を研磨してザラザラした箇所を平滑にする
・表側にスモーク塗装を行う。
・一旦完全硬化させスモーク塗装として完成
・再び表側に下地処理を行い、
・透けて見える裏側のザラザラに合わせて表側をマスキングをし、
・表面からブラックメタリックを塗装
・「Kawasaki」のロゴ入れ(デカール貼り付け)
・表面全体にクリアーを塗装


といった感じです。

ザラザラとした箇所は予め形をトレースし、データ化してマスキングシートを作成しようと思います(うっかりしていましたが恐らくこれが一番面倒かも知れません・・・)。

スモーク濃度については、この時のNISMOメーターパネル一番左の濃さで承っております。この中で一番薄いスモークですね。

フロントの「Kawasaki」のロゴも塗装前に研磨して消してしまうので、予めサイズを測って位置も判るようにしておきます。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

ホンダGL1800ウィンドスクリーン塗装承ってます

先日到着しておりましたホンダGL用のウィンドスクリーンです。ナショナルサイクル(NATIONAL CYCLE) VSTREAMなる製品との事です。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

ご依頼内容はこちらを「極薄めと薄目の中間」のスモークベタ塗りで、クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーへの変更で承りました。またオーナー様からは『GLはまるでオープンカーと同じくスクリーン越しにライディングするので「少し入っているな」程度』とも伺っておりますので、ご希望に沿えるよう調整したいと思います。

その他参考となる画像もご指定頂いておりますのでそちらも紹介させて頂きます。

こちらは以前施工しましたホンダCR-Zの純正テールランプで、その他の画像はこちらの記事からご覧いただけます。

ちなみに今回のオーナー様は、以前当ウェブサイトにあった「相談掲示板」で何度かご質問頂いた方との事で、以前乗られていたCBではパナロックを使った自家塗装もされていたとの事です。ガチの方じゃないですか・・・(笑)。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

バイクスクリーン&ミラー塗装 完成

 大変お待たせしました!先日レンズ類の本塗りと、サイドミラー本体の塗装を終えていたバイク用のスクリーンパネルとバックミラー&ミラーレンズ、本日完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

元々スクリーンは薄くスモークが入っていた物を、

 レンズ類は「標準濃度より少し濃い目」の濃度で、

「クリスタルクリアー」の仕様となります。

 下に敷いている布のせいでスモークが黒過ぎて見えたので、改めて白い紙を敷いて撮影しました。

ウィンカーレンズもミラー本体に軽く乗せ、実際の装着時と同じような濃さに見えるようにしています。

 ミラー本体は元々艶消し黒だった物を、事前に色見本帳から選んで頂いたクライスラー社の「Dark Grey Met」(カラーコード:XS9)の艶消しクリアー仕上げで塗装しました。

最初の状態も紹介しますね。

根っこの部分だけが艶ありの状態でした。

 レンズとミラーで隙間が空いているのはちゃんと奥まで入れてないからで、実際に組み付けるとピッタリ嵌りますのでご安心下さいませ。

 土台を着けるとこんな感じになります。

それでは後程完成のお知らせメールを差し上げますね。この度も当店をご贔屓頂きまして誠に有難う御座いました!

バイクスクリーン&ミラーウィンカー本塗り

 先日下準備を行っていましたバイク用スクリーンパネルとミラーウィンカーです。

 スクリーンの方は既にスモークが掛かっているので、まずはこちらのミラーウィンカーレンズをその濃さに合わせます。

 スモークのベースコートを塗り重ねてスクリーンと同程度の濃さにし、さらにスモークを塗り重ねていきます。

 ご指定頂いているのは「標準濃度より少し濃い目」となります。

スクリーンの濃さが決まり、ミラーウィンカーもそれに合わせます。

 そしてクリアーを塗って本塗り完了です。尚、ミラー本体の作業はまだこれからで、ただレンズはそちらとは一緒に塗れないので別々に行っています。

 オーナー様は既にご自身でスモークの黒染め(恐らくはお湯に染料を入れて煮る方法)を試されたとの事で、ただそちらが余り上手くは行かなかったとの事で今回のご依頼に至ります。私も同じような製品をユザワヤで見かけて危うく手に取るところだったのですが、知り合いの塗装屋さんから「かなり難しい」と言われていたので試した事はありません。オフィシャルサイトを見る限りでは簡単そうに見えたのですが、やはり世の中そんなに甘くはないのですね・・・。

 比較的しっかりとスモークですが、透明感があるのも判ると思います。

それではミラー本体も作業進行しましたら紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

レンズ系透過性塗装 下準備

 次回の透過性塗装のターンで本塗り予定のレンズ系パーツ一式です。順番的にはデリカD5のテールランプ&ガーニッシュ一式を入れる筈だったのですが、そちらは数が多い事、また内容も複雑(赤色を揃えないといけない)といた事から、次回のターンにさせて頂きました。何卒ご容赦頂ければと思います。

代わりにこちらはちょっと早いのですが、ヴァンガードのテールランプを入れさせて頂きました。

 と言う訳で、まずは清掃作業です。こちらは先日お預りしておりましたカワサキZX-14Rのウィンカーで、中に埃が入らないよう目止めを行います。

 泥汚れを水とブラシで洗い流します。ちなみに実際に作業して気が付いたのですが、こちらのZX-14Rのウィンカーは、レンズ下部にある水抜き穴が大きく、巻き上げられた泥がそこから中に入ってしまっている!と言う事で、この後結局中も水で洗い流しました。一般的なテールランプは内部が袋状になっていたりするので内部を洗ったりはしませんが、今回のウィンカーは構造が単純だったのが幸いでした。しかし目止めのマスキングは全く意味が無かったという(笑)。

 その他のパーツも綺麗にしておきます。

 コンプレッサー(&エアードライヤー)の上にある排気口からは廃熱の温風が出て来るので、その上に置いておくと中までしっかり乾燥してくれます(同じく、気温の低いこの時期は、本塗り前にクリアーを入れたスプレーガンをそこに置いておくと粘度が下がって塗り易くなります)。

こちらは先日ミラーと一緒にお預りしたバイク用のスクリーンパネルです。

上部についてたゴムモールは接着剤で固定されていたので、ドライヤーで温めて剥がします。

表側は塗装するのでペーパーで削り落とし、取り付けは接着剤では無く両面テープを使おうと思います。

 スクリーンパネルのような一枚物のレンズは、そのまま普通にマスキングをしてしまうと塗っている時にどれくらいの濃度が判らなくなってしまいますから、半分に反射フィルムを、もう半分は透明なフィルム(粘着糊の弱いカッティングシート用のアプリケーションシート)を貼り付けます。今回はミラーウィンカーとも濃さを合わせないといけないのでいつも以上に気を遣います。

 アルミフィルムの上に養生紙を重ね、フチまでマスキングを行います。

 こうする事で2パターンの濃さが判りますから、本塗りをしながら目指すスモーク濃度に近づけられる事が可能になります。いざ本塗りが始まってしまうとどうにもならないので、保険に保険を重ねていくような感じですかね(こういった事もありスクリーンパネルのスモーク塗装はテールランプ等に比べると高めの設定となっております)。

ミラーウィンカーの方は分解が可能でしたが、取り付ける土台部分は反射板では無く黒(今回の塗装では黒メタリック)になる為、先ほどのスクリーンのように反射フィルムを貼り付ける必要はなく、ただしLEDの基盤が反射板の役割を担っているところもあるので、これを着けた状態で塗装する事にしました。中に塗料ミストが入らないようマスキングをした上でLED基板を取り付け、さらにマスキングを行います。

 そしてこちらは先日お預りしておりましたカワサキZ1用の社外品ウィンカー&テールレンズです。

こちらもやはりテールとウィンカーで濃さを合わせたいので、ウィンカーの方は反射フィルムを二通りにして貼る事にしました。

 右側がレンズの裏側にピッタリ近づけて反射フィルムを貼った物で、左側はレンズから離した状態(実際の反射板に近い感じ)にした物です。同じレンズでもフィルムの位置(貼り方)でスモークの濃さが違って見える為、本塗りをしながらスモーク濃度の調整・確認がし易くなります。

こちらは先日お預りしておりましたNCロードスター用のフロントウィンカーとサイドマーカーです。

画像のサイドマーカーはフチにメッキの枠が着いているので、傷が付かないよう足付け処理の前にマスキングをしておきます(本塗りの前にはまた貼り直します)。

 ZX-14Rのウィンカーレンズも裏から反射フィルムを貼っておきます。こちらはオレンジ&スモークですね。

まずはこのような感じでマスキング作業が完了です。今回は数が少なく見えますが実際には7案件、22個と多めになっております。

一番最初にお預りしたV-MAXのテールランプからその後は結構間が空いていたのですが、ここ2週間くらいで一気にレンズ系のご依頼が入ったので、(V-MAXのテールランプの方以外は・・・)比較的早めに本塗りの順番が来ています。

それでは作業進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!